弥生の終わりに

2012-03-31 13:12:11 | Weblog
春の嵐の真っ最中。
三月の風と四月の雨が連れてくるのは美しい五月でしたっけ…。
昨日は南風が吹きまくり、今日は強風に雨まで加わり大荒れの模様です。
秋田では洪水警報が出たそうですし、そうなると雪崩の危険も一層…。


昨夜は、得難いひと時を過ごすことが出来ました。
出勤準備をせねばなりませんので、詳細は今夜<(_ _)>

春…ですねぇ

2012-03-29 18:50:24 | Weblog
日中に吹く風は、南~東からのもの。
通勤途中の公園では、染井吉野が咲き始めました。
オマケに紫外線も強くなっていますし、目の痒みと鼻のムズムズはお約束…暖かくなるのは有難いですが、まぁ、それなりに不都合も生じてまいりますね(苦笑)。


本日の収穫(ブックオフにて)
*心のくすり箱(徳永進/岩波現代文庫)


そう言えば、『読むクスリ』という本がありましたっけ。
新刊書店の棚をじっくり眺めるなんて機会が無くなって久しいものですから、今も売れ筋かどうかは存じませんが…苦笑。

暖かい一日

2012-03-28 19:21:29 | Weblog
暖かな一日でした。
これで平年並みの気温だそうですから、今まで一体どれだけ寒かったのかしら(ーー;)

とは申せ、風が強くなってきましたね。
今夜も冷えてきそうです。



本日の収穫
*3月のライオン7(羽海野チカ/白泉社)
*昭和元禄落語心中2(雲田はるこ/講談社)

この二冊を比べるのはナンセンスなのですが…3月の~と比べると、昭和元禄~な気がしますね。
掲載誌『ITAN』の読者層がどのあたりなのかは、よくわかりませんが…。


図書館で借りた本(新規のみ)
*素数ゼミの謎(吉村仁/文藝春秋)
*にせもの美術史 鑑定家はいかにして贋作を見破ったか(トマス・ホーヴィング 雨沢泰訳/朝日新聞社)
*名品流転 ボストン美術館の「日本」(堀田謹吾/NHK出版)

今回は、趣味に走ったかな(笑)。
風船爆弾関係の本、次回に予約の予定。
色々都合がございまして…苦笑。

今年初のお花見?

2012-03-26 18:48:15 | Weblog
昨日、平川門交差点丸紅側で、桜を発見(笑)。
河津桜のようでしたが、既に満開は過ぎて葉と花が四分六分位でしょうか。
蜜を吸う二羽の鶯もいましたが、初音は残念ながら…。
皇居の隣接地ですから、鶯がいても不思議はありませんね。
これまた、思いがけない眼福でした(笑)。


今夜も、西の空には三日月が浮かんでいます。
月に並ぶような位置に見える、ひときわ輝く星は何かしら…?
こんな時、理系オンチの我が身が口惜しい(/_;)

昨日の記事

2012-03-26 06:49:25 | Weblog
いつものことながら、以下は昨夜に作成途中でダウンしてしまったもの(ーー;)




昨日の予報では寒くなるとのことでしたが、思っていたより暖かい一日でした。
まずまずの散歩日和、だったのではないかしら(笑)。

午後、思い腰をあげて近美へ。
ここひと月ばかり、「ポロック~ポロック~」と呪文のように唱えていましたが、ようやっと足を運ぶことができました。
先日見た靉嘔への影響も気になっていましたし…。

正直、もっと若い時に見ておきたかったような…。
初めて彼の作品と意識して見たのは、大原美術館だったと思います。
ただ、あの膨大なコレクションを廻る中では、どうしても印象が散漫になってしまいまして…苦笑。
以降は時折ブリヂストン美術館や西洋美術館で眺めていたものの、今回がほぼ初めて状態になりましょうか。
十代~せめて二十代前半であったなら、すんなり受容できたかもしれません。
二十歳前後に描いたらしい自画像に始まり、とにかく重い…。
初期作品はメキシコ壁画などの影響もあってか、土俗性が感じられて余計にまとわりついてくるような情念を感じます。
そこから段々とフォルムを崩し、ポーリングを用いることで、全く新しいステージに立った…という流れになるのかしら。
興味を持ったのは二枚。
一枚は、モザイクを用いた色調豊かな作品。
もう一枚は、黒で三種類の図柄が描かれているもの。
どちらも彼の代表作からは外れているでしょうか(笑)。


44年の生涯を駆け抜けた…というと聞こえが良いですが、絶えず走り続ける者の辛さや痛ましさを感じずにはいられない作品ばかりに思われて、しんどかったですね。
私の感情移入の方向がズレている可能性が大ですが…苦笑。

