MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

上原彩子(ピアノ)大友直人指揮東京交響楽団演奏会

2023-01-31 22:26:43 | 音楽夜話(クラシック)
1・29
14:00- ニコニコ生放送_ニコニコ東京交響楽団(ニコ響)
【ラフマニノフ、エルガー】東京交響楽団 名曲全集 第183回 Live from MUZA!≪ニコ響≫


ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 op.43
ソリストアンコール:ラフマニノフ:前奏曲集(プレリュード) Op.23ー2変ロ長調
エルガー:交響曲第2番 変ホ長調 op.63


2023年1月29日 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホールから生中継
上原彩子(ピアノ)大友直人指揮東京交響楽団


ミューザ川崎は音響も良く、定期を時折ニコ生で配信するので、聴いたりしている。
今回は大友さんの指揮でラフマニノフとエルガーだ。
上原さんのピアノは多分初めて聴くような気がする。ピアニストも大勢いるし、
80年生まれ、第12回チャイコフスキー国際ピアノコンクールで優勝。
音大出ていないけれどある意味異色の経歴を持つ。
今回の曲目は20数年前弾いて以来のものだそうだ。多分手の内で本番の前は
練習は積まれていると思うが、そんなに空けていてもあれだけ細かく弾きこめるのだから、
よほどのおさらいをしたに違いない。18変奏の雰囲気が変わるところも気が乗っていて充実している。
気合の入った演奏だった。


エルガーは難しく長いという個人的な思いがあるので、きれいな旋律がいくつか掴みではあったものの、
進んで聴いてこなかった作曲家。今回もノーブルな大友さんの指揮につられて、意識が落ちて安眠して
しまった。会場でなく、モニターの前だったのである意味よかったが、気づいたときには終楽章だった。
配信は後追いできると思うので後で聴きなおせればと思う。感想はラフマニノフのみで。
動画なので、チャットで視聴している人のコメントが入る。集中するにはいらないけれど、
同時進行で他人様の感想・意見が聴けるのはある意味、昔とは違い面白いというかなんというか。


バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団演奏会

2023-01-31 22:23:39 | 音楽夜話(クラシック)
1.29


10:00-12:30 20.00-22.30 WCRB


マッケイ Steven Mackey:湾曲した空間のための協奏曲(世界初演)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 op.129  48
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団
2023年1月28日 ボストン、シンフォニー・ホールから生中継
1曲目は世界初演の現代曲。
ショスタコーヴィチの2番のVn協奏曲は、1981年、ラトヴィアの首都リガ生まれの
ヴァイオリニスト、バイバ・スクリデが受け持つ。使用楽器は日本音楽財団より貸与された、
ストラディヴァリウス「ウィルヘルミ」(1725年製)。晩年の傑作。音楽も込み入っている。
多分、余り聴いたことない曲なので、彼の旋律の流れ、和音、リズムなど耳馴染まないものが
多く聴かれて多分慣れるまでに時間がかかる。今日はそんなところで聴いている。
後半のブラームスの4番は、遅いテンポで展開している。今時珍しい感じの演奏になっている。
それが逆に効果的に聞こえるから、音楽は面白い。車で走りすぎて見落とした景色を、歩いてみて
一つ一つ拾う感じ。そんな演奏。それでもブラームスは裏切らない。その良さはきちんとわかるようになっている。

ロランス・エキルビイ指揮インスラ・オーケストラ(ピリオド楽器使用)第9演奏会

2023-01-31 22:19:05 | 音楽夜話(クラシック)
1.29


05:00-08:00 21.00-24.00 RadioClassique


 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125


カミーユ・シュノール(ソプラノ)
マリー=アンドレ・ブシャール=ルスィユール(メゾソプラノ)
ベンヤミン・ブルンス(テノール)
アレクサンドル・ツィンバリュク(バス)
アクサントゥス合唱団
ロランス・エキルビイ指揮インスラ・オーケストラ(ピリオド楽器使用)
2022年12月15日 パリ、ラ・セーヌ音楽堂


女流の指揮者だった。熱い音楽を提出してきた。リズミカルに音楽に熱をもって
聞き手に体験させてきた。テンポは速め。ティンパニーも豪快に鳴らせる。
短めのリズムを繰り返してくる。聴衆をあおっている感もある。音楽にそれを求める。
ベートーヴェンの9番はその力があるのかエネルギーが放出できると知っているのか、
どんどん攻めてくる。結構、すごいというか新鮮に感じる。余計なドラマはいらない。
音楽だけあればいいという感じ。コーラスが入ると、気が満ちていくような感じ。
なかなかない感じの演奏に仕上がっている。ベートーヴェンの時代にもっていくような
演奏なのかもしれない。古典派の音楽。馬車で行き来していたころの演奏はこのようなものでは
ないかとイメージした演奏。活気があってなかなか元気がもらえたりしている。エネルギーの塊のような
いい演奏だったと思う。


