日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

寒波に負けず…! 愛知無償化裁判・第21回口頭弁論

2017-01-17 10:00:00 | (理)のブログ

 昨日、名古屋地裁で愛知無償化裁判の第21回口頭弁論が行われました。寒波の影響で雪がぱらつく中、約115人の同胞、支援者たちが傍聴券を求めて法廷前に並びました。静岡、岐阜などから足を運ぶ方々も。
 法廷では、被告である国が準備書面8を提出。そこでは事務的なやりとりのみで、5分ほどで閉廷してしまいました。

 報告集会では、被告側の書面内容について裵明玉弁護士より解説がありました。今回提出されたのは、原告側弁護団がこれまで主張してきたことに対する、被告側の反論です。裵弁護士が具体的な内容を解説すると、被告がいかに屁理屈で主張を通そうとしているのかがよくわかります。

 弁護団はまず、韓国学校、インターナショナルスクールをはじめとする他の外国人学校は学校の運営体制を問われないのに、朝鮮学校のみが民族団体の支援を受けていることを理由に就学支援金を受けられなかったことについて違法だとのべてきました。
 これに対して被告は、「そもそもどの学校を無償化の対象にするかは文科大臣が決めるのだから、朝鮮学校だけ違う要件を科してもいい」という開き直りの姿勢を見せてきたといいます。
 外国人学校の中には本国政府の認可を受けていない学校もあり、朝鮮学校とともに大阪のコリア国際学園などがそうです。これらは他の外国人学校とは別口の審査をする必要があるということから、被告は「学校の運営体制を問題にしてもいい」と主張しているのですが、こじつけた感が否めません。

 また弁護団は、被告が「朝鮮学校は『不当な支配を受けている』」として、それを裏付けるために提出した証拠には客観性がないということをたびたび指摘してきました。これに対しても、「一つだけ見るとそうかもしれないが、そのような資料がたくさん集まると疑惑が強まる」という趣旨の反論をしています。
 弁護団は「確信的なものではなく、あくまでも疑惑的なものを証拠として提出していること」が問題だと指摘しているのに、まったく根本的な回答につながっていません。議論をわざと平行線に持っていくだけ。わざわざ反論という形で書面を提出する意味があったのでしょうか。
 裵弁護士も、「子どもたち一人ひとりの教育のためであるという理念を外れて、朝鮮学校にお金を出したくないということをどう理屈づけるか、ということに終始してしまっている」と強調していました。

 解説のあと、各地の支援者や同胞、愛知朝高2年生らがアピールしました。

 最後に、中谷雄二弁護士が発言。次回は更新弁論というものをするとのべました。
 愛知では、これまでに2度、裁判長が変更になっています。初回の口頭弁論から受け持っていた裁判長は、原告の子どもたちや保護者の意見陳述を生で見ているのに対し、2回目以降の裁判長はそれができていません。これまでの書類は引き継いでいるものの、やはり当事者の姿を見ず、肉声を聞いていない裁判長がどれだけ原告側の気持ちを汲み取れるかが心配です。
 そこで、弁護団が熱心に働きかけ、更新弁論の機会が設けられました。これは、この裁判が今までどのようなことを争ってきたかを総まとめして伝えられる機会で、これまでの弁護団の主張が改めてじっくり伝えられます。

 「弁護団の目標は、下村文科大臣を法廷で証人尋問すること、そして裁判官たちに実際に朝鮮学校へ来てもらうこと。更新弁論で弁護団の主張の本質を伝えられれば、これらの目標を実現する絶好の機会になる」と中谷弁護士は言います。
 中谷弁護士は、「これまでの主張を振り返るため、今まで法廷に来られなかった人でも内容がよくわかるはず。ぜひ、来られなかった人たちをたくさん連れてきてください」と呼びかけながら結びました。次回、第22回口頭弁論は3月15日(水)14:00からです。(理)

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趣味は「仕事」…?

