MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ある日のダウンビート(横浜)。

2019-08-31 11:42:20 | 音楽が流れる喫茶&BAR
ある日のダウンビート。

夕方、店に入ったらキースのスタンダーズ「枯葉」の
アルバムが終わるところだった。
ジャケットの見える席に座ってオーダーを待つ。
若いマスターが水を持ってきて、オーダーを取る。
「アイスコーヒー」。水分欠落の折、音楽と共に補給。

ソニー・ロリンズ コンテンポラリー・リーダーズ。
聴くだけで、ロリンズだぁ~とわかる。楽しいアルバム。
暑さがあり、体を冷やすにはちょうどいいくらいの緩さがある。
コーヒーが来た。ストローですする。はぁ~。一息ついた。

片面終わると次は・・・。

スーパー・ギター・トリオの
「フライデー・ナイト・イン・サンフランシスコ」
ここだと爆音で聴ける。家で聴くのとえらい違いで、
ギターがかかってくる。アル・ディメオラのオベーションが吠える。
いやあ、凄いアルバムです。(また熱くなった)。

ハンプトン・ホース アイム・オール・スマイルズ
彼の顔のアップのジャケット。中々な迫力。
ごつごつした彼のピアノが響く。
久々きいたハンプトン・ホース。コンテンポラリー
だったかな。

マイルス・デイヴィス TUTU

TUTUって、こんなおしゃれなアルバムだったっけ。
凄く洗練されて聞こえた。たぶん初めて聴いたのではないかな。
電化前のアルバムは聴いていたものの、それ以降はさっぱりだから。
いい耳の鍛錬になった。

1時間強いて席を立つ。お客さんは出入りはあるものの、好きな空間。






アンナ・ヴィニツカヤ(p)

2019-08-31 10:25:25 | 音楽夜話(クラシック)
アンナ・ヴィニツカヤ(p)


ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を聴いた。
セッション収録のアルバムからの物だった。

ムチの音から始まる、一風変わった作品だけれど、
ラベルの作風は良く出ているものではないか。

ピアニストのアンナ・ヴィニツカヤは1983年
音楽一家に生まれ、コンクールでも頭角を現し、
音楽について色々学び、教職にもつき、その才能を
深めている。

求心力のある演奏で特に2楽章の夢見るような演奏は
はまってしまった。世の中には色々な演奏家がいるものだけれど
久々、この曲、聴きいってしまった。
Maurice Ravel: Klavierkonzert G-Dur (Anna Vinnitskaya,
Klavier; Deutsches Symphonie-Orchester Berlin: Gilbert Varga)

ARDナイトコンサート 小菅 優(p)

2019-08-31 09:34:27 | 音楽夜話(クラシック)
ARDナイトコンサート

Wolfgang Amadeus Mozart: Klavierkonzert C-Dur, KV 467 (Yu Kosuge, Klavier; NDR Elbphilharmonie Orchester: Lawrence Foster);

小菅 優
現在は30代で、ヨーロッパ中心に活動している。子供の頃からヨーロッパに移住し、
コンクールに出ることもなく、演奏活動中心に実力をつけ、有名な楽団や演奏者たちとの
共演も含めて活動している。ある意味、コンクールから出て活動している人とはちがった
経歴を持つ。音楽するのにいい悪いはないので、そのような経歴もありなのだろうが、
どのように研鑽をつんだのか興味はあった。
ドイツの放送局で日本人演奏家のアルバムが時折紹介されることがある。
若手の演奏だけれど、耳にかなうものは国境を超えて放送される。

このアルバムは現在店頭にないが、若い頃のものだ。打鍵は比較的強く、
ピアノフォルテ的な印象を持つ。20番以降の協奏曲は演奏されたこともあり、
来日してオケとの演目になったこともある。ある意味逆輸入のアーティストでも
あるけれど、ヨーロッパに根付いてそこからの発信もまた興味深い。

ベートーヴェン交響曲第8番 

2019-08-31 09:11:40 | 音楽夜話(クラシック)
ベートーヴェン交響曲第8番 

名曲ではあるのだけれど、良さがつかめない。
ベートーヴェンは奇数番の3579は聴いていた。
しかしながら偶数番は6番以外あまり聞くことはなく
今に至っている。
何度か聴いてみたもののいまいち入りが悪い。
何か理屈をつけてみても、そのようなものでもなく、
くりかえし、聞き返すしかないのかもしれないと思い、

