北関東の水曜どうでしょうロケ地巡りで高崎の達磨寺を巡ったあと
この機会に日本三大うどんの1つとも言われている「水沢うどん」をぜひ食べておきたくて
達磨寺から車で40分程走ったところにある水沢うどんの有名店「大澤屋」にお邪魔しました。
人気店なので席に通されるまで20分待ちとかザラにあるようですが
僕が行ったのが閉店2分前という店的に非常に迷惑なタイミングだったので待ち時間はナシどころか
店の人が閉店準備でテーブルを拭いたばかりのところに通してもらって大変申し訳なかったです。
で、今回注文したのは「大ざるうどん」と「舞茸てんぷら2個」がセットになった『竹』。
注文から程なくして運ばれてきたうどんを食べてみると
細めなのにグッと押し返してくるコシの強さがあり、ツルツルッとしたのど越しも良くてとても美味い!
長野県民なので、基本的にうどん派よりは蕎麦派だし
うどんと言えばスーパーで売ってるユルユルのうどんくらいしか食べたこと無いから
讃岐や稲庭など他のうどんとの比較は出来ないけど、この水沢うどんは確かに美味いです。
そして、うどん以上に美味かったのが舞茸のてんぷら。
僕の下手くそ写真じゃ全く伝わらないけど、想像をはるかに超えたBIGサイズの天ぷらです。
うどんのかえし(つけ汁)につけて食べようとしても
器の口の部分に引っかかって、かえしまで届かないくらい大きいかたまりです。
それなのに、器に入らないほど大きいのに食べてもキノコの菌類特有のイヤな臭みは全く無くて
フワッと鼻に抜ける舞茸の香りと程よい弾力ながらある程度噛んだらザクッと噛み切れる絶妙な食感
そこに衣のサクサク感が合わさって、もう絶品ですよ。
この舞茸の天ぷらだけでも一度は食べに来るだけの価値が大アリです。
なぜか玄関ロビーに巨匠 岡本太郎の芸術作品がデーンと置かれています。しかも座るの可です。
今回、水沢うどんを食べるにあたり
以前水沢うどんを食べた事のある人に「大澤屋」を勧められたんだけど
その時の経験で「並を注文するとうどんの量が絶対的に足りない」とも教えてくれてたので
大盛りのうどんのセットを注文しましたが
確かに大ぶりの舞茸天ぷら2つを楽しむには『うどん大盛り』がバランス的にもベストだと思いました。
マジで舞茸天ぷら大きいですよ♪
女子とかと行くなら天ぷらは単品で頼んでシェアするくらいがちょうどいいかもね。
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さてさて、話の時系列をちょっと戻して達磨寺から大澤屋へ行く途中の話です。
大澤屋の閉店時間が16時と早い店じまいをするのに
達磨寺のロケ地撮影が終わった時には15時を過ぎていて
達磨寺から大澤屋までの移動には約40分必要という
大澤屋の閉店までに間に合うか結構ギリギリで運転していたんだけど
運悪くノロノロ運転の車につかまってしまい運転ストレスがマックスに達しかけたその時
視界に『珍宝館』の赤い文字がビシッと飛び込んできた。
明らかに怪しげなオーラを発する「珍・宝・館」の3文字を見たとたん
さっきまでのイライラは一気に吹き飛んでしまい
脳内の98%の細胞は「珍宝館」のことしか考えられなくなってしまった。
だがしかし、水沢うどんのお店もあと数分で営業終了してしまうという切迫した状況でもあったため
珍宝館にハンドルをきってしまいそうになるのを何とか踏みとどまり
うどん屋の閉店2分前に店に飛び込むことが出来て無事に水沢うどんを食べることが出来たわけです。
で、うどんを食べ終わって店を出たのが5時少し前。
食べてる最中はすっかり忘れていたけど、店を出たところで先ほど見かけた珍宝館の事を思い出し
スマホで営業時間とかを調べてみると午後5時まで営業しているとの事。
急いでいけばギリギリ営業時間内に間に合いそうだったので休む間もなく珍宝館に急行です。
っていう事で、長々と駄文を書きましたが「珍宝館」に行ってきちゃいました。(ここから本記事のメイン)
(以下、いろいろ事情があるので一部ボヤッとした書き方をしてます)
到着すると受付に人がおらずオロオロとしていると
建物横の方から「お兄さんも見て行くのかい?だったらこっちに来な」と呼ぶ声がしたので