2017-01-16 10:00:00 | (麗)のブログ

ここでも何度か自分のオタクぶりとミーハーぶりを書いたが、最近は海外俳優にハマっている。

そこで出演作品を片っ端から見ていくのだが、もちろん俳優目当てで見ているので映画のジャンルはバラバラ。

恋愛、歴史、ヒューマンドラマ、サスペンス、ホラー…と様々。

中には「結局何が言いたかったの?」というものもあるが、普段では決して出会わないであろう系統の作品を観ることになるので、それが「面白い」と思う。

そこまで映画を観てきたこともないし詳しくもないが、俳優がきっかけでいろんなジャンルに触れられるのはとても楽しいし色んな発見がある。

つい最近では、これまた好きな俳優が出ている「グッド・ウィル・ハンティング」をやっと観た。

映画の内容も素晴らしかったが、演じた主演俳優二人の人生、出会い、映画を作ろうと持ちかけ構想からひとつの作品を作り上げていくまでの背景など、ウィキペディアやブログでかなり漁った。

そして二人がこの作品で賞を授賞する際のスピーチまで見た。

二人の人生をじっくり読んだあとにこのスピーチを見ると、自分がまるで親になった気持ちになって胸がじーんとする。

こんな感じで、ひとりの俳優人生を辿る旅をよくしては、「売れてよかったね…」とひとり浸っている。

 

余談だが、実家に帰った時に大晦日の夜11時頃に家族でテレビを見ていたら、私の姉が「さ、今から仕事するから」と言い出した。

「え~今から!?」と母が言うと、「○○○(某国民的アイドルグループ)の番組録画すんねん」と言い、じっとその番組を見る「仕事」をしていた。

趣味を「仕事」というその気持ち、すごくわかると思った。

実際にこの世に存在している人を応援し、追いかけるのは、漫画やアニメとはまた違う楽しさがあるなと思う。

俳優さんが元気に活動しているのを見ると、こちらまで元気になって人生が潤う。

まだまだこの趣味という名の仕事は続けていきたいと思う。(麗)

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#私は釜山の少女像を支持します

2017-01-14 09:00:00 | (理)のブログ

 昨日、ネットで「韓国民団が慰安婦象撤去求める 『在日同胞は息を殺して生活』」というニュースが上がった(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170113-00000071-san-pol)。
 報道には、12日に開かれた新年会で、民団の呉公太団長が韓国・釜山の総領事館前に設置された「少女像」について「撤去すべきだというのが、私たち在日同胞の共通した切実な思いだ」と述べた、とあった。

 私はこれを見た時、「なにを言っているんだろう」とあっけにとられた。なぜ在日同胞の代表、代弁者のような態度を取るのだろうか。またこの報道のあと、他メディアもまるでコピペのように同様のニュースを流した。「同胞」という言葉を使いながら、大勢の人々の気持ちを無視したこのような発言に、それほどの価値があるのだろうか。いや、いまの日本の言論状況の中では、十分に「価値」があるんだろう。パソコンを前に、ため息が出た。

 そのような中、SNS上で「#私は釜山の少女像を支持します」というハッシュタグとともに、それをアピールする写真が多数投稿された。民団団長の発言に怒りをいだいた人々が個人レベルで起こしたアクションだ。釜山の「少女像」の撤去に反対する在日同胞がここにいるんだということを、出来るだけ多くの人たちに知ってもらうため真っ先に反応したものだという。

 facebookやtwitterで投稿されると、これに賛同しアクションを起こす人が1人、2人…と増えていった。熱く応援・支持する声は現在も高まっており、小さなムーブメントとなっている。なにか事が起きた時、真っ先にアクションできる人々はすごいなと感じた。そのアイデア、勇気、行動力を見習いたい。そして、もちろん私も表明したい。

 #私は釜山の少女像を支持します(理)

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初売りと今年の目標

2017-01-13 10:00:00 | (愛)のブログ

2017年がはじまって半月がすぎようとしています。


年末は自宅でゆっくり過ごし、年が明けてからは近場のショッピングセンターへ走り、初売りを見事ゲットしました(写真)。
(福缶を買う事ができたので、福がくることを期待します)

それから両家に挨拶へ行き、地元の実家へ帰省してきました。
美味しいお酒とミッパンチャン、チェサパンチャン、おせち料理などをごちそうになり、美味しいものを味わえる幸せを噛みしめました。

東京に戻る前日は3世代でカラオケにも行き、楽しい休暇を過ごすことができました。

そして連休明け、ドタバタでやっぱりきつかった2月号工程も先日ようやく終わり、
つかの間の穏やかな時間を過ごしています。


昨年末、編集部員皆で個々人の2017年の目標と抱負を発表し合いました。
私の今年の目標は「健康第一」と「絵を描く」こと。

朝鮮大学校教育学部美術科を4年間も在籍し卒業したのにも関わらず、
仕事の忙しさを言い訳にこの十年間、絵らしい絵を描いてきませんでした。

去年、このままじゃデザイナーとしてもダメだ!とようやく気づき、
絵を描くのを日課にしようと日々格闘中です。
今年はせっかく東京にいるという利点を生かし、たくさんの展示会にも足を運ぼうと思っています。
色んなところに足を運び、見て、感じて、自分のものにして、1/3位でも脱皮できるようにしようと思っています。

