日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

ウリウリコッポンオリフェスティバル2016へ!

2016-05-27 10:03:33 | (愛)のブログ
先週日曜日、東京青商会主催の「ウリウリコッポンオリフェスティバル2016」に家族で出かけました!

午前10時50分ごろ晴天日和の中、会場に到着してみると、すでにオモニたちがグラウンドの一画で屋台をだしてました!
そこには母校、長野朝鮮初中級学校のオモニ会たちが作ったチョゴリタンブラーが20個限定で売っていたので、迷わず購入。

ひとつひとつ手作りで作られたものは味わい深くておしゃれで可愛いです。

幼馴染の同級生のオンマも屋台でフル稼働、手際よくチジムを焼いていたので思わず購入。お腹を少し満たしてから遊びに回りました。

まず向かったのは、動物ふれあいコーナー。白ヤギ、イヌ、ヒヨコ、ハツカネズミ、カモ、ウサギ、モルモット、アヒル、シチメンチョウ、チャボなど、たくさんの動物たちがおり、抱っこをしたり、餌をあげたりできました。

七面鳥が思ったより大きく、鳥が苦手な私は外で待機。子どもは満面の笑みで抱っこしたり、餌をあげたりを楽しんでいました。

次に遊戯コーナー。色んな遊具やボールプールがあり、子どもたちがたくさん戯れていました。ボールプールは皆のあまりのはしゃぎように、少したじたじ。。。

続いては、参加型ブースへ移動。グルーデコや、パティシエ体験など、様々な体験ができます。
子どもはバルーンアートの教室で、剣をリクエスト。あっという間にかっこいい剣をバルーンで作ってくれました!
私はネイルブースでかわいいネイルをしてもらい、何だか得した気分に。

会場にはコッポン、セサギ、シアリなどのキャラクターもいて、子どもたちの人気者でした。

結局また動物ふれあいコーナーに戻り、子どもはまた動物を抱っこ。14:00の終了までずっとうさぎやモルモットをナデナデしていました。
子どもが産まれてからは毎年ウリウリコッポンオリフェスティバルに行ってますが、動物コーナーは初めての体験!普段ふれあえない動物に気軽に触れることができるのはとても有意義でした!

子どももたくさん楽しめて、オンマアッパも楽しい、そんなフェスティバルでした!
また来年もあれば、ぜひ行きたいと思います。(*^_^*)(愛)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

東京無償化裁判第10回口頭弁論〜669人が傍聴へ

2016-05-26 10:00:00 | (瑛)のブログ







 62人の東京朝鮮中高級学校生徒たちが無償化への適用を求めた高校無償化裁判第10回口頭弁論が5月25日、東京地裁で行われた。

14年2月の提訴から2年が過ぎ、10回を迎えた裁判には、東京朝高の1年から3年までの全校生をはじめ669人が抽選券を求めて長い列を作っていた。600人を越えたのは初めてで、今までで最多。傍聴席は白いポロシャツがまぶしい朝高生たちが席を埋め、裁判を注視していた。

裁判が始まった当初は3人の裁判官全員が女性だったが、この間、裁判官は二人、入れ替わり、この日は裁判長が変わった。3人全員が男性。今までの議論をしっかり受け止めて判決を下してほしい。

口頭弁論では、原告側弁護団から重要な意見書が提出された。教育法、行政学を専攻する安達和志・神奈川大学法科大学院教授が執筆した15000字からなる意見書は、文科省が東京朝鮮高級学校を不指定にした処分が違法であることを、専門家の見地から述べている。

文科省は、自民党が選挙で与党となった2日後の2012年12月28日、朝鮮高校生が就学支援金を受給するための根拠規定だった「規定ハ」を削除する省令改悪を発表し、翌13年2月20日に省令改正を公布し、不指定処分を通知した。

国はこの裁判で、朝高不指定の理由を二点主張している。一点目は、規定ハを削除したから。二点目は、規程13条に適合すると認めるに至らなかったから。

この点、安達意見書は「論理的に両立しがたい二つの理由を併記してなされた処分は、そもそも正当な理由提示を兼ね備えたものとはいいがたく、『13条に適合すると認めるに至らなかったこと』が本件処分の主たる理由であるとする被告の主張には重大な疑義がある」と喝破した。


安達意見書を具体的に見よう。


●規定ハの削除について

規定ハの削除は、特定の外国人学校を排除する目的で行われたと見るほかなく、「広く後期中等教育段階に属する生徒に係る教育費負担を軽減するため」に、「高等学校の課程に類する課程を置く」すべての教育施設を支給対象にすることとした法の委任の趣旨に反し、その委任の範囲を逸脱している点で違法である。


●規程13条をもって不指定としたこと

 この定めは、学校運営の法令適合性を全面的・包括的に審査する趣旨ではない。就学支援金の支給や使用を適正に行うために必要な限りにおいて、学校運営の適正さを確認することで足りる。それを、ハに規定する学校についてのみ、教育課程の客観的な位置付けとは離れて、就学支援金の授業料債権とは無関係な事項についてまで審査することは、本件規則の委任を超えるものだ。

 ※規程13条とは、規定ハの指定に関して設けられた基準が書かれたもので、この正式な条文は「…指定教育施設は、高等学校等就学支援金の授業料に係る債権の弁済への確実な充当など法令に基づく学校の運営を適正に行わなければならない」というもの。

