【おくりびと】

2008-11-27 22:12:42 | Weblog
太陽が隠れると、急速に冷え込んでまいります。雨にはならないまでも、どんよりした色の空を見ると、どうしても気持ちが萎えてきますね。
さて、前回のメール、手直しをするつもりでいたのに携帯の操作ミスで、半端な内容のまま送信してしまいました。半分寝呆けていたのが敗因です(--;
山崎務、とにかく良かったです。考えてみれば、伊丹監督「お葬式」では喪家の長男だったのが、今回は納棺師という業界サイドに立場が変わり、役の上とは申せ、時の流れを感じさせます。吉行和子演じる風呂屋のおばちゃんは、昭和の世には日本各地で見られた身を粉にして働く女性。不思議な味を出していたのは、銭湯の常連客役の笹野高史でした。庄内平野の映像は美しく、心に響く台詞も多々あり、観る人がそれぞれの経験を思い返し重ねあわせながら、想いを深めていける作品になっている気がします。久石譲の音楽も良かったですね。チェロという楽器を選択したことが大きい…。音色の深みや響き、艶が、作品の雰囲気に実によくマッチしていました。改めて、サントラ盤を聴きたくなります。
よしながふみ「きのう何食べた? 2」。筧君は、相変わらず美味しそうで季節感ある料理を手際よく作ってくれます。料理が不得手の母に育てられたせいか、時として献立の組み合わせやバランスに悩むのですが、結構参考になりますね。

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