そして、イオを通じても、たくさんの同胞や日本人有志の方々に出会えることを期待しています!
(愛) 




 

 

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考えにふけるお正月

2017-01-12 10:00:00 | (S)のブログ

年末年始は、父の実家・大阪で過ごした。

年に何度か法事が行われるが、私の家族が参加するのは正月だけで、私にとっては未だに新鮮なものだったりする。一方、私の母は、元々親せきが少なかったということもあり、結婚して初めて参加した大阪での法事はカルチャーショックがすごかったそうだ。

私は、大晦日に法事の準備を手伝いながら、そこでの会話で出てくる話を聞くのが好きだ。世間話、地域の話、子どもたちの話、祖母の昔の話などなど。祖母の幼い頃の話は、今では考えられないほど壮絶で、それを時に笑い飛ばしながら話すようすに、いろいろと考えさせられた。

祖母は、例年にも増してしんどそうだった。腰が痛くて何度か休憩しながらも、最後まで人にまかせず台所に立っていた。それだけ「あたりまえ」に行ってきた法事について、祖母が近年悩んでいることも初めて知った。

法事をしないと親戚たちが顔を合わせる機会がなくなってしまう。それなら、ただ親せきで集まって食事をするのはどうか。それもそれで、気がおさまらないのだ。「自分たちだけ美味しいものを作って食べるのに、仏様にやらないわけにもいかんやろ…」。

そんな会話を通して、自分の中でもいろいろと考えにふける、そんな正月だった。(S)

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2017新連載のご紹介!

2017-01-11 10:00:00 | (瑛)のブログ

2017年新年号はお手元に届きましたか?

本日のブログでは、今年始まった新連載の一部を紹介したいと思います。





まずは、巻頭の新連載「親子の時間」。

東京朝鮮歌舞団のボス・キムヒョクスン団長は歌手でいらっしゃいますが、ものづくりがお上手で、このたび、誌面に登場いただきました。

初回の作品は、女の子のチョゴリに欠かせない髪飾り。100円ショップで買える材料で、本格的な工作ができちゃいます。

子育て仲間を増やしたいと思って始めたのが、「この街のオンマオリニサークル」です。

日本各地には100以上のサークルがあるそうで、担当記者が各地を回りながら紹介していきます。

いまや厨房に立つ男子が増えているのは、ご存知の通り。

料理ページの担当は30代のチョン・イリョンさんが作る彩り豊かなメイン料理が登場します。

日本各地にはトンポが営むステキなお店がたくさんありますよね。

「おでかけ!ウリショップ」では、話題のお店を訪ねます。




暮らしに関わる連載も立ち上げました。

「事件簿2017」では、在日コリアンに降りかかったさまざまな事件を通して、暮らしの防御術を解説します。

初回は、「赤ちゃんに在留資格がなかった!」



若者の貧困も深刻な問題です。

「年収200万円からのマネープラン」では、ファイナンシャルプランナーのリ・ジョンヨンさんが、短期、中期、長期を見据えたマネープランを教えてくれます。



思春期のお子さんを育てる保護者向け、いや、当事者向けの相談コーナーも設けました。

名づけて「男子のお悩み相談室」。学校マガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」編集人の岡崎勝さんが親身に冷静に相談に乗ってくれます。



そしてそして、今年の目玉とも言える大型連載が、マンガ「アリラン」です。

映画「アリラン」は1926年に封切られたラ・ウンギュ監督の傑作。もっとこの作品を知ってほしく、マンガ化しました。

昨年度にドイツの絵日記を描いてくれたリ・フィオッさんがマンガを、アリランの世界に詳しいリ・チョルさんが監修を担当してくれます。





文化欄には金正浩さんのコラム「ジョンホの決めゼリフ」が登場。話題の映画、若者映画のセリフを語る筆致が秀逸です。




各地の朝鮮学校を紹介する「おいでよ、ウリハッキョ」は4ページ。ハッキョに学ぶ子どもの姿や、「1歩先」を見据えた実践を紹介します。初回は茨城朝鮮初中高級学校。




最後に「読者のひろば」のご紹介。今年からは読者の声を誌面にたくさん載せようと、読者欄を3ページに増やしました。

イオを読んだことのない方に感想を聞くコーナーも設けました。

今年度から読者ハガキが無料で送れるようになりました。

みなさま、ぜひぜひご意見、ご要望を送ってください!お待ちしております。(瑛)

