MOBU'S MUSIC MAZE

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5月31日生まれのジャズマン  レッド・ホロウェイ クリスチャン・マクブライド

2024-06-01 11:48:17 | 音楽夜話(ジャズ)
5月31日生まれのジャズマン  レッド・ホロウェイ クリスチャン・マクブライド




Red Holloway (Alto Saxophone) was born in Helena, AK, 1927–2012. 生誕97周年 没後12年


40年代後半から活動をはじめ、60年代からレコーディングに参加し、
ハードバップやソウル・ジャズに傾倒した。
今日はレコーディング開始したころの1枚、ブルース、ソウルジャズ、
プレスティッジの玉石混交のなかの1枚。
めっけものはエリック・ゲイル(g)の、こんな時はこんなプレイ
してました的な、あのフュージョンからはちょっと想像できない
ファンキーなリフを弾いてたりする。ホロウェイもマグダフや、
ジーン・アモンズなどとの共演もあり、黒っぽいフィーリング
全開の録音もあるだろう。ちょっと面白かった。


The Burner
https://www.youtube.com/watch?v=ph2girMtIj4&list=OLAK5uy_nZH2gteoX4XYryJhPOnL-PuUoHGiGTZLk&index=1




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Christian McBride (Acoustic Bass) was born in Philadelphia, PA in 1972. 52歳おめでとう。


ジュリアード出のジャズマン。ある意味エリートですね。
その後の活動をみても、著名なミュージシャンとの活動、
ジャズ・スクールでの、後進の育成など、周囲に目を
配り、自身の活動を深めています。なかなかできることでは
ないと思います。
今日は、ジョシュア・レッドマンがリーダーのアルバムから
ロング・ゴーンの収録前のライブ映像から、彼らの
一端を試聴します。


「初めての体験は特別で、誰もが知っていました。
しかし、元ジョシュア・レッドマン・カルテットのメンバー
(サックスのレッドマン、ピアノのブラッド・メルドー、
ベースのクリスチャン・マクブライド、
ドラムのブライアン・ブレイド)に聞いてみれば、
昨年の秋にニューヨークのハドソン・バレーにある
ザ・ファルコンで再集結し、25年ぶりに再集結した時、
そこには魔法のようなものがあったと断言するだろう。


その再結成ギグは、幸運にも前方のテーブルから
聴くことができたが、この素晴らしい4人による最高に確実な
新しいスタジオ・アルバム『RoundAgain』のレコーディングに
先立って行われた。ジャズ・ナイト・イン・アメリカ
(Jazz Night in America)とNPRミュージック(NPR Music)は、
2夜連続で1時間のコンサート・ビデオを公開し、
その火花が再び燃え上がる瞬間を体験することができます。」
動画解説より。




Redman Mehldau McBride Blade (Live at The Falcon) | JAZZ NIGHT IN AMERICA
https://www.youtube.com/watch?v=SVNKQtPvv00


共和国音楽祭「デニス・マツーエフ・プレゼンツ:世代の対話」田所光之マルセル  ラヴィル・イスリアモフ  ジョージ・ハリオノ

2024-06-01 09:59:03 | 音楽夜話(クラシック)
23:00- 19.00- YouTube_
共和国音楽祭「デニス・マツーエフ・プレゼンツ:世代の対話」。
コンペティションの勝者が演奏する。

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調


パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.6~Adagio/Allegro spirituoso


チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 op.46
ソリスト・アンコール:
グリーク・ぺールギュント組曲より第4曲山の魔王の宮殿にて
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツOp34




田所光之マルセル(ピアノ)(1)(日ー仏)
ラヴィル・イスリアモフ(ヴァイオリン)(2001年ロシア)
ジョージ・ハリオノ(ピアノ)(2)(英)






ドミートリー・クリュコフ指揮バシコルトスタン共和国国立交響楽団
2024年5月31日 ウファ、国立コンサートホールから生中継


田所光之マルセル氏はウクライナ侵攻時のロシアのコンクール(第17回
チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門2023)に日本人として出場するのか
否かというところで話題になった。
彼は出場し自分なりのアピールをした。ある意味勇気のいること
だったとおもう。以降、少なくともロシア開催のコンサートには
出演できている。そんな彼の演奏を聴く。
フランスもの。片方の血を受けついでいる。
真面目なラヴェルというか、それでも弾き飛ばすことなく、
緩徐楽章もそつなくこなしている。終演時いくつもの
ブラヴォーが飛んだ。


パガニーニの1番の協奏曲は多分初めて聴く。
この曲は原調が変ホ長調で書かれていて、
なんとヴァイオリンの調弦を半音上げるという
技を使っている。ロックではギターなど半音下げ
チューニングというのは普通にあるが、
クラシックにもこういう技があることは
初めて知った。
今では、オケを半音下げて演奏し、Vnは半音上げずに
二長調で演奏するというのが大筋の形態らしい。
今回もニ長調と書いてあるように、ニ長調で
演奏されていた。難しい技巧を要する曲なので、
演奏家は苦労があるだろうけれど、聴く方は
それらを楽しめるので聴きごたえがあり、明るい
調性と甘美な旋律もありパガニーニ自体の
音楽も愛されているわけが分かる。
21世紀生まれのVn奏者。若手だけれど、実力はある。


チャイコフスキーの2番のピアノ協奏曲は以前から
何年かに1度耳にする。1番のように掴みは
されないのだけれど、どんな曲だったかなというような
距離感のあるもの。1番に掴まれすぎているので、
2番まで耳が届かない。
ロシア民謡的な旋律も効果的に管弦楽に施されていて
そこはチャイコフスキー冥利に尽きるのだけれど、
聞き込みが足りないので馴染みがないのはたしか。
まずは聞いてみよう。演奏は40分以上あったので、
原典版での演奏だった模様。最後は華々しく
終わり、聴衆の反応も良かった。なかなか華麗な曲だった。