群響定期

2008-07-20 13:01:34 | Weblog
関東地方は梅雨明け初日から猛暑日。それでも汗がすぐに乾きますから、その前日18日のスチームを背負っているかのような蒸し暑さと比べればはるかにましと言えそうです。
昨夜は、群馬交響楽団の第447回定期演奏会へ出掛けました。群響の定期は昨年三月以来ですから約一年半ぶり、高関健・指揮、小川典子・ピアノで、プログラムはモーツァルト・ピアノ協奏曲第19番とブルックナー・交響曲第5番。群響の演奏会はこれが三度目ですが、在京オーケストラの定期演奏会ではみられないアットホームな雰囲気には毎度のことながらタジタジになりますね。定期会員になろうと思ってもS席には新規参入者の余裕がないため、会員の世代交代をじっと待つしかないかも(^^;;
さて、小川典子の演奏、私は初めて聴きましたが、今年のはじめにサントリーホールでデビュー20周年記念リサイタルを行った実力派のようです。昨夜のモーツァルトは堅実にしてシンプル、伸びやかで自然体の演奏は良い意味で予想を裏切ってくれたような気がしました。この顔あわせでしたら、個人的にはロマン派の作品を聴いてみたかったですね。ま、おあとがブルックナーですからこのプログラムが賢明なのでしょうが…。
ブルックナーは…くたびれました。同じ5番でも、マーラーでしたらここまで疲労感を覚えることはなかったはず。指揮・オケともに熱演ではありましたが、私としてはやや消化不良気味ですね。それでも最後まで聴き通せたのは生演奏だからこそ(連れは途中、舟を漕いでいました)、CDでは最後まで聴く根性がありません(T_T)トシはとりたくないものです。
ところで演奏途中、フォルテシモの直後の静寂の時など、左上方からのノイズが気になって仕方がありませんでした。最初はティンパニかと思いましたが奏者が叩いていない時も聞こえ、音の方向から察するにエアコンないしは空調が原因のようですね。ホールを出てからは聞こえていませんから、聴覚異常の可能性は低いと思われます。プログラムやチラシを落とす、咳がでる、あるいは四半世紀程前ですと時計のアラーム音など、客席の静寂が保たれて演奏が終わることは稀ですが、今回のような経験はそれこそ初めてで、どうしたものか考えてしまいました。

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