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〈平和の少女像〉はなぜ座り続けるのか

2017-01-10 10:00:00 | (相)のブログ
 日本軍「慰安婦」問題に関する一昨年の日韓「合意」(12・28合意)をめぐって、両国間の対立が深まっている。
 引き金は、昨年12月30日に韓国の市民団体が釜山の日本総領事館に面した歩道に「平和の少女像」を設置したこと。菅義偉官房長官は6日の記者会見で、「一昨年の合意で慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決され、それを両者が確認したにもかかわらず、釜山の日本総領事館前に像を設置したことは日韓関係に好ましくない影響を及ぼす」「領事関係に関するウィーン条約に規定されている領事機関の威厳を侵害する」などとして、駐韓大使と釜山総領事の一時帰国、韓日通貨スワップ協議の中断など4項目の措置を発表した。駐韓日本大使の本国召還は2012年8月の李明博大統領(当時)の独島訪問以後4年半ぶりとのことだ。安倍首相も「日本は誠実に自分の義務を実行し10億円の拠出をすでに行った。次は韓国がしっかり誠意を示していただかなければならない」と話した。
 加害の側が被害の側に強圧的な態度をとるさまを見ながら、そもそも、あの「合意」自体が噴飯モノだったという思いをあらためて強くする。朴槿恵政権はあのような「合意」を日本政府と結ぶべきではなかったのだ。
 一方で、日本のメディアの報道を見ながら思うのは、この「平和の少女像」に関する理解(「平和の少女像」とは何なのか、作者はいかなる目的で像を作り、この像にどのような思いを込めたのか、日本大使館や総領事館前に座り続ける意味とは何なのか、など)が足りないのではないか、ということ。
 参考になる書籍を紹介したい。『増補改訂版〈平和の少女像〉はなぜ座り続けるのか』(岡本有佳・金 富子=責任編集、日本軍「慰安婦」問題Webサイト制作委員会=編、世織書房)だ。上記の問に答えてくれるのはもちろんのこと、「少女像」がただナショナリズムを煽っているだけといった類の底の浅い見方も見直さざるをえなくなるだろう。(相)
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今年もよろしくお願いします

2017-01-06 09:54:56 | (K)のブログ
 私の担当としては、今年の最初のブログとなります。今年もよろしくお願いいたします。

 今年はどのような1年となるでしょうか? アメリカのトランプ政権がスタートします。世界的に見ても、排外主義的な勢力が力をつけている。というか、貧富の差が広がり、被害者意識が根付いて、人々の心から寛容さがなくなっているのではないかと感じます。
 世界はどこに向かっているのか、危機感があります。もやもやとしている。

 個人的には、2年ぶりの実家での年末年始でした。病気で倒れて以来はじめて新幹線に乗って取材にも出かけました。残念だったのが、花園での高校ラグビーの全国大会に、今年は大阪朝高も東京朝高も出場できなかったことです。花園での取材が年末年始の恒例行事になっていたので、さびしい気持ちがありました。

 過去の自分をあまりはっきりと思い出すことができませんが、企画を立て取材に出て人と会い写真を取って記事を書く…という基本がまだまだできていないし、自分の中ですっきりと遂行できていません。今年はまず、その基本からしっかりとできるようにしていきたいと思います。在日朝鮮人にとってまだまだ厳しい時期が続きますが、まず、自分の身の回りのことからしっかりとこなしていきたい。

 2017年の1月号はもう手にとっていただけたでしょうか? 今年も、月刊イオ、日刊イオ、ご愛読いただきたいと思います。(k)
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今日から仕事はじめ!

2017-01-05 10:00:00 | (麗)のブログ

新年あけましておめでとうございます。
2017年、最初のブログを担当します。

みなさん、年末年始をどう過ごされましたか?
私は地元の友達と会ったり美味しいご飯やお酒を堪能したりと、食べてばかりの日々を送っていました。
そして見事に正月太り…!
やってはいけないと思いつつも食っちゃ寝がやめられない…。
実家に帰ると、どうしてもダラダラ過ごしてしまいます。そういった意味で実家は恐ろしい…。

そして、本日から仕事はじめです…!
イオ2月号の締切まであとわずか。
早くも仕事が溜まっていますが、ひとつずつ片付けられるよう頑張りたいと思います。
事故なく無事に締切を迎えられるようにしたいです。