カタログは2500円。
但し、購入せず(出来が云々ではなく、手元にあっても見ない気がしましたから)。

口直しに常設展を廻り、藤田嗣治の猫(やたらと人気があった…笑)とパリの風景(フジタの初期作品です)を愛でたこと、それ以上に、清宮質文の実物と出逢えたのが最大の収穫でしょうか。
精神がのたうち回るが如きポロックの作品の後では、清宮の静謐とも言える空間は殊更ありがたかった…。
ポエムに陥らないぎりぎりを保つことで生まれる魅力…とでも申しましょうか。
来月から大川美術館で清宮の特別展示があるそうですが、半端なく遠いから迷うところ(苦笑)。
清宮のようなタイプの作品を見るには、適した空間なですよね…でも、閉所恐怖症気味の人にはきびしいかも。
約三ヶ月間の展示予定ですから、ゆっくり考えるとしましょう。


帰りは、白山通り~すずらん通り~靖国通り~外堀通り…を経て御茶ノ水駅へ。
この界隈は、黄昏時の彷徨が良く合う…と言うより、歩くのは専らこの時間帯ばかりなだけのこと(苦笑)。
線路越しに見る聖堂、美しゅうございました。
本当は竹むらの揚げまんじゅうを買うつもりでしたが、日曜日であることに気付き、近江屋へ変更。
定番のアップルパイと金柑のタルト(美味でした…笑)を購入して、帰宅しました。
やはり、甘味は欠かせないらしい(苦笑)。
神田の万惣は閉店してしまいましたが、近江屋さんには頑張ってもらいたい…。

2012-03-24 19:01:09

2012-03-24 19:01:09 | Weblog
昨日来の雨は、3時頃まで残っていたでしょうか。
この時間は、西の空にかなり細い三日月が見えます。


特記事項もなく…昨日はオフながら雨を口実に終日蟄居、無為に過ごしてしまいました。
朝かかってきた電話に、出端を挫かれたせいでもありましたが…。
まだ、昨日の気分を引き摺っているようなところがありますね┓( ̄∇ ̄;)┏

明日は日曜でオフ、花粉を気にしながら絵を見に行きましょうか。
近美のポロックか、或いは平木浮世絵美術館の『にゃんとも猫だらけ』か…笑。

遅目のランチ中

2012-03-22 13:45:40 | Weblog
朝はまだ寒かったものの、日中は4月上旬の陽気になるとの予報通り…外気温と日差しは春爛漫かな(笑)。
でも、夜の冷え込みを考えると春物の上着を選べないのですよねぇ(苦笑)。

午前中は、新宿。
『新視点・昭和史~原子爆弾製造計画と原子力発電~』全6回講座の最終回でした。
福島原発事故以来思っていたことの一つは、原発の仕組みもですが、ここに至るまでの歴史的経緯を知りたい、ということ。
保阪正康が『新視点・昭和史』というタイトルで長く連続講座を持っていることは知っていましたが、今回は前記のテーマとわかって聴講した次第です。
この後は個人的に、三ヶ月にわたって聞いた話と紹介された資料を消化することになりましょうか。
単なる自己満足で終わってしまう可能性が大なのですが…。

保阪正康ははっきり語っていませんが、相当危機的な状況が今尚続いていることが窺えます。
「日本人は自覚しないまま自殺に向かっているのではないか」みたいなことをチラッと述べていましたが、皆、何となく現状を察していてアパシー状態になっているのかな、と思いましたね。
それでも、目を瞑るわけにもいかないし、口を噤むわけにもいきません…。

日付が変わってしまった( ーー;)

2012-03-22 01:14:33 | Weblog
日差しは春のものですが、北風が冷たいですね。
でも、高知市では桜が開花したそうですから、本格的な春も間近でしょう。


さてさて、昨日のもう一つのお楽しみは東京都現代美術館『靉嘔 ふたたび虹のかなたに』。
現代美術は、昨秋のブリヂストン美術館『野見山暁治展』以来になりましょうか。
靉嘔の作品は、これまた昨秋に足利市立美術館で「クレーンと人」・「太陽のにわとり」を見たのが三十数年ぶり。
とは申しましても、初めて《アダムとイヴ》を見た時から、作品傾向はもとより性別・年齢・国籍etc…何も知らないままでしたから、昨日ようやく創作活動の一部を垣間見ることができたようなものです。

靉嘔…1931年茨城県生まれ。

以下は、展覧会チラシからの引用です。

1950年代、池田満寿夫らと共にデモクラート美術家協会に参加し、明るい色彩の油彩画を発表し注目されました。
1958年にはニューヨークに渡り、近くによって認識される世界を具体的な物との対話によって改めて捉えようとする中で、箱の穴に指を入れて鑑賞する《フィンガー・ボックス》や、周囲の環境を取り込んだインスタレーション等、絵画の枠にとどまらない人間の五感に訴える作品が生まれます。
日常の事物や行為そのものがアートに変換された1960年代、靉嘔の「エンヴァイラメント」と呼ばれるインスタレーションは先駆的な表現として注目されました。
音楽家、詩人、美術家等ジャンルを超えたアーティスト達が交わり、パフォーマンスや印刷物の製作等を通し、今日のアートの多様性のあり方に一つの礎を築いたグループ「フルクサス」のメンバーとしてオノ・ヨーコやナム・ジュン・パイクらと共に活動します。そしてやがて、線で描く絵画を拒否し、引用したモチーフに赤から紫までの可視光線(スペクトル)を重ねる「虹」の作品が生まれ、ヴェニス・ビエンナーレ(1966年)での発表等を経て、靉嘔は「虹のアーティスト」として国内外で知られるようになります。
靉嘔の虹との格闘は、版画、絵画、インスタレーションと様々な形式により、現在まで続いています。
本展では、数多くの虹のシリーズやパフォーマンスやのドキュメントの他、触れて楽しむ体験型のインスタレーションや192色の虹色で描かれた30mにおよぶ新作、1987年にエッフェル塔にかけられた300mの虹の帯等を大規模に展示します。
展示室いっぱいに広がる靉嘔のオプティミスティックな世界をお楽しみください。

