MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ダニエル・ロザコヴィチ(ヴァイオリン) ティエリー・フィッシャー指揮サンパウロ交響楽団 ヴィラ・ロボス サン=サーンス ブラームス

2024-06-29 20:08:34 | 音楽夜話(クラシック)
6・29


08:30- 20.30- YouTube_Osesp — Orquestra Sinfônica do Estado de São Paulo
Concerto Digital: Thierry Fischer (regente) e Daniel Lozakovich (violino)


ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番
1. Introdução (embolada)
2. Prelúdio (modinha)
3. Fuga (conversa)
20 min




サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 op.61
1. Allegro non tropo
2. Andantino quasi allegretto
3. Molto moderato e maestoso. Allegro non troppo
29 min


ソリスト・アンコール イザイ:無伴奏バイオリンソナタ作品27-3 バラード


ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
1. Allegro non tropo
2. Andante moderato
3. Allegro giocoso
4. Allegro energico e passionato
39 min


ダニエル・ロザコヴィチ(ヴァイオリン)
ティエリー・フィッシャー指揮サンパウロ交響楽団
2024年6月28日 サンパウロ、サラ・サンパウロから生中継
SALA SÃO PAULO
Faça o download das notas de programa: https://bit.ly/ssp12-24-livreto
LIVE https://www.youtube.com/watch?v=YfCG3PH5HmA


YOUTUBEのLIVE動画からの試聴。
ブラジル風バッハ第一番は、ヴィラ・ロボスが(バッハの)対位法などの
技法を使って作曲した弦楽のための作品だった。ベルリン・フィルが
12人のソリストを使って以前録音していたが、今回の録画も基本8人の
奏者のためのものだけれど、それ以上ステージには配置されていた。
曲想はバッハを思い浮かべられるのはフーガのところくらいで、あとは
自由な発想で書かれているようだった。以前から何度か聞いたことは
あったものの、覚えていないから、新鮮に聞こえた。


サン=サーンスのVn協奏曲。熱のある感じの曲で、サン=サーンスの
作曲の技の多様さを聴く。やはり実力のある方だったのだ。管弦楽と
ソリストとの曲のバランスがいいというか、聞かせどころをわきまえている
というか。聴いていて飽きないところがすごい。ソリストは21世紀生まれ、
ストラディヴァリ2本持ちの方、曲によって使い分けているという。
スポンサーも半端ない。美音を響かせた。


後半ブラジル~フランスからドイツものを聴かせる。


ゆったりと始まり、たたずまいというか雰囲気がいい。落ち着いたブラームス。
終楽章のフルートソロも良かった。バランスのよいオケだと思う。
2020年ころからネットの中継でコンサートがかかるとなぜか聞いていた。
コロナ流行りの頃からだからだいぶたつ。その中ではいい録音の演奏だと思う。
2008年から2011年まで名古屋フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者だったことも
あるため、それで何となく記憶にあったのかと思う。
終演後、歓声と指笛が飛ぶ。ブラジルだなぁと思う。



フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン) スタニスラフ・コチャノフスキー指揮西部ドイツ放送交響楽団 ヴォーン=ウイリアムズ レスピーギ ムソルグスキー

2024-06-29 20:01:06 | 音楽夜話(クラシック)
6・28
03:04-05:30 20.04-22.30 WDR


ヴォーン=ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲 十数分
レスピーギ:グレゴリオ聖歌風協奏曲 P.135  30分前後
ソリスト・アンコール シューベルト:「魔王」
バッハ:無伴奏バイオリン・パルティータ第一番ロ短調BWV1002 Ⅲ-a サラバンド
      
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
スタニスラフ・コチャノフスキー指揮西部ドイツ放送交響楽団
2204年6月28日 ケルン、フィルハーモニーから生中継6.29




作曲家は時折前時代的なところから発想を持ってきて創作するところがあり、
ヴォーン=ウイリアムズもエリザベス朝のファンタジーに似せられているとか。
優雅な感じはききとれるものの、エリザベス朝の何たるかを知らないので、
ある意味雰囲気だけで聴いているようなところがあるものの、
優雅でアンサンブルも良かったりする。
レスピーギも前時代的なところから素材を持ってきたりする。


