MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

黒田 恭一さんをしのぶ

2019-10-25 18:21:17 | 音楽夜話(音楽一般)
黒田 恭一さんをしのぶ

亡くなって10年になるそうだ。
そういえば70年代~80年代にかけてこの方の
文章を読んでいた。
FMの雑誌やオーディオ関係の雑誌だったと思う。
割とリスニングの守備範囲は広く、クラシックや
ジャズ、POPSなどの音楽も聴く、向き合うという
ところでは、参考になった評論家だった。

ある時、ラジオかなにかで、ムソルグスキーの「展覧会の絵」
を取り上げて話してた時、EL&Pの話も交えて作品の聴き方を
展開していたのは新鮮だった。

「こういうのも聴くんだ」というような、彼独自の聴き方があり、
それを押し付けるわけでもなく、温厚な語り口で、自分の聴いた
音楽を語っていく。その点では、他の評論家の論点と違うこともあったが、
この人の聴いてるものは、その人のものというか、その人の音楽なのだ
という事がわかり信頼のおけるものではないかと思うような評論だった。

今日は、ハンス・クナッパーズブッシュの亡くなった日との事。ブルックナーは
聴いたことがあるものの、ワーグナー自体聴かないので触れることはなかった。
ウィーン・フィルとの録音で、楽劇の序曲とか前奏曲などが入っているアルバムを
NMLで聴いた。50~60年代の録音で、テンポはゆっくりだけれど、中身があり
味のあるものだ。黒田さんはヨーロッパで生も聴いている。彼の演奏を聴いたかどうかは
わからないものの、それらの音楽は耳に残り我々に伝えてきた。

久々、黒田氏の文章を読んで、旧作が読みたくなった。

「くろださんのいるところ」黒田恭一アーカイブ
http://kyoichi-kuroda.jupiter.bindcloud.jp/

トイピアノによる バッハ/ゴルトベルグ変奏曲

2019-10-25 13:09:45 | 音楽夜話(クラシック)
トイピアノによる バッハ/ゴルトベルグ変奏曲

FMで塚谷水無子:編曲(トイピアノ)「ゴールトベルク変奏曲 BWV988 
を放送していた。この方は、自称「ケンバニスト」とおっしゃる。
ピアノもオルガンも弾かれる。もしかすると、鍵盤という名の付くものは、達者に
こなされるのかもしれない。

トイ・ピアノ(玩具)というものが世間にある。現在ではデジタル・キーボードに
とって代わられつつある。
トイ・ピアノと言うと、子供の頃、白鍵しかなく黒鍵は書いてあるのみの鍵盤だったりした。
音程も怪しげで、遊ぶにはいいけれど、それ以上でも以下でもなかった。楽器と呼ぶには
いささか精度を欠いていたように思う。

その楽器類を引き出してきて、アルバムを作ってしまう。それもバッハの「ゴルトベルグ」
変奏曲だ。
トイ・ピアノと言ってもピンきりで、楽器メーカーが作っているようなものまである。
それらを手前に4-5台並べて片手づつで弾いていく。新しいジャンルかもしれない。

音程の微妙さも、味と取るか、音痴と取るかで、楽曲の味わいが変わってくる。
色ものと判断したらそこまでだけれど、リスニングのCDの間にはさむ分には個人的には
問題なかった。

塚谷水無子のバッハ:ゴルトベルク変奏曲第4弾はなんとトイピアノでの演奏!!!!
https://tower.jp/article/feature_item/2019/07/17/1110

塚谷水無子HP
http://www.minakotsukatani.net/index.html

ヴァイゼンバッハ&シェーンハットのトイピアノ紹介
https://www.youtube.com/watch?v=DXqlpWoQO58

吉野直子ハープでアラフェス。

2019-10-25 12:00:50 | 音楽夜話(クラシック)
吉野直子ハープでアラフェス。

吉野直子(Hp)
Concierto de Aranjuez for harp and orchestra, Op. 30: I. Allegro con spirito
https://www.youtube.com/watch?v=QnFLN8MlNv4&list=OLAK5uy_naK73QmoJAyUsCbCbC8Z5FNoZmT6GQiy4