 他にも国の違法性を論理的についている。

 ●高校無償化法2条1項5号は、「高等学校の課程に類する課程」に関する教育専門的・技術的な基準や客観的な評価方法等を定めることを文科大臣に委任したにすぎず、文科大臣の裁量はその範囲に限定されており、教育課程とは無関係な事情を考慮して指定対象を選別することについては、文科大臣は何らの裁量権も有しない。

 ●不指定処分は、教育基本法16条で禁じられた「不当な支配」の理解につき、著しい判断の誤りがあり、違法である。実際には「不当な支配」にあたるとの確証もないまま、その疑いだけで指定基準への適合性を否定している。

 安達教授の意見書は、2010年からの6年間に、文科省や時の政権党が繰り返してきた超法規的で、乱暴で、朝鮮高校生の権利を不問にした国の差別が論理的に整理されている。裁判官にしっかり読んでほしい。









 閉廷後、衆議院第一議員会館では、1時間にかけて報告集会が行われた。李春熙、金舜植、康仙華、師岡康子弁護士が参加。口頭弁論について解説した李弁護士は、今回、初めて専門家の意見書を提出した意義について述べ、「高校無償化法は、国連・社会権規約に基づき、学ぶ権利を広く保障するための法律だという本質を伝えたかった。対象校をより分けて、はずす裁量は文部科学大臣にはない。裁判官には、法律の目的に戻って考えてほしい」と訴えた。

今後、裁判は、原告側が求めている国の内部文書の開示がなされた後、それに基づき、原告側が反論し、次の国の反論、証拠調べ、結審、判決という流れになっていく。前の第9回口頭弁論の記事で、国が虚偽の説明をしていることが明かされつつあるという説明をしたが、「不指定処分の本当の理由は何か」を証明することに原告弁護団が心血を注いでいることがよくわかった。一方の国は差別を差別とみなされないよう、裁判所をいいくるめようとしている。ウソの上塗りをどこまで続ける気だろうか。

次に文部科学大臣が3月29日に28の都道府県知事に出した通知について田中宏・一橋大学名誉教授から解説があった。田中名誉教授は、「通知は、国連・人種差別撤廃委員会の『補助金の復活・維持』を求める勧告にはまったく言及していない。同委員会への次の報告期限は2017年1月。日本政府はどうするつもりなのか。大臣の通知には大きな欠陥と錯誤がある」と非難した。また、3・29通知に反対する「研究者有志の声明」が注目されるとして、「該当する28の都道府県の研究者を網羅している。自治体への働きかけを期待したい」と述べた。

 当事者からの発言も続いた。慎吉雄・東京中高校長は、「教員を45年務めてきたが、財政的に非常に厳しい時期にある。人件費を払えずに学校を運営している地域も多い」と苦しい心中を述べながら「交渉を有利にするために子どもを人質にして、傷つける日本政府のやり方については納得できない」と声を震わせた。保護者のリュウ・スニさんも、「私たちが闘いぬくために必要なことは連帯だ。その連帯にくさびを打ちこもうとする人がいる。今は仲間割れしないことが何より大事なこと。皆さん、裁判で必ず勝ちましょう」と切願した。

報告集会では、毎回、朝高生たちの発言があるが、この日は高1、2、3の生徒3人と朝大生の4人が発言した。印象に残った高3の女生徒の言葉を紹介したい。

「当事者になり、金曜行動にも参加したが、避けるように足早に通りすぎる人や、あざ笑うような蔑視を感じ、やるせなくなるときもあった。

…裁判の報告集会で勝利の自信に満ちた雰囲気に圧倒され、感動したことを今でも覚えている。弁護士の先生方が朝鮮高校に無償化が適用されるべきと強く主張する姿は、朝高生としての大きなプライド、自信になった」

毎回、裁判や金曜行動に朝高生や朝大生を見ると、私自身もやるせない気持ちになるが、本当に朝高生は毎回毎回、自分の言葉で、自分の気持ちで裁判を闘っている。この日も朝高生たち約400人は、裁判が終わった後、文科省に赴き、30分間、無償化を求めるアピールをした。



 次回、第11回口頭弁論は8月31日(水)11時から東京地裁103号法廷で。



6月12日に東京中高で行われる創立70周年文化祭についても告知があった。みなさん、ぜひ東京朝高へ!(瑛)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

はらっぱのおはなし

2016-05-24 10:00:00 | (S)のブログ


イオ6月号で紹介した、「はらっぱのおはなし」(松居スーザン、あかね書房、1996年)という児童書がとても良かったので紹介したい。

天気のいい夏の午後、はらっぱの真ん中に寝転んでぼんやりしていると、虫たちの話し声が聞こえてくる…。

物語は全部で10編。ねむくないコオロギ、オニグモじいさん、わるわるバッタ、ロマンチックなアリのぼうや、モンシロチョウに心揺れるくわはちなどなど、個性的な主人公が登場し、虫たちの1日が綴られる。愉快で、前向きで、元気の出る話もあれば、少し胸が痛くなるような話も。

登場人物やストーリーは、どこか身近なものにも感じる。人間の世界で見られる何気ない光景が虫たちによって再現されているようで、読み進めていくと「虫の話」ではないことに気付く。