声のしたほうに行くと女子2人組みとおばちゃんが1人いました。
おばちゃんが「入場料1,000円はここでもらうよ」と言うので
状況がまだ把握出来てなかったけど誰だか分らないこのおばちゃんに1,000円を渡したら
「これで全員だね。まずは私、珍宝館の『館長』兼『マン長』です。名前は『ちん子』です。」と
突然始まった解説トークにビックリ。しかも内容がいきなりハードパンチだったので
開始2秒でちん子マン長のペースに引きずり込まれてしまいました。
しかも説明途中にススッと近づいてきたかと思ったら
いきなり股間触ってきて「勢いが無いねぇ」と超至近距離からの強烈な一撃を打ち込んできました。
それが俺だけかと思っていたら女の子のも触りながら「乾き気味」とか「少し濡れてきたわね」など
ちん子さんの無差別セクハラはどんどん加速していくばかりw
でも、嫌悪感とか全然感じなくて、勢いに圧倒されて笑うしかないの。この人スゲェよ。
館長兼マン長のちん子さん。二又に分かれた大木に細長い棒を差し込みながらの解説中。
その後も展示物一つ一つを巧みな昭和テイストのエロトークで説明をしていきつつ
ところどころでお客一人一人にフルスイングのエロトークを無遠慮に振ってきたりして
グイグイと強引にちん子ワールドに引き込んでいきます。
で、最初のフロアの展示物を説明し終わったかと思ったら
「じゃあ、あとは勝手に見ていって」とだけ言ってサッサと受付に戻って行ってしまいました。
突然取り残された俺と女の子2人。簡単な会話をしてみるが、正直すげぇ居辛いんだけど(大汗
結局、写真を撮りながら徐々に女の子達から逃げてしまった俺。やっぱり、勢いが無いんだねぇ。
でもまぁ、珍宝館内外にはかなりの数の魅力的な展示物が置かれていて
般若に見える組み絵が描かれた大皿や、昔の絵巻物風のポップなアレな絵や
中国っぽい2つ1組で遊ぶ大人の置物や、まんまそれを彫ってある石柱や石碑など
なかなか見ることが出来ないステキな珍品が所狭しとあるので写真撮るのにホント忙しいです。
(ブログ的には非常に使いづらい写真ばかりですけど)
中には川原で拾ってきた石を並べているだけのコーナーもあったりして
『円柱状になった石』や『割れ目や窪みがある石』など
見るだけならネットでいくらでもホンモノを見ることが出来るこの時代に
あえて中二の想像力が必要な展示物が平然と置かれていたりして
昭和のどこか胡散臭いディープな風情がまだ現役で残っている、こういうの大好物ですw
(左の白い建物が新館。右の瓦屋根の平屋が旧館です)
この珍宝館、意外と結構繁盛しているのか旧館と新館の2棟あり
最初にちん子さんに連れられて見学した方は新館でしたが
旧館の方もなかなかのカオスな状況になってました。
ぶっさいくな顔のおかめが飾られているかと思えば
エロを通り越して猟奇的な木人形が異様な数で並べられているだけの部屋があったり
木彫りの仏像が雑然と並べられているコーナーの横には
タヌキの剥製が置かれていたりします。
こんな感じで、終始混沌としすぎてて自分の中でワケわかんなくなった頃に展示エリアの出口に到着。
もうお腹いっぱい。
すっかり理性的な部分が壊れてしまってヘラヘラしながら受付に居たちん子さんに
「ホント良かったです。また来ます。あ、これ買います。」と、お土産を買いつつお礼を言って帰ってきました。
江頭さんや山本晋也監督が来館した時の写真が飾ってありました。
あと、オアシズの大久保さんや2年位前にワイルドがどうのとか言っていた芸人の写真もあったぜぇ~。
昭和ロマンが漂う秘宝館の数はすでに全国でも数えるほどしか残っておらず
前々から絶滅するまでには一度は行っておきたいと思っていましたが
まさかこんな一人旅してる最中に偶然出会って行くことができて本当にラッキーでした。
珍宝館にいたのは1時間程度だったけど、とても濃い非日常的な体験ができて大満足でした。
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お土産で買ったのは水着の女性がプリントされたコップと、それぞれの形をした飴ですw
『珍宝館公式ホームページ』