今年もどうぞよろしくお願いいたします!(麗)

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飛行機がぶじ飛びますように

2016-12-28 10:00:00 | (理)のブログ


 イオ編集部は本日の昼からお休みに入ります。私は夕方の飛行機で久しぶりに地元へ! とにかく今は飛行機が無事に飛んでくれることだけを願っています。

 記録的な大雪のため、新千歳空港では23日に280便以上が欠航。6000人もの人が空港で一夜を明かしたそうです。翌日も欠航が相次ぎ、2日連続で空港泊を余儀なくされた方もいたとか…! ひとごとじゃないな、と震えました。

 今日は夜に北海道朝高の同級生で小さな同窓会、明日は午前中に1つ取材が入っているのでなおさら切実です。天気予報や運行状況を見ると今のところ大丈夫そうなので、このまま問題なく帰れるといいのですが。

**

 1年を振り返って印象的だったことはなんだろう…と考えると、すぐには思いつきません。とにかく今年も色々なことがありました。2014年の年末のブログで私は、「大人といえる歳になっても、日々過ごしているとまだまだ色んな経験をするものなんだなと感じます」と書きました。それから2年が経った今でも、初めての経験や挑戦や出会いがあります。改めて考えると、それはとてもありがたいことなんだなと思います。

 今年もたくさんの方の大切なお話を聞き、貴重な体験をさせてもらい、また一つ物事を見る視点を増やすことができました。また、読者の方々の応援があって、もっといい雑誌を作ろうと奮闘してこられました。来年もよりよいイオづくりのため、楽しみながら頑張ります。引き続きチャルプタッカゲッスンミダ!(理)
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来年もよろしくお願いします!

2016-12-27 09:18:44 | (S)のブログ
2016年があっという間に過ぎようとしています。
去年のこの時期に、「1年を振り返って」というタイトルでブログを書きましたが、あれからもう1年…?! なんだか実感が沸きません。

今年は出張にちょうど10回行かせてもらいました。
初めて訪れた地域は、長野、福島、滋賀、京都、福岡。元々、入社前までは他の地域に行く機会がほとんどなかったので、こうして並べると多いです。

取材内容はその時によってさまざまで、出会う人もいろんな方がいました。印象的だった取材といってもなかなか選べません。
ひとつひとつ振り返って思うのは、取材に応じてくださった方はもちろん、地域の同胞や日本の方々に毎回助けてもらいながら取材をしてきたということです。そのおかげで、取材を無事終え、イオの誌面にも反映できたと思います。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

また、各地域やウリハッキョ、そこで奮闘する人たちとの出会いを重ねていくことで、自分の中で「同胞社会」という概念が広がった気がします。これまでは自分の居住地域しか分かりませんでしたが、今は「同胞」「ウリハッキョ」というと頭の中にたくさんの人の顔が浮かびます。
ウリハッキョに通ったことがない同胞と出会う機会も何度かありました。中には「イオ」をはじめて知り、関心を持ってくれた方もいたり。そんな取材も新鮮で印象深いです。

一方で、出張に限らずいろいろと取材をしていくと、ふと自分の母校が恋しくなることがあります。「自分の地域はどうだろう?」と、地元の同胞社会について考えてみることも増えました。
「あの取材はもっとこう出来たのに…」「なんで自分はあのときこうしたんだろう?」など小さな後悔も尽きませんが、来年に1つずつ克服していきたいと思います。

新しい経験、出会いが待ち遠しいです。
来年もよろしくお願いいたします!(S)

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画家、李仲燮を知って

2016-12-26 10:00:00 | (愛)のブログ
今日は画集の紹介を。

朝鮮半島北部で生まれ、南の地で最期を迎えた画家、李仲燮(イ・ジュンソプ)の画集です。


月刊イオ2016年8月号の特集「もうひとつの私のふるさと」の中で「日本と朝鮮半島を結ぶ故郷
作家・森崎和江と画家・李仲燮、妻方子」と題して紹介した画家です。
日本に絵を学びに来てた李仲燮は
日本人の山本方子さんと恋をし、結婚して子どもを授かり、動乱の時代を生きながらも絵を描きつづけました。