そして一番に感じたのは、どの物語も優しさにあふれているということ。見返りを求めない、自然で素朴な優しさだ。
是非、機会があれば読んでもらいたい。


これまで、イオの児童書紹介を2回担当した。図書館や書店の児童書コーナーに関心が行かなくなって久しいが、改めて棚に目を通すと、面白そうな本がたくさん並んでいる。
子どもが喜ぶようなイラストや仕掛けにも感心するのだが、なにより内容の深さに驚くことが多い。大人が読むからこそ感じるのか、なにかと心を正される。

以前、捨てずに家に残してあった絵本を取り出してみた。幼い頃、繰り返し読んでいたお気に入りの作品だったが、今になって読むとまったく違う話が見えてきてびっくり。
忘れた頃に、また読んでみよう。(S)



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

無償化裁判、ヘイトスピーチ、沖縄…

2016-05-23 10:00:00 | (瑛)のブログ
 今日は月曜日、一週間の始まりだ。

 昨日は、久しぶりに祖父の祭祀に参加し、在りし日を懐かしく振り返った。いつもより人数が多く、そうなると思い出話にますます花が咲く。帰路、家族たちを乗せた車の中で、祭祀に参加しなければ祖父を思い出すこともないと、少々申し訳なく思った。

 先週は沖縄で殺された二十歳の女性のことばかり考えていた。

 散歩中の女性が強姦され、殺されたことが信じられなかった。しかし、犯人が捕まり、「無事に戻ることを考えていた。何も話すことはない」という家族のコメントが流れると、奪われた命が戻らない現実が押しよせ、さらに、沖縄と在日朝鮮人が日本で置かれた現実とが重なり、どんどん気持ちが沈んでいった。



 あさって5月25日は、東京無償化裁判の第10回口頭弁論が東京地裁で11時から行われる。原告の62人は、東京朝鮮高級学校を全員卒業しており、今は後輩たちが裁判や金曜行動を担っている。

 毎回、取材に来る記者は私以外にフリーのジャーナリスト一人のみ。大手のメディアの姿はない。6年もの間、外国人学校の中で唯一、就学支援金が支給されないことは、深刻な人権侵害であるにも、この間に教育の機会を奪われた在日の子どもや家庭の生活が回復されることはない。大手メディアはニュースにしないことで、この問題を黙殺している。

 「勝利の日までたたかう」と強い意志をもって闘う朝高生や先生、保護者たちの姿に襟を正されながら、かれらの声を世に伝えるのが、役目だと筆をとる。

 日本各地の5ヵ所で行われている無償化裁判は、泣き寝入りできないという「怒り」に支えられている。

 それは今、女性の死を無駄にしまい、とデモを続ける沖縄の人たちの思いとも重なる。

 先週暮れの20日、衆議院ではヘイトスピーチ法案が可決された。明日にも可決される予定だ。ヘイトスピーチ、ヘイトデモが日本社会を壊していく、という危機感は国会議員の中でも浸透されていった。その始まりは、川崎や京都でヘイトデモを受けた被害者の声だった。その姿に私自身も回復されていったように思う。ヘイトスピーチによって、学校を失った悔しさ、「次は本当に殺される」と恐怖を乗りこえ、法案成立を訴える同胞たち…。

 6月5日には川崎でまたもや、ヘイトデモが繰り返されようとしている。これを阻止するためにヘイト法成立をどうにか追い風にしたい―。市民たちが、市に警察に働きかけを続いている。

 少しでも前へ―。

 小さな一歩でもこの社会が少しでも良いものになるのなら、逃さず追っていきたい。(瑛)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

中欧3ヵ国を旅して(3)ブダペスト

2016-05-20 10:02:09 | (相)のブログ
 少々間が開いてしまったが、中欧3ヵ国の旅行記を再開したい。
 前回までは、チェコの首都・プラハから列車でハンガリーの首都・ブダペストに向かうところまで書いた。今回はブダペスト旅行記を。
 ブダペストは、ドナウ川河岸に広がり、壮麗な建物が立つ町並みの美しさから「ドナウ川の真珠」とも称される都市だ。ドナウ川といえば、ヨハン・シュトラウスの名曲「美しく青きドナウ」。ドイツ南部に端を発し、10ヵ国を流れ、黒海に注ぐ欧州第2の大河だ。
 ハンガリーはアジアの騎馬遊牧民族・マジャール人によって9世紀末に築かれたのが起源で、16世紀にはオスマン・トルコ、18世紀からはオーストリアに支配された。1848年から1918年まで続いたオーストリア=ハンガリー帝国ではウィーンに続く第2の首都で、ハプスブルグ家ともゆかりが深い。
 先立って訪れたプラハと同じく、ブダペストもドナウ河岸を中心とした市内の主要地域が世界遺産に登録されている(1987年)。中世の面影をたたえた町並みが美しかった。

 まずは、市内が一望できる「王宮の丘」へ。
 丘のほぼ中央には歴代の王が戴冠式を行ったマーチャーシュ聖堂がある。
 
 19世紀、オーストリア帝国最後の皇帝と呼ばれたフランツ・ヨーゼフとシシィの愛称で知られるエリザベートもここでハンガリー王、王妃となるための戴冠式を行っている。
 内部はこのような感じ。
 

 13世紀に建設されて以来、幾多の変遷を経て町を見下ろすように建っている王宮は火災や侵略、戦争などで破壊・修復が繰り返されてきた。現在は国立美術館や歴史博物館として利用されている。