今日は、
イシュトヴァン・ケルテス指揮 バンベルク交響楽団。
Ludwig van Beethoven: Symphonie Nr. 4 B-Dur (Bamberger Symphoniker: Istvan Kertesz);



千住真理子(Vn)&横山幸雄(p)DUO

2019-08-30 09:06:41 | 音楽夜話(クラシック)
千住真理子(Vn)&横山幸雄(p)DUO

2019年8月29日(木)14時~みなとみらい大ホール

仕事は休み、昼時に出かけてハードロックカフェYOKOHAMAでお茶をして
会場入り当日券で入る。

◆J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ

2人でステージ登場。コシノヒロコ女史デザインの
ステージ衣装。千住さんは白地に黒の細いストライプの
入ったワンピース。袖なし。裾長め。黒のステージ・シューズ。
横山さんは、遠目にはクリーム字のスーツにグレーの細めの
パンツ。白いステージ・シューズ。後半はスーツの下に
着ていたシャツが白から黒にかわっていた。小さな演出だろうか。
涼しげでこの季節にはジャストフィット。
軽く合わせる感じで曲が始まる。
千住さんの「デュランティ」も登場。
本日は3階のセンターで聴いているがしっかり音が飛んでくる。
低音の旋律も受け持っているところは、柔らかい音色がしている。
ここで曲のMCが入る。トークも手慣れてたものだ。

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より ☆
アルマンド^~ シャコンヌ
たぶん、若い時から充分過ぎる位弾きこんでいるだろう曲。レコーディング
後からも何度もステージにかけられ弾いている。その時によって多少の差は
有るにせよ、手の内にはいっているだろう。楽器自体鳴りだしているという事なので、
また一味違うものが展開されているのかもしれない。10分以上の独奏で、
緊張も途切れず弾きこんだ。個人的には十分な演奏だった。

J.S.バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ ★
シャコンヌは色々な独奏楽器に編曲され演奏されている。
ブゾーニのものは有名で録音も多い。みなとみらいの大ホールの
センターに置かれたスタインウェイから発せられる音は、
演奏者の思いのままに迸った。音が重ねられて、盛り上がる部分では
さながらパイプオルガンを聴いているような錯覚に陥った。
塊になって音が上がってくる。録音を聴くだけでは感じられない感覚だった。
横山さんの曲のMC。

ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23 ★
十八番のショパン。美しい演奏。聴き入った。

マチネなので、夜のコンサートよりある意味カジュアルな雰囲気がある。
客層はリタイア組が大半で、週日のこの時間は仕事メンバーは来られない。

休憩

◆J.S.バッハ:アリオーソ
有名なカンタータの一節からの編曲。たぶん何度もステージにかけられている
のだろう。危なげのない演奏で、耳になじむ。

◆アルビノーニ:アダージョ
有名なアダージョで安心して聴けた。

◆ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 op.47「クロイツェル」
10月にベートーヴェンの全集が出る。その中の1曲。有名なだけに
この曲は以前から色々なところで実演され磨いてきている様だ。
2人の渾身な演奏が伝わる。ホールいっぱいに音楽が広がる。
大ホールに音が出ているにもかかわらず、十分にその音が回っている。
これだけのホールでの実演はそう聴いたことはないが充実した演奏におもう。
終演後、ブラヴォーが飛ぶ。ヴァイオリンの音も本当に3階までよく上がっていた。

チラシどうり「クラシック界の2大スターの演奏するクロイツェル」だった。

1980年代は若手だったが、その後、色々な経験を経て、立派なベテランに
成長している。今後の精進を見守ろう。

アンコール
◆J.S.バッハ:G線上のアリア
お決まりなのかもしれないが、お二人がトーンダウンし会場を収めた。


☆=千住真理子ソロ
★=横山幸雄 ソロ

神奈川芸術協会
http://www.kanagawa-geikyo.com/calendar/concerts/190829-1/190829-1.html

参考音源

千住真理子
主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ/グレイス編)
https://www.youtube.com/watch?v=YDzhHd63zoY

天才ピアニスト横山幸雄のピアノでめぐり逢い
ショパン バラード第一番
https://www.tfm.co.jp/piano/index.php?catid=2808