MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

鈴木雅明指揮 NHK交響楽団演奏会(2) 

2020-10-31 21:06:03 | 音楽夜話(クラシック)
鈴木雅明指揮 NHK交響楽団演奏会 

19:00-21:10 NHK-FM




10月コンサートパンフ
https://www.nhkso.or.jp/img/concert/Philharmony/phil20Oct.pdf


武満徹:デイ・シグナル (シグナルズ・フロム・ヘブンより) (金管左右に分かれる)


同:ガーデン・レイン(金管中央に集まる)。


同:ナイト・シグナル(金管左右に分かれる)。


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管楽合奏(椅子なくスタンディング演奏)
1・3曲は左右に
2曲目は中央に前後2列。


当日解説より。
ふくよかな演奏。オルガンを操っているような、
厳かな時間。
生前、オルガン編曲にしてほしいと作曲者の
要望があった。
それにマッチしているような演奏であったのでは。


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現代曲だけれど、武満作品は、割と国内でも演奏され
メジャーだったりする。短い曲だったけれど、重みがあり、
彼の作品だなと思わせる何かが感じられた。オルガン編曲版聴いてみたい。


この作品群は初めて聴いたけれど、和音の響きが
不協和音であるにもかかわらず、尊厳を持って鳴らされている。
深い音の重なりが響いた。
1曲目は、LUSで初演されたなんて、すごすぎる。


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◆シグナルズ・フロム・ヘヴンは下記の2曲から構成されています。ショット社解説


《デイ・シグナル-Signals from Heaven I-》
委嘱:鯉沼ミュージック
初演:1987年7月25日、<セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ’87>(東京)
今村能指揮、レ・シュヴァリエ・ブラス・アンサンブル
編成:グループ I: 3 Trumpets in C, 3 Trombones
グループII:Piccolo Trumpet in D, Trumpet in C, 2 Horns in F, Trombone, Tuba
演奏時間:2.5分


《ナイト・シグナル-Signals from Heaven II-》
委嘱:スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ
初演:1987年9月14日、スコットランド現代音楽祭
<ムジカ・ノーヴァ '87>(グラスゴー)
マティアス・バーメルト指揮、スコティッシュ・
ナショナル・オーケストラ
編成:グループ I:Cornet in B♭, Trumpet in C, 2 Horns in F, Trombone, Tuba
グループII:Trumpet in C, 2 Horns in F, 2 Trombones
演奏時間:3分


武満徹によるプログラム・ノートから
「《シグナルズ・フロム・ヘヴン》は、ふたつの小さなアンティフォナルな
ファンフェアからなっている。
(中略)2曲とも、きわめて限られた音程関係とハーモニーによって
作曲されている。
そして、タイトルが暗示するように、平和で、幸福な感情に満ちている。
親しい友人たちへの、挨拶としての、信号である。」


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◆ラーション:サクソフォン協奏曲 op.14
(弦楽合奏にサクソフォン・ソロ)
こういう曲はフュージョンじゃないよね。
クラシックの現代曲に分類されるのだろうけれど、
演奏者も大変だろう。2楽章のアダージョの伴奏も
ソロも秀逸。落ち着いていて、カッコE。終楽章の
落としどころも感得できて、いい曲だったな。


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◆ベルワルド:交響曲第4番 変ホ長調「ナイーヴ」
所々印象的なメロディーがあり、起承転結がある。
シベリウスの様な、北欧的な感じよりも、どちらかと
いうと牧歌的な穏やかな感じの曲だった。


終楽章は押し出しもよく、鈴木さんのアアプローチも
的を得ていたのかもしれない。30分余りの曲が
ある意味短く聞こえた。ある程度、曲を覚えるには
何度か聴き直さなくてはならないけれど、こういう演奏なら
リピートもOKかもしれない。