1903年、建国千年祭に際して建造された「漁夫の砦」。「漁夫」という名前の由来は、中世にドナウ川で漁をする漁夫たちのギルドがここにあり、彼らは市の城壁を守る任務も負っていた、ここに魚市場があったから、など諸説あるが、真相ははっきりしていないという。丘の上にあるのになぜ「漁夫」なのか、というつっこみはしないでおこう。「砦」という名前がついているが、これまで砦として機能したことはないとか。

 丘の上に切り立つように建っているため、眺望は抜群。
 ドナウ川を挟んで対岸の中央に建っているのが国会議事堂。長さ268m、最大幅118m、高さ96m、総床面積17745屐∩管瑤691の部屋がある。とにかく大きい。夜には遊覧船からライトアップされた建物を見ることができる。
 
 ここ以外にも、王宮の丘はブダペストの美しい街並みを一望できるビューポイント。

 1896年、ハンガリー建国1000年を記念して造られた英雄広場は市内最大の広場。


 夕暮れ時の市内の通り。
 

 ブダペストは、ドナウ川を境に西のブダ地区と東のペスト地区に分かれているが、その両地区を結ぶのがセチェーニ鎖橋だ。吊り橋状の大きな橋で、19世紀半ばに建造された代表的な観光スポット。夜間にはライトアップされる。


 この橋や王宮の丘をはじめ市内の名所の多くが第二次世界大戦で大規模な被害を受けた(ハンガリーはナチスドイツについて枢軸国側として参戦)。現在の町並みは戦後の復旧作業によって修復または再建されたものだという。

 夜景はドナウ川の遊覧船から見るのもいいが、高いところから一望するのもいいということで、定番スポットに足を運んだ。イタリアから招かれたキリスト教伝道師ゲッレールト司教が初代国王逝去後の1046年に異教徒によって捕らえられ、樽に詰められてドナウ川に投げ捨てられたという話が伝わる「ゲッレールトの丘」。ここから見た夜景が下の写真。


 ブダペストの地下鉄も興味深かったので言及しておこう。市内の地下鉄一号線の開通は1896年。ロンドンに次いで世界で2番目に古く、電気式の地下鉄としては世界初だという。(イスタンブールの路線を世界2番目の地下鉄とする見解もあり)。世界遺産に唯一登録されている地下鉄としても知られている。市内のほかの路線が地下のかなり深い部分を走行するのに比べて、1号線は地表面の近くを走っているのが特徴。地上の入り口から階段を数十段降りるともう駅のホームに着いてしまう。日本の地下鉄に慣れているせいか、これには驚いた。ホームの造りもレトロ。(相)

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

二人の訃報

2016-05-19 10:00:00 | (K)のブログ


 長年、記者生活を送っていると、多くの人と出会う。多くは同胞の方たちだが、日本の方たちも少なくない。
 今月に入り、取材の中で出会った日本の方たちの訃報が二つ飛び込んできた。

 一人は、1世ハルモニを描いた一人芝居「身世打令(シンセタリョン)」を演じてきた新屋英子さん。新屋さんは2日、急性心不全のため大阪府富田林市内の病院で死去した。87歳だった。新屋さんの「身世打令」の上演は2000回以上にもなると報道されていた。
 新屋さんとは、イオ編集部の前にいた編集部で働いていた時にお会いした。何かの政治的な集会の時で、新屋さんはそこで一人芝居をされていた。打ち上げの時にお話したことを覚えているが、どのような会話だったのか、その内容はまったく覚えていない。新屋さんは在日朝鮮人との交流も深かった。

 もう一人は、演出家の蜷川幸雄さん。12日に肺炎による多臓器不全のため、東京都内の病院で死去したと伝えられ、告別式などに多くの著名な俳優の方々などが参席されている姿が報道されていた。80歳だった。
 蜷川さんは、月刊イオの98年8月号の誌面にインタビューで登場していただいた(写真)。そのインタビューを担当した。蜷川さんといえば、「灰皿が飛んでくる」と言われるほど厳しい指導が有名で、インタビューの際も非常に緊張したが、まった厳しさはなく、ニコニコとこちらの質問に答えてくださった。
 記事のタイトルは「ぶくぶく太るな、現状を否定しろ」。朝鮮民主主義人民共和国に帰国した同級生のことや、「政治の時代」を生きた若い頃の話をしていただいた。
 記事の中に次のような一節がある。「…若い奴が太っていると怒るんだよ。現状に満足するな、否定しろと言ってるんだよ。ぶくぶく太るということは、現状に満足していることの象徴に見えると」。非常に印象深い言葉で、「ダイエットしないと」と深く反省したことを今も覚えている。
 
 お二人とは、取材の後、個人的に交流があったわけではないが、印象深い出会いだったと思っている。
 月刊イオで、日本の芸能人のインタビューを掲載しないようになって久しい。日本政府の「反北朝鮮、反総聯」キャンペーンが大々的に繰り広げられ、日本社会全体に「反北朝鮮、反総聯」の雰囲気が覆いかぶさっていることも大きな理由の一つだ。
 月刊イオは創刊から20年を迎えるが、そのタイトルには、在日同胞社会の代を継いで民族の心を伝えていこうという思いがこめられている。20年がたった今、それに加えて、朝鮮半島と日本、在日朝鮮人と日本人をつなぐ役割を担うことを願って編集してきた。
 これから、日本の対朝鮮政策、在日朝鮮人に対する政策が改善されることを願い、もっと多くの日本の方々に、誌面に登場していただきたいと思っている。
 お二人のご冥福を祈りたい。(k)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

