MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ECMと日本人アーチスト

2018-12-31 13:11:22 | 音楽夜話(ジャズ)
ECMと日本人アーチスト。福盛進也(ds)

レーベル2人目の日本人アーチストの
アルバム。

リーダー・福盛進也(ds)、マテュー・ボルデナーヴ(sax,cl)、ウォルター・ラング(p)

『For 2 Akis』(ECM 2574)

戦略もあったのかもしれないが、
リーダーの音楽センスとか、レーべルの
ポリシーにあってたとか、色々な
事情もあるのかもしれない。

アルバムを聴いたところ、ヨーロッパの
人が興味を持つコンテンポラリー
ミュージックかなと。
静かな中にもポリシーが感じられ、
音楽が作られて行ってることがよくわかる。
レーベルカラーも良くあってる感じた。


HOSI MEGURINO UTA(FROM」:宮沢賢治)
AI SANN SANN(小椋 桂)
 THE LIGHT SUITE (FROM滝廉太郎:荒城の月)

日本の楽曲をアレンジしたり、其のモチーフからインスピレーションを
受けて作ったものなどあり、ヨーロッパにないものを封入した。
このレーべル好きな人は、抵抗感少なく聴けるかもしれない。
ベースレスだけど、バランスはいいと思う。


ARBAN
【福盛進也】ECMデビュー作で見せた“実行力”と作曲センス
https://www.arban-mag.com/article/18721

ゆで太郎。

2018-12-31 09:55:17 | COFFEE HOUSE Qs4(飲食店等徘徊)
ゆで太郎。

「挽きたて打ち立て茹でたて」さんたてで
提供される。これをくずすと美味しいものは
出来ないとか。

そば粉55%小麦粉45%のそば。
細麺でのど越しよい。
そば風味を残しつつ、食べやすいものを
提供してくる。

さんたてが効いてくる。
遅い時間だったので、スタッフは2名。
店頭と調理。券売機でチケットを買い、
暖かいか冷たいかは、色別のクリップで
表示する。

注文受けてから、茹でているのか、あと
セットメニューのミニカツどんを作って
いることもあるのか、少し待たされる。
これはある意味きちんと仕事している
証拠なのだ。他の人も待たされていた。

小野瀬雅夫(CKBのギター担当)さん
「ウマウマウー」評価のチェーン店。
ネット評価は色々だけれど、
私の口には合い美味しかった。



小野瀬雅生氏ブログ
「世界の崖で天丼を食らう」
http://diary.onose-masao.com/

「世界の崖で天丼を食らうの逆襲」
https://ameblo.jp/onose-masao/
記事2014年7月22日 

「旅の手帳」とジャズ喫茶

2018-12-31 09:45:17 | 音楽夜話(ジャズ)
「旅の手帳」とジャズ喫茶

一人旅行しなくなってから、見なくなった。旅行読売は
まだあるのだろうか。本屋さんにも置いてないところがある。
図書館にも置いてない昨今。系列の他市の図書館の
別館にあった。バックナンバーなどはそこで見るしかない。

バックナンバー買い集めるわけにもいかないし、ネットで
読めるわけでもない。漫喫に置いてあるとも思えない。
微妙な雑誌の場合、国会図書館に行くしかないのだろうか・・・。

旅の手帳。
引用開始
発売中の9月(8月発売)号より、連載「日本ジャズ地図」が始まりました。
日本全国にある個性派ジャズ喫茶を毎回2軒ずつ紹介していきます。引用終了。

たぶん、やったことなかった企画かも。音楽誌でもなかなかやらない
企画だと思うが、ネットだと「JAZZ喫茶案内」があるし、
検索すれば、ブログやインスタやFBなどで記事書いている人も
多いし、紙媒体で売り上げにつながる企画としてはなかなか大胆。
どのあたりの年齢を想定しているか。この雑誌自体、若者が見る
とも思えないので・・・。個人的には昭和の雑誌と思っていたが、
残っていて、なかなか頑張っているな。

年開けたら、そのありそうな図書館に行って見てみることに。

交通新聞社 旅の手帳 ツイッター
https://twitter.com/kotsu_tabite

井の頭公園下車 徒歩3分 

2018-12-29 13:14:58 | 音楽が流れる喫茶&BAR
トムネコゴ。

トムネコゴのとむねこ堂
http://thomnecogo.seesaa.net/
富猫堂
http://naotaira.hatenablog.com/
食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13146881/

駅を降りて少し歩いた。公園の
近くだったか。午後の遅い時間の店についた。
扉を開けて中に入る。白熱球のついたやや暗い
空間。テーブル周りだけ、本が読める程度の照度。
落ち着く空間を演出している。
そういうポリシーのお店なのかもしれない。
コーヒーを注文。

エラ・フィッツッジェラルドが、店にいる間ずっと
流れていた。

パシフィック・ジャズ・レーベルのジャケット写真集を
眺めていた。チェット・ベイカーなどのイケメンが
ページを飾っている。マイルスより人気があった
時期もあったと聞く。

店内は陽もとっぷり暮れてより暗さを増してきた
ところで退店。
昭和の風情を感じるような、落ち着いた空間。
何かを思索するなど時に、コーヒーを片手に
時間を使うのもいいかもしれない。