これだけでは何が何やら…ですよね(苦笑)。
内容がとにかく盛り沢山すぎて、予定していた時間では全てを見ることができませんでした。

冒頭に展示された《田園》に始まり、《悲劇よりも悲痛なるものの静寂》シリーズなどの初期作品から、見るものに強烈に迫ってきます。
パフォーマンスを伴うモダンアートは歳月を経ると色褪せてしまいがちですが、彼の場合はアメリカに渡ってからの作品も今尚刺激的。
例えば、アルミニウムの箱(立方体)に無数の孔をあけて中に裸電球を灯したもの…。
箱の中に入り、扉を閉めて電球を消すと、孔から射し込む外(会場)の光が満天の星空を眺めているかのように感じられ、不思議な感覚に包まれるような気がしてくるのです。
今の時代では決して目新しいものとは申せませんし、結果も予想の範囲内でありながら、やはり面白い経験をしたと思えるのです。
理屈は如何様にもつけられるでしょう。
私なんぞは前衛芸術をリアルタイムで感じる機会がありませんでしたから、今になって面白がっているだけかもしれません。
でも、この人のエネルギーはただ事ではありませんよ。
今年81歳ですが、枯淡の境地からは程遠いパワフルなアートパフォーマーと言えそうです。

しっかし…今回見損ねた分は、いつ出掛けようかなぁ。

群馬交響楽団東京公演

2012-03-20 22:01:57 | Weblog
プログラムは
ボロディン/歌劇《イーゴリ公》より「だったん人の踊り」
ラヴェル/《シェエラザード》
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮:ニコラス・ミルトン
ソプラノ:中嶋彰子


すみだトリフォニーホールは、今回が初めて。
錦糸町駅から徒歩5分というアクセスの良さ(東武ホテルの隣に位置し、とにかく分かりやすい)です。
Bunkamura・オーチャードホールを一回り小さくした感じでしょうか。
落ち着いた色調の内装で、なかなか良いホールと思います。
ただ、ロビーがちと狭いかなぁ。
あと、ホール入口前のスペースは広いのですが(アルカセントラル~東武ホテル~トリフォニーホール全ての連絡通路になっているようです)、当日券や招待券など当日分の発券窓口を見つけるまでに少々まごつきましたね。


会場は8割程の入りでしょうか。
群馬音楽センターの客席とあまり変わらない年齢構成のようです。
都内(近郊)在住者よりも、群馬県からの上京組のほうが多いかもしれませんね。
アウェイ感が満ちていたような(苦笑)。

さて、演奏ですが…ボロディンは良かった、うん(笑)。
ラヴェルは初めてなので判断できかねますが…ソプラノとのバランスも良く、堪能しました。
問題は…幻想交響曲。
いや、頑張ったとは思います。
期待し過ぎたのが良くなかったかもしれませんし、そもそも私の基準はクレンペラー&フィルハーモニアですから多少の違和感は致し方ないところ。
でも、メリハリのきいた演奏でありながら、この物足りなさは一体どういうことかしら。
せめて4・5楽章は、とことん狂乱に走ってほしかったような気がしますね。
一つは指揮者の解釈の問題、もう一つはホールを御しきれていなかったことかも。
群馬音楽センターとは、音響が違いすぎますから。

それでも、来月から始まる新シーズンのプログラムを見ていると、高崎まで行っちゃおうか、なんて思ってしまうのですよ。
5/19の沼尻竜典&今井信子、10/27の井上道義&児玉麻里・桃、11/24の、キンボー・イシ・エトウ&前橋汀子、1/26の沼尻竜典&萩原麻未…あたりが良さそうですね(笑)。
もっとも、一番安い席でも往復の交通費を加えれば、N響のA席と同等の出費になりますから、非現実的な話ではあります(苦笑)。

盛り沢山な一日…笑

2012-03-20 17:45:58 | Weblog
錦糸町から総武線で新小岩に行き、東北広場なるところで京成バスを待っているところです。

現美で予想以上に時間を取り、昼食をとりそこねてコンサートに突入。
空腹を抱え…最寄り駅前のスーパーで、余計なものを購入しそうな予感(ーー;)

しっかし、錦糸町に行ったのは三十数年ぶり、新小岩も三十年ぶり…駅前の豹変ぶりに、ただ、浦島太郎の気分です。