人生初のオフ会に参加した

2016-05-18 10:00:00 | (麗)のブログ
先日、オタク人生初の「オフ会」に参加した。
オフ会とは、普段は主にインターネットを通じて交流・活動する人たちが、実際に集まって行う会合のこと。

ブログでも何度か「オタク」ということを主張しているが、オタクと言っても、漫画、アニメ、小説、映画、俳優、アイドル、プロレス、軍…などなど、ジャンルは様々。
私も漫画とアニメはある程度読んでいる方だが今回は「俳優ジャンル」。
Twitterで知り合い交流してきた人たちと、とある俳優について熱く語るというオフ会だ。

ちなみに、Twitterでは複数のアカウントを取得できる。私生活や仕事の愚痴、趣味など、アカウントを使い分けている人も多い。
主に私生活や仕事のことをつぶやき、フォロー・フォロワーもほとんとが知り合いの「リアルアカウント(リアアカ)」があれば、私のように「オタクアカウント(オタアカ)」で自分の趣味について「○○かっこいい」とか「会いたい」とか、ひたすらどうでもいいことを雑多につぶやいたりする。

でも、ネット上で交流している人たちと実際に会ったところで、盛り上がるのだろうか…? 会話が途切れたら…など不安は勿論あったし、それ以上に「こんな顔してます」と自身を晒すことになにより緊張を覚えた。

その日は、私を含め四人が参加。全員女性で、みな私より年上だ。
食事をしながら俳優の話をしたり、公開中の映画について、それぞれ感想を言い合ったりして盛り上がった。
「今度自宅に招くから上映会をしよう!」「一緒に海外に行って聖地巡礼しよう!」と、共通の趣味を持つ者同士、一度盛り上がればとんとん拍子に話が進む。

あまりの意気投合ぶりに驚きつつ、少し冷静に見ていた自分がいた。
しかし、その熱量たるやすごいの一言。さすがオタク、みんな楽しそうだ(私も楽しい)。
何てコミュ力(コミュニケーション能力)が高い人たちだ…感心する一方で、あっけにとられていた自分。

「○○さん(私のハンドルネーム)もどうですか!?」
「え!??(やばい、迫力に負けて話入ってなかった)あ、はい、是非…!?」
「「「やったー!決まりだ!!」」」

満場一致で、次のオフ会が決まった。
そうと決まれば話は早く、「それだったら私やりますよ!」「○○なら私が…!」と、目を輝かせて次の打ち合わせをポンポンとしていった。

こうして私の人生で新たな出会いが誕生した。
いつまで今の趣味にハマり続けるかわからないが、共通の趣味で盛り上がるのはやっぱり楽しい。
こういう出会いもたまにはいいなと、実感した日でもあった。(麗)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

月刊イオ6月号が完成しました!

2016-05-17 10:00:00 | (理)のブログ

 イオ6月号が完成しました! 今回の表紙はなんともドラマチック。特集「担う・支える・医療人」をテーマにデザインしてもらいました。

 これまでイオには、さまざまな分野の同胞たちが登場してきました。6月号では、外科医、内科医、歯科医、薬剤師、看護師、助産師などなど…医療の現場に携わる同胞たちを一挙紹介しています。また、在日本朝鮮人医学協会(医協)の朝鮮学校での取り組みのほか、医療分野で地域の同胞たちに貢献している大阪の共和病院についても掲載します。

 病院や医療施設はとても身近なものながら、現場に携わる人たちのお話を聞く機会はそれほど多くありません。この職業を志した理由、仕事のやりがい、大変だったこと、忘れられない出来事など、さまざまなお話を聞けたのがとても楽しかったです。
 印象的だったのは、仕事の話題になると自然と顔が引き締まること。目の力強さや言葉の端々から真剣さが伝わってきて、こちらが少し緊張しました。

 
 特別企画は、「今、外国人の人権は―人種差別禁止法成立に向け―」です。
 2009年から増え続けているヘイトスピーチ(差別煽動表現)は、日本政府が外国人の人権を無視してきた歴史と無縁ではありません。先日、ヘイトスピーチ対策法案が参院法務委員会で可決されたことで、ようやく成立への流れができてきましたが、その内容については議論を呼んでいます。特別企画ではいま一度、差別が放置されている日本の現状と法律の必要性を考えました。解説やグラフを用いてわかりやすく解説しているので、ぜひ読んでみて下さい。

 他にも、熊本地震で被災したあと復興を目指して第一歩を踏み出した同胞たちの姿、京都府青商会が朝高生たちのために始めて4年目を迎える「未来ゼミナール」、済州島4.3事件から68年に際して催された「語らいと歌の夕べ〜記憶は弱者に残る〜」、サッカーのインドリーグで初優勝を遂げた金成勇選手のエッセイなど内容盛りだくさんです。

 今月号もぜひお手にとってみて下さい!(理)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

同胞医療人たち

2016-05-16 10:25:13 | (愛)のブログ
明日、イオ6月号が納品されてきます。
6月号の特集は「担う・支える・医療人」と題して、同胞医療人たちを紹介、そして在日本朝鮮人医学協会の活動についても紹介しています。
今回、特集デザインを担当しましたが、第一線で活躍する同胞医療人たちの高い志にとても感銘をうけました。