神田神保町 BIGBOY

2018-12-28 06:26:49 | 音楽が流れる喫茶&BAR


神田神保町 BIGBOY
HP
http://jazzbigboy.sakura.ne.jp/phone/index.html
JBLが聴ける店
http://jbl.harman-japan.co.jp/soundofjbl/shop/bigboy/

地下鉄都営線神保町駅下車A7出口徒歩1-2分。
かの名店さぼうる・さぼうる2と同じところのかど店にある。
黄色いドアが目印。ガラス張りになっているので、店内の状況も
わかる。小さな店なので席がないこともある。2人向かいのテーブルが
3つ、カウンター6席。窓際カウンター4席。16人で満席の店。

TEATIMEが17時まで。16時前に入った。常連さんはテーブル席に
陣取っている。往年のジャズを聴いてきた年季入っている方たちだろう。
カウンターはフリーに開いていたので、中央に座った。ステンレス製の
カウンターはヒヤッとしているかと思ったらそうでもなかった。

コーヒーを注文し、あたりを見回す。この店のシステムを
把握すべく、CDなのかLPなのか、演奏中の掲示はあるのか確認していく。
レコード棚にかなりなアルバムが収納されている。キッチン側にもCDが積まれて
いる。かけたものを積んでいくのか、これからかける物を積んでいるのか、
素人目にはわからないが、いくつかの積み上げられたアルバムがある。
時折窓側にアルバートアイラーの「スピリチュアル・ユニティー」のように、
立てかけてあるものまであるから、オブジェ化しているものもある。
LPも窓側のカウンターに立てかけてある。70年代当時のファンクなアルバム
レーベルだったりする。見ていても楽しい。

さて演奏中のアルバムは、マッコイ・タイナ―(p)のリーダーアルバム
「トゥデイ・アンド・トモロウ」。
3管編成のセクステットとトリオのセッションが収められている。
今日はB面がかかっている。インパルスの録音は、時に薄っぺらく
感じる時があるけれど、これはピアノもキチンと鳴っていた。
ホーンも煩くないけど、艶もある。
これはアンプのキャラクターもあるのかもしれない。音量もかなり
出ていて、鑑賞店ではもちろんないのだけれど、会話禁止にもなってないし、
でも自然にこのレベルの音量なら会話できないしそれ目的なら他を
当たってくれ的な感じになってしまう。
しかしながら、この音量がいい。音楽に浸りたい向きには最適だろう。
なかなかこのような店は少なくなった。

どこか似ている。神田にあった名店「響」だ。人気店であった。マスターも有名人だった。
BIGBOYのマスターは北海道出身、響にも通っていた。デザイナー職を経て
この店を2006年に立ち上げた。もう12年目になるのか・・・。知らなかったな。
店内にも無駄がない。そこから考えられているのだな。

2枚目はデンマークのピアニスト キャスパー・ヴィヨムの2枚目、
カルテット編成のアルバム。
テナー・サックスが吠えている。ストレート・アヘッドなアルバムだったけど、
年齢的に先輩であろうお客さんが帰られる時に「昔よく聞いた・・・けど」、
とおっしゃっていて、これ、2004年の作品で一昔前であるけれど、
レーベルもメジャーでないところの、デンマークのピアニストのアルバムを
丹念に聴かれている。東京は怖いところだ(笑)。

コーヒーは癖のないもので、ぺーパードリップで丹念に入れられる。
水がなくなると、ガラス・ポットでマスターが注ぎにくる。
このマスターは平たく言うと、腰が低く客さばきがうまい。
昔のジャズ喫茶のオヤジというイメージはない。
時折、若い女性客もスコーンを食しにやってきたりする。食べログとか
見てきたのかな。
そんなお客さんにも丁寧に案内して、奥様が作った焼きたてのスコーンを
提供する。そつないやり取りが、12年の時間を感じさせる。
きっと開店当時からの所作が変わらずに続けられているのだろう。
当時のブログを読んでもかわりないので、このやり方がスタイルと思われた。

3枚目が「ミシェル・カミロ(p)・トマティート(g)スペイン・アゲイン」。
ピアノとギターのDUO。JBLでナイロン弦がこんなにつややかに鳴っているのは
初めて聴いた。カミロは指のよく回るピアニストで、トマティートもそれに劣らずの
技巧を持つ。ピアソラの「リベルタンゴ」が鳴った。CDは全部鳴らすのではなく
3曲くらい、LP片面再生がJAZZ喫茶の定番に倣ってそのような再生方法を
とっているようだ。

4枚目はブルーノート1578。リー・モーガンの「Cooker」。その音を聴くだけで、
リーモーガンは「上手いなァ~」と、感じてしまう。このアルバムに絡んでいる、
ペッパー・アダムズのバリトン・サックスがほとんどバリバリ吹いていて、圧巻。
ブルー・ノートの醍醐味がここにあると思う。いい盤を聴いた。これも片面。
終わりまで聴いて、17時位にセットされたように終わる。上手い演出だね。
お勘定して、出る時に「また来てくださいね」と、一言添えられる。
「言われなくても来ますとも」と心の中でつぶやいた(笑)。