大型のハープのために、ハーピストからの依頼にロドリーゴ自身が編曲したといわれている。
ギターの演奏は土のにおいを感じ、ハープ版はやはりストリングスの繊細さがあって、天から
音が降ってくるようなイメージがあり、感覚的には土着的な印象が薄くなる。曲のイメ-ジが変わる。
ギター版を良く聴いていたので、ハープ版がある事も知らず、たまたま、バイエルン放送協会の
番組で吉野さんの演奏がリストアップされていた。番組は聴けなかったが、YOUTUBEで、
音源がUPされていたので聴いてみた。ここでは1と3楽章が聴ける。

また、実演も至近であった。2019年10月20日(日)14:00
東京 サントリーホール ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
東京都交響楽団 プロムナードコンサート No.383
五大陸音楽めぐり② 「東からの風、南からの熱」
[共演者] 川瀬賢太郎指揮 東京都交響楽団
指揮は神奈川フィルの川瀬氏だ。聴きたかったな・・・。仕事だったけど。

別の音源があったので、それもUPしてみた。視覚的要素があるとわかりやすいこともある。
この演奏のベースには吉野さんのものも含まれている。
Concierto de Aranjuez (Harp) - Rodrigo
https://www.youtube.com/watch?v=Wbz85l644K4&list=RDWbz85l644K4&index=1

電子機器ひきこもごも

2019-10-18 15:36:03 | 旅は道連れ世は情け
電子機器ひきこもごも

先ほど来た宅急便屋さんの受け取り確認は、電子サインに
なっていた。ハンコは古いのだ(笑)。
あのゴムの先の様なペン先はかきにくく、文字にならない。
それでなくても字が下手なのに・・・。サインを考案しようか・・・。
それなら読めなくても・・・んなわけないか。

今のパソコン使い倒すという事で、色々やっているが、
このところ、USBポートがおかしいのか有線キーボードの接続が厳しく
反応しない事がある。色々、やってみたが、イマイチ
安定しない。行くとこまで行くしかないのだけれど・・・。
いつブログがかけなくなるかわからない(笑)。

Gショックが出てきた。退職して再雇用したけれど腕時計を外す生活をしていた。
太陽電池でもう一昔前の商品なので、SSにいっても対応してもらえるかどうか。
電池交換と調整で動くなら〆たものなのだけれど、今度確認の上OKなら、
持ちこんでみよう。


ジュリアンブリ―ム(g)

2019-10-18 15:06:22 | 音楽夜話(クラシック)
ジュリアンブリ―ム

バイエルン放送協会
Joaquin Malats: Serenata;
Richard Allison: "De la tromba pavin";
"The Batchelar's delight" (Julian Bream Consort);
Malcolm Arnold: Gitarrenkonzert, Allegro, op. 67 (City of Birmingham Symphony Orchestra: Simon Rattle); Gabriel Faure: "Dolly", op. 56 (John Williams, Gitarre);
Fernando Sor: Variationen uber ein Thema aus Mozarts "Zauberflote", op. 9;
Joaquin Rodrigo: "Fantasia para un gentilhombre", Canario (RCA Victor Chamber Orchestra: Leo Brouwer)

英国のギタープレーヤーの中で、リュートも弾き、古楽のアンサンブルも持ち、
ジョン・ウイリアムスに影響し、DUOアルバムもある。
たまたま聴いた演奏に、たぶん、RCA時代の若い時の演奏の一つで、
ソルの作品に「魔笛の主題による変奏曲Op9」というのがある。

放送の中でかかったのだけれど、テンポがゆっくりとしていて、典雅な1曲に
聴こえた。70年代からの演奏はどちらかと言うとかっちり速めの演奏も
多く聞かれる。彼の演奏は、歌劇を意識したような、ゆっくりとした歩みで
進んでいく。決してがっついたりしない。ある意味目うろこな演奏だった。
ブリ―ムの演奏を多く聴いたわけではないけれど、音楽家としても、深いものを
持っているのかもしれない。もう一度聴きたいと思っても、手じかに残っていない
のが残念。またいつかどこかで・・・。