この曲は「ヴァイオリンと管弦楽が合唱長と合唱団の役割を果たしている」WIKI。
そういう役割をイメージしてかかれたもののようだ。
歌うソロ・ヴァイオリンを盛り立てていくオーケストラ。なかなか聴かせる曲に
なっている。3楽章30分前後の作品。
1711年製のストラディヴァリウス"Lady Inchiquin"(wiki)。美音だった。
「天才少年出現」として評判になる10代から華々しい活動歴がある。(wiki)
シューベルトの「魔王」は中学の音楽の時間の鑑賞で聴いた。
Vn独奏編曲版は初めて聴いたけれど、超絶技巧満載の編曲でドキモをぬいた。
さすが、名のあるヴァイオリニストの演奏ではあるが、だれがどのような時に編曲
したのかわからないが、編曲者が誰だか調べてみよう。クレーメルもアルバムに残して
いるもののなんか聞いた感が違う。ツィメルマンオリジナル編曲ならレアな録音かも。
2曲目のバッハも趣のあるものだった。


イギリス~イタリアときて、最後はロシア。
この組曲は、一つ一つが独立していて、よく聞いてると
わりかしまとめるのが難しい感じになる。ただ鳴らせば
いいというものでないし、そっけなく進めると、なに
聴いたんだかわからない。バランスが大切に思う。
最後の方に行くと重くて腹に来るようなところもあるけれど、
慣れるとそれが癖になる。今日のは後者だった。
ムソルグスキーは昔から良く聴いていたひとり。



ダニエル・ロザコヴィチ(ヴァイオリン)山田和樹指揮RAI国立交響楽団ベルリオーズ・サン=サーンス・エルガー

2024-06-29 19:49:41 | 音楽夜話(クラシック)
6・27
03:30-05:05 20.30-22.05 RadioTre


ベルリオーズ:歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」 op.23~序曲
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 op.61
ソリスト・アンコール イザイ:無伴奏バイオリンソナタ作品27-3 バラード


エルガー:創作主題による変奏曲「謎」 op.36


ダニエル・ロザコヴィチ(ヴァイオリン)山田和樹指揮RAI国立交響楽団
2023年11月23日 トリノ、アルトゥーロ・トスカニーニ音楽堂


山田さんは多分、まとめの上手い指揮者なのかもしれない。
特に傷もなく仕上げていく。多分手腕もいいのだろう。
アベレージ以上の演奏をされる。それだからベルリンフィルからも
オファーが来るのだろう。序曲であっても手を抜かない感じが伝わる。
だからと言って固いわけでもない。音楽は流れていく。不思議なものだ。


2曲目はサン=サーンス。この後も同じソリスト同じ曲で、半年後の
演奏が聴ける。このソリストは、ヴァイオリンを始めて2年でステージに
立っている。ふつうそんなことはなかなかないと思うが、15歳でドイツ
グラモフォンと契約するという、天才技を発揮している。多分、おおよその
有名協奏曲は手の内にしているのではないかと思う。
伴奏もうまくつけている感じも受ける。技のあるソリストだけに、
オケの表情付けも難しいのかもしれない。サン=サーンスの協奏曲は
あまりステージにかからない気もするけれど、もしかしたら彼の
十八番かもしれないし。発声のしっかりした美音の流れを聴く。


作品の正式名は『管弦楽のための独創主題による変奏曲』
(Variations on an Original Theme for orchestra)というらしい。
この曲もあまり耳にすることはなく、「ニムロッド」という曲が
有名曲として流れることがあることを知っているくらい。
そのニムロッドも聴きつけたことがないというなかなか手ごわい。
作品はよく振り分けられていたのではないかと思えた。
バランスがいい。聴き疲れしないのはそういうことなのではないかと思った。
色々なカラーの音楽が次々流れた。そのニムロッドも流れた。なかなか雰囲気のある
曲ということは分かった。少し聴きこみが必要だと思う。
山田さんの指揮は流れを作って聴きごたえがあった。



6月27日生まれのジャズマン エルモ・ホープ

2024-06-29 19:48:09 | 音楽夜話(ジャズ)
6月27日生まれのジャズマン エルモ・ホープ


Elmo Hope (Piano, Composer) was born in NYC, NY, 1923–1967.


バド・パウエル、セロニアス・モンクと既知の仲という、
稀有な関係性の持ち主。才能もあったものの、麻薬の
渦からはぬけきれず、活動も制限され、そのなかでも
作品は残った。
アジのあるピアのは耳に残るものの、その後其のチェイサーは
いないという。独特な論法は難しさを伴っているという。
一見耳なじみのよさそうなものも結構複雑なつくりを
しているという。パウエルのようなピアノは聴きごたえがある。


Trio And Quintet
https://www.youtube.com/watch?v=uQGfjaV-4jw&list=OLAK5uy_mFwlUFd9d7C2btJCJ9t8n1PT_YQdT3HwE&index=1