「音楽」している鈴木氏に拍手。


10月31日生まれのジャズメン イリノイ・ジャケー ブッカー・アーヴィン シャーマン・ファーガソン  ボブ・ベルデン

2020-10-31 19:34:02 | 音楽夜話(ジャズ)
Illinois Jacquet (Tenor Saxophone, Band Leader) 1922–2004.10月31日生誕98周年。


ジャケ―というと、お名前ぐらいしか存じ上げず、音源まで至らず。
パーカーより年上。
スイングから、ビッグバンドから、コンボから。いろいろな活動域で、
活動していた。テキサス・テナー、好きかも・・・。


The Blues; That's Me!
https://www.youtube.com/watch?v=uirr5iEGbyA&list=OLAK5uy_mRVk3yW6cMkmSo4y8-CmFu0zE_nItuDqk&index=1


1曲目から、グライムスの長いギターソロがあって、ほんとにこのアルバムでいいの?と思っているとやっと
ジャケ―が出てくるという。プレスティッジ・レーベルの玉石混交というやつ。こういう作りの音楽というのも
なかなか味がある。絶対他では出せない味。ジャケーは、ラウンド・ミッドナイトでオーボエを吹いている。
サックスとは運指もリードのくわえ方も違うだろうし、リード作らなくてはならないし、どうやって習得したのか
わからないけど、一芸に秀でる人というのはある意味、いろいろできるのかもしれない。

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Booker Ervin (Tenor Saxophone) 1930–1970.10月31日 生誕90周年


パーランやミンガスと仕事したり、自分のアルバム出したり、
ハードバップ時代を駆け抜けていった。なかなか骨太で、ブルージーで
耳につく。自己のアルバムだと有名盤もあるものの、今回は、
ロイ・ヘインズと共作のアルバム。
このアルバムジャケットはどこかで見た覚えがあるのだけれど、
どこかのジャズ喫茶で聴いたのかもしれない。
その時、タイトル見忘れたのかもしれないけど、うっすら
記憶に残る。よくよく見たら、ブッカー・アーヴィンも
参加してるではないか。それもワン・ホーン。
ご本人の有名盤を差し置いて聴いている。


Roy Haynes With Booker Ervin - Cracklin' (Full Album)
https://www.youtube.com/watch?v=Vp2oRxjBZY4&t=6s


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Sherman Ferguson (Drums and Percussion) 1944–2006. 10月31日 生誕76周年
「知覚」(1973)というアルバムを聴いた。フュージョンの様なフリーのような一枚。
ほかのミュージシャンとスタンダードも叩いている。
多彩なドラマー。


Catalyst ‎– Perception (1973)
https://www.youtube.com/watch?v=YZeFWoPFmFo


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Bob Belden (Arranger) 1956ー2015 10月31日 生誕64周年


テナーサックス奏者並びに、作編曲、ブルーノート研究者
など多彩な経歴を持つ。名前は伺ったことあるけれど、
音源までは至らなかった。
このアルバムでは主に、プロデューサーを務めている。
ブルーノート関連のアーティストの作品を演奏している。
90年代のアルバム。スムース・ジャズ的な味わいのある、
ブルー・ノートも彼の手にかかるとこうなる的な1枚。


Shades Of Blue Bob Belden
https://www.youtube.com/watch?v=fwctxc8Hr9o&list=OLAK5uy_nk5z_mVkvOP5PyCGxRNHboRupYEAOtxvg&index=1



クリストフ・エッシェンバッハ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団 演奏会

2020-10-31 14:19:55 | 音楽夜話(クラシック)
クリストフ・エッシェンバッハ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団 演奏会

04:00-06:30 20.00-22.30 RBB


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47
クリストファー・パク(ピアノ)
クリストフ・エッシェンバッハ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団
2015年5月21日 ベルリン、フィルハーモニー


エッシェンバッハはピアニストだった。その方が、指揮にまわり
ソリストをサポートするのは、どういう深め方をするのだろう。
よどむことないテンポですすめられる。歌い口もなめらか。
バランスよく流れていく。オケもよく鳴らして、ピアノもひきたて
まとめていった。耳馴染みのよい演奏だった。
アンコールは、モーツァルト
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330 第二楽章 アンダンテ・カンタービレ


