MOBU'S MUSIC MAZE

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7月23日生まれのジャズパーソン リッチー・カミューカ スティーヴ・レイシー ジャニス・シーゲル

2024-07-24 09:52:36 | 音楽夜話(ジャズ)
7月23日生まれのジャズパーソン リッチー・カミューカ スティーヴ・レイシー ジャニス・シーゲル








Richie Kamuca (Tenor Saxophone) was born in Philadelphia, PA, 1930–1977.  生誕94周年 没後47年


先日7月22日生まれのビルパーキンスを紹介したばかりで、6年後カミューカは
生まれ、そしてセッションしている。カミューカは46歳で、がんのため逝去している。
スタイルは「レスター・ヤングの影響下にある流麗な演奏スタイルで活躍した」(wiki)。
聴きやすい明るい感じのテナー。ある意味伝わりやすくわかりやすい。




Tenor Ahead
https://www.youtube.com/watch?v=a59Wv0KRL6E&list=OLAK5uy_nv057Fo6No1gBbrbOXRErmsraOjtLeONE&index=1


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Steve Lacy (Soprano Saxophone) was born in NYC, NY, 1934–2004.  生誕90周年 没後20年


フリーと言われながらも50年代はモンクのカヴァー集など出していて、このアルバムは
良く聴いた覚えがある。ソプラノ・サックスの柔らかい感じが耳を覆うのがすきだった。


https://www.youtube.com/watch?v=L8bH4nrBf4Q&list=OLAK5uy_l93B5IuAMU3a7yzo9o5YKAOHoqEexcENU&index=1


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Janis Siegel (Vocals-Lead) was born in Brooklyn, NY in 1952.


彼女はソロというより、マンハッタン・トランスファーの一員としての
印象が強く、グループはまだ続いているので、その流れで聴くことはある。
マントラあたりだとやはり古いアルバムに戻ってしまう。
今日は1発目からパンチの効いた歌唱の「エクステンションズ」。


Extensions
https://www.youtube.com/watch?v=vr2X-wO3_3M&list=OLAK5uy_nfvkO8LO1Qe__SYDGiYSpfPPEc1Sbxh_U



JAZZさくら ブラインド・ホールド・テスト 世良 譲

2024-07-24 09:01:14 | 音楽夜話(ジャズ)
JAZZさくら ブラインド・ホールド・テスト 世良 譲


今日聴いてて耳に掛かった方はこの方、世良 譲(p)。


70年代のピアノジャズ。出来上がった大人のピアノ。
楽しみのためのジャズがあってもいいじゃないかと思わせる。
自由闊達にピアノに向かい、音を並べる。聴き手にリラックスを
与え、ジャズの深みにいざなう。ダンディなピアニストだったんだな
と思う。当時のジャズピアニストの多くを吸収し自分のピアノにフィード
バックしていく。グラスとタバコとジャズと。作り上げた世界が出来上がる。
大人のジャズだな。多分当時のジャズ喫茶ではかからない盤なのではないかと
思う。今聴いても古くない。教科書的な演奏なのかもしれないが
それが残っていることが貴重なのかもしれないと思う。
ダンディ・世良譲。海野雅威氏も生前交流があったという。世代を超えて
名を成していた。温故知新だった。


サウンド・サンプル


Yuzuru Sera - Bacchus Swing
Trio Records / 1974 / Japan / LP
Tags : Jazz
森山浩志監修(オーディオ・ラボ プロデューサー)、
TRIOレーベルジャズ・セレクト第二弾、“音の匠・菅野沖彦・
昭和のジャズ『モダン・スイング・シリーズ』”。
本作は、酒・煙草・女性をこよなく愛したジャズ界の元祖
“ちょいワルおやじ”ことピアノの名手、世良譲のアルバム。
師と仰ぐエロール・ガーナーの名曲「ミスティ」も収録。
文字通り、バッカス(酒神)がほろ酔い気分に仕立ててくれる作品。


Tracklist


A1 Mac's Blues  A2 Peg O'My Heart  A3 After You've Gone  A4 Misty
B1 Shiny Stockings  B2 My Ideal B3 Softly As In A Morning Sunrise  B4 Thanks For The Memory
(LIBRARY RECORDS:解説)
Yuzuru Sera - Bacchus Swing (1974)
https://www.youtube.com/watch?v=STn8TVnv4A4