救急医療の現場で働く看護師さん、町のかかりつけ医で地元の人たちから慕われているお医者さん、
自身の仕事で忙しいにも関わらず傍ら学校保健の活動などにも精を出している姿などに、尊敬の念を抱きました。

私自身、子どものときから体が弱かったこともありお医者さん(日本人)にはとてもお世話になってきたので、
今回の特集は同胞の中にも普段から人を救う現場に携わっている方がたくさんいるということを知れたとともに、
普段語られない医療人たちの活動も知ることができ、面白かったです。
そして私はまんまと風邪をひき、地元のお医者さんに早速お世話になってきました。
医療に携わる方々には本当に頭が下がる思いです。


表紙も特集に合わせ、渋いデザインで作って頂きました!
明日、お見せできると思います。

月刊イオ2016年6月号もぜひお手にとってみてください!(愛)

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

祖父母がLINEデビューした

2016-05-13 10:00:00 | (S)のブログ

 最近、祖父母がタブレットでLINEデビューした。(というより、半分強制的に始めてもらった。)

 祖父は91歳、祖母が85歳。私の家から1時間ほどの距離に住んでいるので時間があれば会いにも行くが、高齢なので常に何かと心配だ。また、写真などを共有して、楽しんでもらえたらという思いもあった。

 なかにはスマホなどの機器を駆使している高齢者もいるが、私の祖父母はほとんどそういったものを扱ったことがない。一応らくらくホンを1台持っているのだが、「電話をかける」「電話に出る」という操作以外は一切分からない。そんな祖父母はタブレットを見せても当然難しそうにしていた。とりあえず、「この絵(スタンプ)から何でもいいから選んで触って!」といいながら、簡単なスタンプの使い方から伝授。すると、出てくるスタンプが動いているのに大興奮。意外なところがウケるものだ。文字の打ち方も一から教えた。

 こうして、祖父母とのラインのやり取りが始まった。はじめはこちらが何か送っても反応がなかったが、徐々に慣れてきたのか会話の内容にぴったりのスタンプが送られてくるようになった。教えられていない画面に切り替わってしまうと対処ができないので、そんなときはSOSの電話がかかってくる。
 
 それを繰り返すうちに、次は文章も打ってくるようになった。短い文章でも一つひとつ、一生懸命打っているのが伝わってくる。小文字の入力などはまだわからないようだが、確実に使いこなしていることに驚きだ。今では「おはよう」から「おやすみ」まで、毎日「連絡」を取り合っている。

 LINEといえば、既読機能がついている。これはしばしば厄介な機能に思われることが多いが、高齢者とのやり取りでは結構大事なように思う。むしろ高齢者にこそ必要な機能かもしれない。返信がなくても、既読がついていると家族としては日々安心だ。

 高齢者のLINE利用が増えているという話も聞く。やはり、孫とやり取りしたいという理由が多いようだ。家族にとっても常に連絡を取ることは大事。LINEを含むSNSの留意点は見落とせないところだが、こうした面では少しでも便利に、有効に使っていきたい。(S)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ズートピア

2016-05-12 10:00:00 | (瑛)のブログ
 5月の連休中に子どもに誘われ見た映画はズートピア。これが、なかなかおもしろかった。

 田舎で育ったウサギのジュディは警察官に憧れ、草食動物と肉食動物が共存する大都市・ズートピアを目指す。しかし、共存とは名ばかりで、警察学校を首席で卒業したにも、配属先では、捜査は任されず、駐車違反を「一日・100件」取り締まれと命じられる。

 ゾウやサイに比べて体の大きさなど問題にならないウサギのジュディは、この世界でなかなか認められることはない。キツネのニックもそうだった。 

 人種差別や人への見下し…。アメリカ社会、いや人類社会が抱えるさまざまな問題が散りばめられていたが、とくに気になったのがキツネのニック。人を騙して小金を稼ぐという生き方は、メインストリームからはずされた者が、抱える性なのか、と同情も覚えてしまった。一度は田舎に帰り、ニンジンを売る退屈そうなジュディの姿にも、どことなく、育ってきた社会への思いが重なる。

 物語が急展開するのは、ジュディが肉食動物が行方不明になっている重大事件で捜査の手がかりをつかんでから。結末は急展開。差別されている側も、いつでも「する側」になるのだから、人間は常に自己点検が必要だ。そして、がんばりやのジュディが周りをどんどん巻き込んで、問題を解決していく姿は爽快だった。(瑛)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

補助金問題で研究者有志ら抗議声明

2016-05-11 09:00:00 | (相)のブログ
 3月29日に文部科学大臣が朝鮮学校への補助金について異例の通知を発し、全国の地方公共団体では補助金支給をめぐって動揺が拡がっている。
 一方で、このような動きに対する抗議の動きも広がっている。日本各地の研究者有志らも研究者の立場でこのような政府の措置に抗議するため、文部科学大臣が通知を送った28都道府県の研究機関に所属する人々が「呼びかけ人」となり、声明への賛同者を国内外に募り、文科省および都道府県に働きかけをおこなうとしている。5月10日現在、134人の賛同者が集まっている。(詳細はリンク先)
 http://ksubsidy.hateblo.jp/

 補助金不支給問題に関しては、今月下旬に発行される「イオ」6月号でも記事が載るので、ぜひご覧いただきたい。
 声明文の本文を以下に貼り付ける。(相)