戦中、戦後、画材がまともに買えなかった時も、道に捨てられているタバコの銀紙に描き続けたそうです。
詳しくはイオ8月号をまた一度読んでいただければと思います。

李仲燮を最近知った私は、その絵に深く感動しました。
絵をみて心が揺さぶられたのはひさしぶりの感覚でしたが、もっと李仲燮の絵がみたい!と思っても、日本では馴染みが薄く、画集も日本では購入しづらく、残念に思っていました。
ところが朗報が!
この画集は映画「ふたつの祖国、ひとつの愛-イ・ジュンソプの妻-(初回1,500セット限定生産) [DVD]を購入すると画集がついてくるという!
イオの文化ニュースにも紹介されていたので、早速ぽちっと購入したのです。

油彩のタブロー画はすばらしいのは勿論ですが、家族と離ればなれになったあと手紙とともに描かれた絵が、愛情に溢れて溢れすぎてて、本当に素晴らしく、線一本一本に家族への想いが満ちていました。



彼の体はなくなったとしても、想いはいまだにこうして絵として残り続けて、語りかけているかのようで、涙がでてくる位。本当に素晴らしい作品たちでした。

いつか、朝鮮半島情勢が好転して気軽に釜山などにも行けるようになれば、ぜひ実際の絵を見に行きたい画家のひとりになりました。

2016年は李仲燮という画家、そしてこの画集に出会えたことが大きな収穫と言ってもいいくらいです。
年末は、忙しくて観れていなかった映画「ふたつの祖国、ひとつの愛」DVDをゆっくり観たいと思います。

2016年もあと約1週間、今年もご愛読いただき感謝します。
来年も月刊イオ、日刊イオともに
どうぞよろしくお願いいたします。(愛)




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広島無償化裁判/結審向け、「支援する会」が発足

2016-12-23 10:00:00 | (S)のブログ

 広島無償化裁判第15回口頭弁論が2016年12月14日、広島地裁で開かれた。
 広島では前回の法廷で、結審が来年3月8日に行われることが決まり、大詰めの段階に入っている。

 原告(朝鮮学園)は前回提出した成嶋隆氏(日本教育法学会会長)の意見書に続き、今回はその意見書に沿って主張をまとめた第15準備書面を提出した。
 
 書面では、在日朝鮮人の民族教育について、憲法と国際人権法のいずれにおいても権利が認められていることはもちろん、▼アイデンティティ保全にとって民族教育保障が不可欠であるという点、▼在日朝鮮人の民族教育が民族の存続をかけて実施されたという点―から考えると、より高度の権利性が認められねばならないと指摘した。
 また、被告(国)が朝鮮高校を無償化対象から除外したことが明白な違法行為だということを、憲法、教育法、国際人権法といったさまざまな観点から整理し主張した。

 裁判終了後の報告会では、弁護団が今回の裁判について説明。
 前日に行われた東京無償化裁判第12回口頭弁論を傍聴した弁護士や学園理事長らは、文科省職員に行われた証人尋問の内容や、東京無償化裁判の雰囲気などを報告した。
  
 この日、徳島県教組在特会襲撃事件の原告の女性も駆けつけていた。広島無償化裁判に訪れるのは3回目。「続けていけば必ず穴はあけられる」と力強く連帯の挨拶をのべた。

 次回の第16回口頭弁論(2/8)では、原告の意見書に対して被告が反論を行う予定だ。


--------------

 また、3月8日の結審が決まる中、12月18日に「広島無償化裁判を支援する会」が立ち上げられた。発足式と焼肉交流会が広島朝鮮初中高級学校で行われ、その後、広島駅前で街頭行動が行われた。
 「支援する会」は今後、これまでさまざまな形で裁判を支援してきた「民族教育の未来を考える・ネットワーク広島」の活動をベースにしながら、裁判の結審に向けて今一度世論を喚起し、裁判を支援する集会やニュースレターの作成、カンパ集めなどの活動を行っていく。(S)

●「広島無償化裁判を支援する会」

-入会資格
 朝鮮学校について理解があり、高校無償化が適用されるべきという認識を持つ方なら、国籍、性別、年齢などに関係なく、入会できる。

-入会方法
 事務局が作成する入会用紙に必要事項を記入する。

-会費(毎年1月更新)
 年会費 1口1,000 円(会報誌の発行、裁判の支援、事務局運営費など)
 口座名:広島無償化裁判を支援する会
 口座番号:01310-5-105299

-問合せ
 TEL:082-942-3977
 Email:musyouka_hiroshima@yahoo.co.jp
 代表:村上敏

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論理的で緻密な問い、「矛盾」あばく  東京無償化裁判、文科省への証人尋問