ザールブリュッケン・フリー・ジャズ・フェスティバルでの「嵐」 坂田 明

2024-07-24 08:57:32 | 音楽夜話(ジャズ)
ザールブリュッケン・フリー・ジャズ・フェスティバルでの「嵐」


ARDラジオフェスティバル2024。 ジャズ
ジャズの世界全体:新しいCD、BRによるライブ録音、
フェスティバルレポート、ミュージシャンのポートレート、
有名なジャズクラシックの解釈の比較:好奇心旺盛な耳のための
スペクトル。– ARD Radiofestival.Jazz は、2024 年 7 月 12 日から
9 月 20 日まで、通常月曜日から土曜日の午後 11:03 から午前 12:00 まで
開催されます。


ザールブリュッケン・フリー・ジャズ・フェスティバルは、創設から9年が経ち、
国際的に高い評価を得ています。フリー・ジャズの草創期から影響力のある
人物も常連客です。今年、もうすぐ80歳になる坂田 明は、クラリネット奏者、
サックス奏者、作曲家、俳優です。このミックスでは、ベーシストの
ヨハン・バースリングとドラマーのパール・ニルセン・ラヴとのトリオ「嵐」で
グルーヴを創り出し、それが心の中で長く脈動する。
そして、彼が神秘的な声で朗読すると、コンサートは日本語の
儀式の魔法を帯びます。(番組解説)
共演:パール・ニルセン(B)・ラヴ、ヨハン・ベルトリング(DS)、坂田 明(SAX)
デレーション:カルステン・ノイシュヴェンダー(SR)




ヨーロッパはクラシックでいえば現代音楽、ジャズでいえばフリージャズが今でも
演奏される機会が日常的にある。今回は「フリー・ジャズ・フェスティバル」と
銘打っている催し。日本ではなかなか考えられない。でもヨーロッパではある。
坂田氏は当時山下洋輔トリオでヨーロッパでも公演しアルバムもある。
そんなことで呼ばれているのかもしれない。ご本尊の山下やほかのメンバーは
呼ばれなかったのだろうか。それでなくても、国内で坂田明の演奏を聴く機会など
ある意味皆無に近い、年齢的なものもあるだろうしスケジュール的なことも
その他の要因もある。
1曲目は20分くらいの演奏。坂田の幽霊を呼ぶような日本の音階のようなものを
使ってちょっと長めにそれを展開し、後半はサックスが吠えて盛り上げる。
2曲目はクラリネットを使っていた。テーマのようなものの後、ドラムソロに展開し
その後坂田の語りが入る。文章は候文のような現代文ではない。敦盛がどうのと語っている。
ちょっと昔の文体での語りを挿入。ヨーロッパでは日常聴かれないものだけに、ある種の新しさを
感じるのかもしれない。坂田の音楽に対する工夫というかチャレンジかもしれない。
これらの音楽は聴衆にどう伝わるのだろうか・・・。語りのあとベースソロとパーカッション
が絡んだあと、坂田のテナーが戻ってくる。短調の旋律を奏でる。そこからフリーの展開に
なり、静かに盛り上がり終了。15-6分程度の曲になった。


パーカッションと坂田の語りから入る。何か物語の様だけれど昔の文体。坂田の語りは
迫真の演技というか、何か迫るものを感じる。クラリネットに持ち替えフレーズを紡ぐ。
途中からトリオ演奏になり盛り上がっていく。フリーだと音数も多く、間違いはないの
だろうけれど、ものすごい肉体労働に感じる。瞬時の反応も一期一会だし、テンション
高く演奏されるそれは1回性のものだけに、聞き逃せばもとにはもどれない。
やはり15分くらいの曲だった。


坂田 明80歳元気でモア・ベター。





ジャズさくら ブラインドホールドテスト 峰厚介

2024-07-23 17:08:37 | 音楽夜話(ジャズ)
ジャズさくら ブラインドホールドテスト 峰厚介




昔、この方の野外ライブを聴いたことがあった。
カルテットくらいのメンバーでバリバリ吹いていた。
この方80歳。まだプレイしているのかな。
さくらで流れたのは、8年ぶりのリーダー作で2019年に
リリースされたもの、70歳代の作品。なかなか
パッションのあるもの。日本のジャズという感じが
するけれど、昇華された音楽がそこにある。
脱力できていて、やはりすごい人だったんだという
ことがわかる。あの時より深化されているよな。