 朝鮮学校への地方公共団体の補助金に対する政府の不当な介入に抗議する研究者有志の声明

 2016年3月29日、文部科学大臣は「朝鮮学校に係る補助金に関する留意点について」という通知を28都道府県知事宛に送付しました。わたしたち研究者は、これを政府による民族教育に対する不当な介入であると考え、ここに抗議します。

 同通知は、地方公共団体に朝鮮学校に係る補助金の支給停止を直接求める文面にはなっていないものの、既に各地で動揺が広がっています。それは、報道などで公表されている経緯からして明らかであるように、この通知が、自由民主党および日本政府による朝鮮民主主義人民共和国に対する一連の「制裁」に関する議論と措置の一環として出されたためです。補助金の支給自体はこれまでどおり各地方公共団体の自治的な判断に委ねられているとはいえ、「北朝鮮への圧力」といえば何をやっても許されるかのような風潮が作り出されてきたなかで、政府がこのような通知を出す目的と効果は明白です。

 在日朝鮮人による自主的な民族教育に対して、日本政府はその権利を保障するどころか、歴史的に一貫して冷淡で、ときに直接的な弾圧を加えてきました。日本政府は、戦前には「民族的色彩」が濃厚と判断した教育施設を弾圧し、戦後の脱植民地化の趨勢のなかでようやく各地にできあがった民族教育施設に対しても1948〜50年にかけて多くを強制的に閉鎖し、さらに1965年の文部事務次官通達などを契機に閉鎖を含む統制を加えようとしました。

 各地の地方公共団体は、こうした国の政策にもかかわらず、外国にルーツをもちながら地域住民として生きる子らの民族教育に対する地域社会の理解を基礎とし、地方自治の精神にのっとって補助金制度を設けてきました。ところが、近年ふたたび日朝関係の悪化を背景に、日本政府は朝鮮学校を高等学校等就学支援金制度(いわゆる高校無償化制度)から排除し、このことが一部の地方公共団体による補助金の打ち切りや減額を誘発しました。そしてついに今回、地方公共団体の補助金交付に直接介入してきたのです。

 このような昨今の日本政府による朝鮮学校への政策は、各種の国際人権法や日本国憲法で定められた平等権、学習権を政治的事由にもとづいて不当に侵害するにとどまらず、それ自体が人種差別撤廃条約で禁止しているレイシズム(人種・民族差別)の一形態に他なりません。実際、2014年に国連の人種差別撤廃委員会が日本政府に対して、朝鮮学校生徒への高等学校等就学支援金の支給と、地方公共団体補助金の「再開あるいは維持」を要請しています。日本政府は、この要請を「留意点」として地方公共団体に通知すべきであるにもかかわらず、むしろ反対に人種差別撤廃委員会が懸念を示している政策を維持、拡大しようとしています。

 今回の通知は、排外主義を助長することになるだけでなく、それ自体が結果的に「ヘイトスピーチ」と同様の機能をもってしまうことに、わたしたちは懸念を表明せざるを得ません。2009年には京都の朝鮮学校に対して排外主義団体が激しい示威活動をおこないましたが、この事件に対して裁判所は、当該活動によって朝鮮学校の「社会的評価」が低下させられ「民族教育を行う社会環境」が損なわれたことを重く見て高額賠償を求めました。この観点からすれば、今回の通知は、長年にわたって地域社会で培われてきた朝鮮学校の社会的評価と社会環境に負の影響を及ぼそうとする目的と効果において、排外主義団体が学校前でおこなった言動に比肩するものです。

 以上の点から、わたしたちは今回の文科大臣通知に強く抗議するとともに、その撤回を要求します。また、文教政策において朝鮮学校に対するレイシズム(人種・民族差別)をただちに中断し、国際基準に照らして民族教育を保障するよう求めます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

夢の世界

2016-05-10 09:00:00 | (K)のブログ
 前回、私が昨年8月7日にクモ膜下出血のために倒れたこと、3度にわたる手術を行い2ヶ月以上、意識がなかったことなどを書いた。九州での地震や、朝鮮労働党第7回大会など、様々なことがあるが、今日は、意識がなかったときに見ていた夢のことを書こうと思う。

 夢には、いくつかのシチュエーションがあり、それらが順番にあらわれていた。
 夢の舞台の一つは病院。ところどころ意識を取り戻して、自分が入院して治療を受けていることは認識していたようだ。手術とリハビリをした病院は東京都足立区にある。倒れていた間、一歩も東京から外に出ていなかったにも関わらず、夢の中では中国地方で入院生活を送っていると認識していた。また、夢の中で病院は海の真横にあり(実際は住宅街の中)、屋上や窓からいつも海を眺めていた。 病院の他に、夢の中の舞台はいくつかあり、広島や朝鮮大学校、大阪の朝鮮学校などが登場した。
 広島では連日、同胞たちと宴会をしていた。面白かったのが、お酒が点滴のようにビニールのパックに入れられており天井から吊るされていたことだ。チューブを引っ張り自分のコップに入れてコックを開いて酒を注ぐ。飲みすぎて夢の中で気分が悪くなり吐いたりしていた。
 朝鮮大学校では、学生たちが集団ダンス・コンテストを目指して練習に明け暮れていた。東西対抗のコンテストで、朝鮮大学校卒業生の同僚たちが全員、学生の姿で登場していた。
 そのほか、ここでは書くことのできない不思議な夢も見ていた。