2016-12-22 09:00:00 | (瑛)のブログ


 東京朝鮮中高級学校の62人の生徒が就学支援金の支給を求めた東京無償化裁判第12回口頭弁論が12月13日、東京地裁で行われ、文部科学省職員への証人尋問が行われた。

 2013年から各地で始まった無償化裁判は他にも大阪、愛知、広島、九州で進行中だが、文科省役人への尋問が行われたのは初めて。原告弁護団は、朝鮮高校を就学支援金の対象とするための根拠規定だった規定ハを削除した違法性について、問いただした。

 裁判で国側は、朝鮮高校が「規程13条に適合するに認められなかった」ため、不指定にしたと主張している。

 尋問に立った喜田村洋一弁護団長は、自民党が2012年12月16日に衆議院選挙で大勝し政権をとった後、26日に就任した下村博文文部科学大臣が28日の記者会見で拉致問題の未解決や朝鮮学校と総聯との関係を理由に朝高を不指定にすると発言(別項)しているにも関わらず、裁判では「規程13条」違反の疑いを主張している「矛盾」について問いただした。

※2012年12月28日の下村博文文部科学大臣の記者会見(抜粋)
 「朝鮮学校については拉致問題の進展がないこと、朝鮮総連と密接な関係にあり、教育内容、人事、財政にその影響が及んでいること等から、現時点での指定には国民の理解が得られず、不指定の方向で手続を進めたい旨を提案したところ、総理からもその方向でしっかり進めていただきたい旨の御指示がございました」(文部科学省HPから)


 証人に立ったのは、不指定時に文科省初等中等教育局主任視学官だった望月禎証人と、修学支援室係長だった中村真太郎証人。提訴時の14年2月に高2、高3だった東京朝高生2人も無償化から外された不条理を吐露し、原告側からは朝鮮高校を紹介するDVDが提出された。

 喜田村弁護団長は、民主党(当時)時代の政府統一見解(外交上の配慮により判断すべきものではなく、教育上の観点から客観的に判断すべきものである)を想起させたうえで、朝鮮学校を指定するかどうかを決める審査会の結果を待たずして、省令改悪を断行した経緯を確認。望月証人の指示のもと、中村証人が27日に省令改定案を作り、28日にはパブリックコメントの募集をホームページ上にアップした経緯を確認した。

 望月証人は「4000億円という大きな税金を使うので国民の理解を得なければならない。大臣はできる限り国民の目線で発言したと思う」と言い訳したが、最後まで文科大臣の発言を「朝高不指定の理由」と認めることなく、苦し紛れの答弁を繰り返した。

 「省令ハを削除するというのは、朝鮮高校を不指定にすることだけでなく、未来永劫に指定を受けられないということ。今後、(外国人学校の中から)ハの規定に基づく申請があった場合、ハの復活を求めなくてはならない。国民の理解を得られないからハを廃止するというのは、文科省の考え方だったのか―」。喜田村弁護士の緻密な質問が文科省を追い詰めた。しかし、望月証人がこの問いに「はい」と答えることはない。首を縦にふれば政治的、外交的な理由で朝高生を差別したこととなり、違法になるからだ。

 おさらいをすると、文科省は、就学支援金を受けられる外国人学校をイ、ロ、ハの3つの分類に定め、イ、ロにあてはまらない外国人学校生徒を就学支援金の対象に含めるため2010年11月5日、「ハの規定に基づく指定に関する規程」を公布。その指定の基準及び手続きを定め、朝鮮高校10校は申請を済ませた。しかし国は、11月24日に延坪島事件を理由に指定手続きを停止。翌11年8月に審査を再開したあとも遅々として審査結果を出さなかった。喜田村団長は、文科省が審査会の結論が出ていないにも関わらず、不指定の結論を出したことも追及。「省令改訂を前に審査会に督促や質問はしたのか。ハを削除することが、上位法の委任の趣旨に反するかどうかという検討もしていない」と行政庁として責任を放棄した問題点も追及した。

 尋問を通じて、望月証人が朝高不指定の方向性を受けた後、下村大臣に対して、①引き続き審査を続ける②不指定とする③不指定にしたうえで、ハを削除する―の3案を示し、文科大臣が③を選んだ経緯も明らかにされた。

 両人への2時間の尋問を通じて、朝鮮学校を外すために省令ハが削除され、朝高生に就学支援金支給の道が塞がれたことが明らかになった。つまり、「規程13条に認めるに至らなかった」という国の説明がうそだということが、文科省役人の口を通じて浮かびあがったのだ。この意義は小さくない。