デニス・マツーエフ(ピアノ)ニコライ・アレクセーエフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団演奏会

2023-01-31 22:14:55 | 音楽夜話(クラシック)
1.29


02:00- 20.00- YouTube_Филармония Шостаковича
Бетховен Барбер Гершвин | Николай Алексеев Денис Мацуев | Трансляция концерта


ベートーヴェン:序曲「エグモント」 op.62
同:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
ソリストアンコール:
1バラード(ピアノ・トリオ)
2グリーグ:ペールギュント組曲第一番第3曲「アニトラの踊り」(ピアノトリオ)


デニス・マツーエフ(ピアノ)ニコライ・アレクセーエフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団


アンドレイ・イヴァノフ Andrey Ivanov(コントラバス)
アレクサンドル・ジンゲル Alexander Zinger(ドラム)ニコライ・アレクセーエフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団


2023年1月28日 サンクトペテルブルク、フィルハーモニア大ホールから生中継(放送終了後削除されます)


youtubeの音声のみの録音。
動画配信積極的な試みだと思う。サンクトペテルブルグは以前聴いたことがあったが、
ロシアオケの特徴を残した団体の様な気がする。
今日はアメリカの色彩を持つ曲のセレクト。
エグモント序曲の掴みはうまくいっている。コンサートの頭によく来る1曲。
すっと気持ちが引きこまれるかどうかはま別の話だけれど、今回は大丈夫。


3番のピアノ協奏曲。1楽章が終わって拍手あり。緩徐楽章もきれいに弾きこなす。
オファーが少ないのかもしれないけれど、手の内なのかもしれない。仕上がりは悪くないと思う。


デニス・マツーエフ、75年ロシア生まれ、47歳。第11回チャイコフスキー国際コンクール優勝。
ロマン派の作品演奏に定評がある。


後半、ガーシュインから始まる。これもマツーエフの演奏なのだろうか。動画が見られなかったので、
多分、そうなのだろうと思う。ジャズにも関心があり、作曲したりインプロヴィゼーションなども
披露したりしているという。そういう話なら、ガーシュインを弾いていても不思議はない。
カデンツ部のドラム・ベースが入ったトリオの演奏でもたっぷりjazzっぽい演奏を繰り広げていた。
後半も同様、表現よく十分楽しめた。
アンコールはオリジナルのピアノのバラード(エヴァンス風)トリオで演奏。
2曲目はグリーグ:ペールギュント組曲第一番第3曲「アニトラの踊り」~第4曲「山の魔王の宮殿にて)(トリオ)
アンコールに焦点を合わせたような盛り上がり、本編よりこちらが本編のような感じ。強い打鍵でどんどん押してくる。
攻めのアンコールだった。ジャズピアニストよりジャズピアニストらしいっと言うと語弊があるかもしれないけれど、パワーと
テクニックとアイデアと。3つそろって出来上がっているようなところが聴かれ、これは動画で見たかったなぁ。アーカイブは
今のところなさそうなのでどうしようもないけれど久々面白いものを聴いた。


Denis Matsuev  Festival d'Auvers sur Oise
https://www.youtube.com/watch?v=tJ5i0x3jSkk&list=OLAK5uy_nFa6Eq5Ln1ZOwe5xW8EyzDiooXQahdYBE&index=1



イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)ラハフ・シャニ指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団演奏会

2023-01-30 21:05:34 | 音楽夜話(クラシック)
1・28
04:30-06:30 20.30-22.30 RTSI


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ソリストアンコール:ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27 No. 2


ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)ラハフ・シャニ指揮
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
2022年12月2日 ルガーノ、ルガーノ劇場ホール


ブロンフマンのピアノは1楽章から熱かった。熱を感じる演奏。
闊達な指裁きで進めていく。
ベートーヴェンのハ短調。独特なものがある。
この独特さが好きだったりする。5曲の協奏曲の中では多分
一番聴いているのではないかと思う。
アンコールはショパンのノクターン。
これも次の曲につなげていくための仕掛けがあるのだろうか。
ちょっと落ち着いた感じの曲の後での後半。


ブルックナーのほうが今の気分かなと思う。マーラーではないような感じ。
9番の突き抜けたような感じの曲のほうが、聴いていて癒されたりする。
堅実な演奏というか、聴いていてこういう演奏もありだなと思った。
ラハフ・シャニは有望視されているので、引く手あまたのようなところも
あるのかもしれない。機会があれば、聴いていきたい。