 不思議だったのは、夢ばかり見ていると、意識が戻った後も、夢の世界と現実がごっちゃになり、混乱してしまったことだ。
 現実には、子どもは一人(息子)しかいないのに、夢の中では女の子3人を含む5人の子どもがいて、意識が戻った後も5人の子どもがいるものだと思っていた。息子は見舞いに来るのに他の子どもは何で見舞いに来ないのかと不思議に思い、息子に「何で弟妹は病院に来ないんだ」と不満を言ったりもしていた。息子は困ったことだろう。自分の年齢も5歳ほど若く勘違いしていた。
 現実と夢の世界がごっちゃになった状態は10日ほど続いた。

 客観的に見ると、死の淵まで行き戻ってきたわけで、医師や看護師、家族は命を助けるために懸命だったのだが、しかし、本人はまったくそういうことを自覚していない。
 夢の世界をさまよっていたとき、あの世の世界を覗いたとか、三途の川を渡っていて引き戻したとか、そういうことはまったくない。残念なのは、天の声を聞いて何かに目覚めたとか、新たな能力が備わったとか、頭が天才になったとか、そういうことがまったくなかったことだ。
 倒れる前と今とでは、身体の具合とか体力とかの部分ではずいぶんと変化がある。健康に対する考え方にも変化がある。今後の生活で、あきらめなければならないことも多いのだと思う。しかし、世界観も人生観も、朝鮮人としての「思想」は1ミリも変わっていない。それが一番良かったのではないか。(k)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

自分へのご褒美

2016-05-09 09:00:00 | (麗)のブログ
連休が明け、早くも仕事モードに突入です。
今年のゴールデンウィークは、映画やビールイベント、結婚式など、私にとっては充実した3日間となりました。
中でも、池袋で行われていたドイツビールの祭典「池袋オクトーバーフェスト2016」に行ったのですが、これがもう最高に楽しかったです…!

オクトーバーフェストは毎年秋にドイツ・ミュンヘンで開催される世界最大規模のビールの祭典。
会場には、ドイツビールをはじめ世界各国の20種類以上の人気ビールや、ドイツから直輸入されたソーセージを中心としたドイツ料理が約15種類用意されます。

後輩と二人で映画を観に行った帰りに、ずっと行きたかったこのイベントに足を運びました。
ビールのお供には、フィッシュ&チップス(チップスが売れ切れていたため、フィッシュのみ…)フライドポテト、ソーセージの盛り合わせ。※間違って写真を削除してしまったためありませんが、全部ドイツの味がしました(行ったことはないけれど)。
お値段は高めでしたが、本場のドイツビールとフードを楽しめました。天気も良く、最高のビール日和となりました。

仕事終わりには大体軽く一杯は飲むので、連休で溜まった仕事が山積みになっていると、頭の中で「家でキンキンに冷えたビールが待っている」と唱えて、バリバリ片付けています。

自分へのご褒美として美味しいお酒を飲めるように、今日と明日の締切をなんとか乗り越えたいと思います。(麗)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

鳥取へ!

2016-05-06 09:00:00 | (理)のブログ
 鳥取県に行ってきました!



 今回は「読者へ会いに」、「それでも手をつないで」、特集関連(これは広島で)、そして「はたらく夫婦」(これは7月号に掲載)の取材をしてきました。

 「読者へ会いに」では日本の学校に通う中3のトンムを。「それでも手をつないで」では鳥取大学の教員を(鳥取在住の同胞に聞くと、この先生を知らない鳥取同胞は「モグリ」だそう…?笑)。医療人の特集関連では言語聴覚士として働く同胞女性を。「はたらく夫婦」では50年以上の歴史ある老舗焼肉店を支える新婚夫婦を。普段なかなか会うことのできない地域の方々に会えたのがとても嬉しかったです。

 初めて行く場所はとても新鮮で、どこを向いても楽しかったです。鳥取はめったに行く機会がないのでとりあえず満喫し尽くそうと、スケジュールを調整しながら取材、グルメ、観光を楽しみました。

 観光地で印象的だったのはやっぱり鳥取砂丘。滞在1日目の夜、ホテルにあったガイドブックを開くと鳥取砂丘の魅力がたくさん書かれていました。
 その中になんと砂丘でパラグライダーができるとの記事が! さっそく問い合わせてみると、翌日早朝6時半からの回に空きがあるとのこと。5秒ほど迷って「やります!」と答えました。

 当日、集まったのは私を含む3人。飛ぶ前に覚えておかないといけない動作がいくつかあり、「こちらの言うことを聞かないと落ちますからね」と軽い脅しを受けてかなり不安になりましたがやってみると案外簡単。全くの初心者でも問題なく、先生にサポートされ無事にパラグライダーデビューを果たしました。
 他の参加者とお互いに写真や動画を撮り合いながら気持ちいい時間を過ごしました。



 砂丘にはラクダもいました。



 他にも、鳥取砂丘の砂で加熱した「砂たまご」や鳥取名産品の梨を使った「梨ソフト」、鳥取のB級グルメ「ホルモン焼きそば」、12の味がついたお餅をしゃぶしゃぶして頂く「餅しゃぶ」、そして鳥取を代表する喫茶店になった「すなば珈琲」のコーヒーなど、食でも鳥取を味わいました。

 

 目いっぱい楽しんだ後は仕事です。少し溜まってしまった原稿の執筆に今から取りかかりたいと思います。(理)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加