後半はショスタコーヴィチの5番。
マーラー・ブルックナーの次はショスタコーヴィチが・・・。
あまり来た感じはないが、定番曲は流れるし、ファンはいらっしゃる。
緻密なつくりの作品が多く、個人的にはあまり入り込めなかったが、
この曲の実演に接したことないけれど、アルバムなどではごくたまに
聴いたことはあった。バーンスタインのアルバムが有名だった。
それも聴いたことがあった。カロリー高く重かった。


ある意味救いがない。後半にこの曲は重いなぁ。
切れ込みいい導入。見通しがいい。凄くち密に作られている。
聴きこみが必要な作品であることもわかる。
エッシェンバッハの演奏は、何か感じさせるものがある。


シューマンの2番の時もそうだった。ショスタコービチも彼の音楽に
、意味づけしていくことが感じられたりする。


終演後、会場が沸いた。声がかかる。
分厚い音の洪水から解放されて、何らかのカタルシスが得られる。
ベートーヴェンの5番と似たようなところがある。
ショスタコーヴィチの方が、音楽は複雑だけれど、行きつくところは
同じなのではないかと思った。

10月30日生まれのジャズマン クリフォード・ブラウン テオ・マセロ

2020-10-30 18:02:17 | 音楽夜話(ジャズ)
Clifford Brown (Trumpet)  1930–1956. 生誕90周年


いいよね。クリフォード・ブラウン。マイルスとも違うし、
チェット・ベイカーとも違うし、でも、すごい天才は
早逝するし、でも音源が残っていてありがたい。


エマーシーマーキュリーの全集など、もう、最高。


ウイズ・ストリングス。
ブラウンのぺットは歌っている。


Clifford Brown - 1955 - With Strings
https://www.youtube.com/watch?v=5Aww9lWwYlY&list=PLUJ7V33M1wR3JLVPbCEBiR3_1PNP7zaO






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Teo Macero (Producer) 1925–2008. 生誕96周年


というと。マイルス・デイヴィスとつながる。


小川隆夫氏のブログより、テオ・マセロについて
https://blog.excite.co.jp/ogawatakao/7472028/


スケッチス・オブ・スペイン。
マイルスの1枚よく聴いた。初めのアランフェスは特に。
テオのプロデュースによるもの。
これは、個人的名盤。


Miles Davis - Sketches of Spain (1960)
https://www.youtube.com/watch?v=mSS5p9BdNGU


女性パーソナリティーの声に惚れる。

2020-10-30 17:33:41 | 旅は道連れ世は情け
女性パーソナリティーの「声」に惚れる。


秀島史香 JーWAVEのグルーブ・ラインに
10年間ピストン西沢氏の相手として勤めた。


その間、聴いたことあって、ピストン氏の
コールアンドレスポンスが面白く、その中での
「声」に惚れた。普通感が半端なく、
結婚出産を経験、今は日曜朝の番組持ってたり
して、落ち着いた自然な雰囲気を醸し出す。


一時期ラジオを追いかけた。
時折、車に乗っててその時間だと
周波数をあわせたりする。
至福の時間だ。


次は、これもたまたま聴いた
関東ローカルのFM番組。
「スカイロケットカンパニー」の
アシスタント「浜崎 美保」嬢だ。


この方の声もなかなかだ。
多分癒し系の声かもしれない。
元気をいただける。
マンボウ氏のトークにリアクションする
彼女も結構素敵だ。
なんか独特のオーラを発している感じがする。
幾多の女性が声を電波に乗せているが、それを
いいと思うことはそうないのだけれど、この2人は
多分、断トツでいい感じだと思う。
個人的な評価だけれどね。声・浜崎美保 「ふと力が抜ける瞬間を作りたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/69d7f41613e5eaeee43307ab111dd018e194468b