 13時半に始まった裁判が終わったのは16時半。19時からは文京区内で報告集会が行われた。

 この日の裁判で傍聴人たちの胸を打ったのは勇気をふりしぼって法廷に立った原告二人の証人尋問だった。2番目に証言した元生徒は、「無償化を求める署名を駅で集めていたとき、罵声を吐かれ、頭の中が真っ白になったことがある。普通の高校生活を送れるような社会にしてほしい」と伝えていた。

 尋問の際、笑顔を交えながら、話を引き出していた松原拓郎弁護士は、「部活の朝練から始まり、夜遅くに家に帰り…。裁判官には、朝高に通う生身の姿をわかってほしかった。無償化差別に巻き込まれた生徒の痛みを感じてほしかった」と報告集会で語っていた。本当にその通りだと思う。



 報告集会では、朝高生たちを傍で支えてきた3人の先生方が壇上に立ったが、普段から生徒たちを間近で見ているだけあって、先生方の話は具体的で、胸を打つものだった。

 文慶華教員は、「2010年に高3の生徒を担当したが、生徒たちはアボジ、オモニたちが楽になると目を輝かせていた。しかし、審査が凍結されたまま卒業していった生徒たちは、絶望、悲しみ、怒りを抱きながら卒業していった。11年8月に審査が再開されたときにある卒業生から『先生、よかったですね』と電話をもらった時、彼らは体は卒業したが心は卒業できていないと感じた。この子たちのために、私も闘わなければと思う」とまっすぐに語っていた。



 初の証人尋問ということで、各地から弁護団や原告代表が集結。報告集会では、大阪弁護団の丹羽雅雄弁護団長、広島朝鮮学園の金英雄校長、九州無償化弁護団の金敏寛、朴憲浩弁護士たちから力強い発言が続いた。

 次回13回口頭弁論は来年4月11日、14時から。東京無償化裁判は結審を迎える。(瑛)
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身に覚えのない請求書が届いた

2016-12-21 10:00:00 | (相)のブログ
 契約した覚えのない携帯電話の請求書がある日突然届く―。そんな事件が先日、自分の身の上に起こった。
 ひと月ほど前のこと。某大手携帯電話会社から身に覚えのない請求書が届いた。金額は合わせて数万円。普段使っている電話のその月の支払いは済んでいたし、金額も普段の請求額と比べてかなり大きかったので、はじめはわけがわからなかった。
 とりあえず、契約している携帯電話ショップの窓口へ相談しにいった。事情を説明し、送られてきた請求書に記載されている情報を確認してもらうと、東京都内の某家電量販店で某スマートフォンとタブレット1台ずつが私の名前で契約されていた。もちろん、そんな契約はした覚えはないし、その店舗にも行ったことがない。
 可能性として考えられるのは、悪意のある第3者が私の身分証明書を使って不正に契約したということ―。実際にそういうケースは少なくないらしい。そして、思い当たったのだ。数ヵ月前から見当たらない運転免許証のことに―。
 近年、車を運転する機会がほとんどなく、もっぱら身分証明のためだけに使っていた運転免許証。手元にないと気づいた時にも、自分の持ち物の中に紛れ込んでいるのか、外で紛失したのか判然としなかったので、再交付はもちろん警察に遺失届けも出さずにきた。億劫なので、後回しにしていたというのもある。担当者からは「不正契約の可能性もあるので調査する」と言われた。正式な調査報告の結果が伝えられていないので本当のところはわからないが、このような契約の場合には公的な身分証明の現物が必要なので、自分がなくしたそれが悪用されたとみてまず間違いないだろう(その後、すぐに免許証を再交付してもらったことは言うまでもない)。
 公的な身分証明が第3者の手に渡った場合、携帯電話の契約のみならず銀行口座の開設やクレジットカードの発行、消費者金融での借金などさまざまな悪用の被害が想定されるが、現在までのところ、ほかに被害の報告は入ってきていない。もちろん今回のケースは、本人による契約ではないので支払いの義務はないが、他人の身分証明でこんなに簡単に契約できてしまうのかと驚いた(身分証明に載っている顔写真と契約者の顔を照合したりしないのだろうか)。
 同時に、日々の忙しさにかまけて、身分証の遺失届と再発行、信用機関への連絡など悪用防止のための行動をすぐに起こさなかった自分を呪った。

 本ブログの私の今年の担当分は今回で最後。1年間、ご愛読ありがとうございました。来年またお会いしましょう。(相)
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