言いたくないけど、とにかく暑い

2008-07-25 15:13:52 | Weblog
二十年近く前に訪れた真夏のシンガポールとて、こうは暑くなかった…と思いながらの金融機関巡り。家庭の買い物は夕方以降でOKとしても、金融機関ばかりは窓口の取扱時間の関係上、日中に出かけないわけにはいきません。カバンには麦茶のペットボトルとタオルを入れ、いざ自転車で出発…。
何をトチ狂ったのか(先日のブルックナーの反動かしら!?)、不意に【ワールド・オブ・エレガンス】のオープニングテーマが頭の中で鳴りだして、以来、気になって仕方がありません。結局4枚組CDをネット注文、到着を待っているところです。FM東京・平日昼下がりの番組でしたから、普通は聞く機会がありません。夏休み等にでも聞いたのでしょうね。中高生の頃は部活か図書館詣でばかり、あまり家にいた記憶はないのですが…。♪ワールド~ワールド~♪なんてついつい口ずさんでいます(苦笑)。
それにいたしましても、本当に嫌な世の中になっています。【親を困らせる=世間を騒がせる事件をおこす】という考え方の源は何なのでしょうか。親子間の葛藤に他人を巻き込まずとも、親を困らせる手段なんていくらでもあるはずですよね。そもそも、三十路を過ぎてなお、先日のバスジャック犯のような発想しか浮かばないってどういうことなのかしら。親子間の見解の相違(仕事に関する相談を受けたか否か)は、息子の意志伝達能力の欠如によるものと考えられますが(本人は相談したつもりでも、相手にはそのように認識されていなかった)、そこから無差別殺人を実行するまでのハードルの低さ…。理解したいとは思いませんし到底理解不能でしょうが、このような若い人が増えているとしたらオソロシイを通り越して不気味なことです。報道に煽られてしまったのだとしても、暴力的に人生を断ち切られてしまう理不尽さや家族・友人を喪う悲しみへの想像力を養えないままこの年齢になってしまった事が、そもそも罪なのではないでしょうか。彼は、事件をおこしたことで気が済
んだのでしょうか。その点が少々気になります。

群響定期

2008-07-20 13:01:34 | Weblog
関東地方は梅雨明け初日から猛暑日。それでも汗がすぐに乾きますから、その前日18日のスチームを背負っているかのような蒸し暑さと比べればはるかにましと言えそうです。
昨夜は、群馬交響楽団の第447回定期演奏会へ出掛けました。群響の定期は昨年三月以来ですから約一年半ぶり、高関健・指揮、小川典子・ピアノで、プログラムはモーツァルト・ピアノ協奏曲第19番とブルックナー・交響曲第5番。群響の演奏会はこれが三度目ですが、在京オーケストラの定期演奏会ではみられないアットホームな雰囲気には毎度のことながらタジタジになりますね。定期会員になろうと思ってもS席には新規参入者の余裕がないため、会員の世代交代をじっと待つしかないかも(^^;;
さて、小川典子の演奏、私は初めて聴きましたが、今年のはじめにサントリーホールでデビュー20周年記念リサイタルを行った実力派のようです。昨夜のモーツァルトは堅実にしてシンプル、伸びやかで自然体の演奏は良い意味で予想を裏切ってくれたような気がしました。この顔あわせでしたら、個人的にはロマン派の作品を聴いてみたかったですね。ま、おあとがブルックナーですからこのプログラムが賢明なのでしょうが…。
ブルックナーは…くたびれました。同じ5番でも、マーラーでしたらここまで疲労感を覚えることはなかったはず。指揮・オケともに熱演ではありましたが、私としてはやや消化不良気味ですね。それでも最後まで聴き通せたのは生演奏だからこそ(連れは途中、舟を漕いでいました)、CDでは最後まで聴く根性がありません(T_T)トシはとりたくないものです。
ところで演奏途中、フォルテシモの直後の静寂の時など、左上方からのノイズが気になって仕方がありませんでした。最初はティンパニかと思いましたが奏者が叩いていない時も聞こえ、音の方向から察するにエアコンないしは空調が原因のようですね。ホールを出てからは聞こえていませんから、聴覚異常の可能性は低いと思われます。プログラムやチラシを落とす、咳がでる、あるいは四半世紀程前ですと時計のアラーム音など、客席の静寂が保たれて演奏が終わることは稀ですが、今回のような経験はそれこそ初めてで、どうしたものか考えてしまいました。

ひよ子のこと、など

2008-07-02 15:19:21 | Weblog
先週末、知人の結婚式に出席するために福岡へ出掛けた娘が、ひよ子をお土産に買って帰りました。この頃は【東京銘菓】として都心の駅はじめコンビニでも気軽に購入できますが、元を辿れば時期自民党総裁候補・麻生太郎のお膝元である飯塚生まれの銘菓。二十年ほど前、小倉では通夜に伺うと返礼品がひよ子二個入の小箱だったなぁなんて、妙な懐かしがり方をして、娘からは白い眼で見られてしまいました(^^;;千鳥屋の千鳥饅頭もそうですが、このての菓子はやはり新しいうちが美味しいですね。日が経つと、賞味期限内でも皮がパサパサになり風味も飛んでしまいます。
そういえば、千鳥饅頭も飯塚生まれの銘菓でしたね。見た目が可愛いせいか、ついひよ子を選んでしまいますが…。新日鉄の本拠地だった八幡のくろがね羊羹と同様に、炭坑の町飯塚でも激しい肉体労働の後には甘い菓子が必需品だったのでしょうね。