Bamboo Grove 峰厚介
https://www.youtube.com/watch?v=Y1OF4pE3M7E&list=OLAK5uy_m7Kg0U6QAq5PhuN8sj5OANzI6fGLLmzC0&index=1


【証言で綴る日本のジャズ】 峰 厚介|はじまりは合唱とクラリネット (ARBAN)
https://www.arban-mag.com/article/28436/5



7月22日生まれのジャズマン ビル・パーキンス/ジュニア・クック/アル・ヘイグ/アル・ディメオラ

2024-07-23 17:04:18 | 音楽夜話(ジャズ)
7月22日生まれのジャズマン ビル・パーキンス/ジュニア・クック/アル・ヘイグ/アル・ディメオラ




Bill Perkins (Tenor Saxophone) was born in San Fransisco, CA, 1924–2003. 生誕100周年 没後21年


ウエストコースト・ジャズの人気者。
テナー・クラリネット・バス・クラ・フルートを持ち替えでこなす。
音源にあたったことはなかったけれど、パシフィック・ジャズなどのレーベルに
吹き込んでいる。「ジャスト・フレンズ」というアルバムは3人のサクソフォニストの
共演だけれど、ペッパーのアルトは場合により聞き取れたりするのだけれど、
ピル・パーキンスとリッチー・カミューカが絡むとどちらがどちらだかわからない。
こういう場合はライナーに書いてあるとありがたいけれど、不明のまま聴いている。
なかなかそそるアルバムですね。


Just Friends with Art Pepper & Richie Kamuca Bill Perkins
https://www.youtube.com/watch?v=kZsCldvocms&list=OLAK5uy_lmwHwhGIqFRYbib8gfJroqNEeIG9uSjrI&index=1


Alto Saxophone – Art Pepper
Bass – Ben Tucker, Red Mitchell
Drums – Mel Lewis
piano– Hampton Hawes, Jimmy Rowles
Tenor Saxophone – Bill Perkins, Richie Kamuca
Tenor Saxophone, Bass Clarinet, Clarinet, Flute – Bill Perkins
Recorded October 29, 1956 & November 12, 1956


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Junior Cook (Tenor Saxophone) was born in Pensacola, FL, 1934–1992. 生誕90周年 没後32年


ハード・バップの時期に活躍している。ブルーノートなどのレーベルにサイドメンとしても使われて
いることも多かった。それらの諸作で彼の音を聴くことができる。
今日はそれとは別の世界のもの。歯切れのよいハードバップが聴ける1枚。


Junior's Cookin'
https://www.youtube.com/watch?v=IEA5HEDvP8s&list=OLAK5uy_mxeRMS3JuKTMNDIDRNRzrwd_leo-rd8XM


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Al Haig (Piano) was born in Newark, NJ, 1922–1982. 生誕102周年 没後42年


アル・ヘイグと言ったら「インヴィテーション」一択。ジャズ・オーディオ評論の寺島氏は
これを選ばず、もっと前の、彼の本領発揮したようなアルバムこそがベストといって
いらっしゃるが、個人的な毒気の抜けた彼も、またよし、としているので、これを毎回選ぶ。
トップの「ホリー・ランド」シダー・ウォルトン作が耳タコくらいに聴いていた。
個人的愛聴盤の1枚。




Invitation
https://www.youtube.com/watch?v=YcVLK3B17cI&list=OLAK5uy_kta4rTNAQJaADf_qVbK1zRbvQSXlTYIc8


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Al Dimeola (Guitar, Guitar-Electric) was born in Jersey City, NJ in 1954.  70歳おめでとう。




ギターのスリリングな世界を体現している一人。これだけうまい人が活動を続けているのは
うれしい限り。


Friday Night in San Francisco
https://www.youtube.com/watch?v=bhK_GFNq0N0&list=OLAK5uy_m3G0kqZEHRlJQRaPDPm24JHgr3sDg9Dmo