水無月の終わりに

2012-06-30 17:59:25 | Weblog
今日も夏日。
14時頃に一旦帰宅。
遅目の昼食を済ませ、マリス・ヤンソンス&サンクトペテルブルグ・フィルのラフマニノフを。

それにしても、暑い…苦笑。
窓を開けていれば風は通り抜けますが、西向きの天窓から陽が燦々と降り注ぎまして┓( ̄∇ ̄;)┏
帰宅後の4時間のうちに、2リットルのお茶がほとんど汗で消えたのではないかしら(苦笑)。



ところで、昨夜いくつかのサイトを覗いていて見つけたのですが…。
片山さつき議員が生活保護受給に関連して、「一人の餓死者の裏に、本当に困っているとは思えない受給者が大勢いる」旨の発言をした、というのは本当なのでしょうか。
前後の文脈がわからず、この発言だけがピックアップされていたため、軽はずみな感想を述べるのは躊躇いがありますが、本当であればあまりに許しがたい発言と思います。
不正受給が生活保護費の膨張を加速させているわけではないにもかかわらず、論点を巧みにすり替えることで生活保護受給者や仕組みそのものをパッシングの対象にする悪辣さ。
これは大蔵・財務官僚の共通認識なのか、彼女自身の資質・性格によるものなのか、あるいは前夫の親族が受給者として取り沙汰されたことでトラウマが生じたのか…。

お笑い芸人の親族をクローズアップさせた時は(これとて悪辣な手法)単なる話題作りか人気取りと思っていましたが、ここまでくると何か別の目的があるようにも感じられ、気味が悪い…。
重箱の隅を突っついて対立項を炙り出し現場を混乱させただけで仕事をした気になるのでは、国会議員失格ではないでしょうか。



本日の収穫
*千年の愉楽(中上健次/河出文庫)
大宮の帰りは、何故か小説を読みたくなる…苦笑。
平積みされた表紙を見た時、齢ハタチの頃に読んで心底ヤラレタ!!と思った記憶が蘇り、つい手が伸びてしまいました。
帰宅後に、解説が吉本隆明と江藤淳と知り舌打ちしても後の祭…苦笑。
あれから30年、オリュウノオバの年齢に近くなり、どのような読後感を抱くやら。
次は『鳳仙花』が読みたくなるかな(笑)。

今日は…

2012-06-30 00:48:47 | Weblog
数日前の予報では、昨夜から今日の午前中にかけて雨で気温も上がらず、なんて言っていたような…苦笑。
ところが実際には、梅雨が明けたかのような青空で、帽子・ハンカチ(タオル)・水分補給が必須の一日でした。


月末を控えた平日は各種支払いをして、あとはのんびりと。
と言うわけで、今日はシューベルトのソナタとMoments musicauxをバレンボイムで。
三十代半ばの録音ですが、意外に外連味のない演奏ですね。
その後は、フルベン&ベルリンフィルでグレートを。
これは、愛聴の1枚です(笑)。
何やら、シューベルト週間になってしまったような…苦笑。
次回は、冬の旅(ハンス・ホッター)かな(笑)。



ところで午前中、こちらが連絡する前に、神奈川近代文学館からチケット払戻の件で電話がありました。
チケット代金を現金書留で送る予定ですが、来館予定があるなら窓口で払戻すこともできます、と。
ですが、現金書留にすると、封筒代20円に送料が500円(含書留料金)必要です。
1000円のチケットの払戻にこれだけの料金を費やすのはどうなのかしら、と思ってしまいます。
金額的なことだけを考えれば、定額小為替と普通郵便の組合せで180円(簡易書留利用の場合480円)。
確かに、主催者側の都合で中止になったわけですし、受領確認の必要もありましょうから、書留扱いにするのはわからなくはありませんが…。
何やら気の毒になってしまい、又、留守中に配達されても正直面倒。
それに展示だけでも見たいと思いましたので、窓口での払戻をお願いしました。
連絡先を把握している購入者(何人位いたのか知りませんが)一人一人に中止のお詫びと払戻方法の確認を取る作業も大変だなぁと思ってしまいましたね。

さすがに昨夜はガッカリしましたが、一晩経てば、まぁ…笑。
明日は大宮のみ、横浜遠征は後日改めまして(笑)。

中止だそうで…

2012-06-28 22:44:51 | Weblog
神奈川近代文学館での6/30(土)の講演会、講師入院のために中止になりました(/_;)
携帯電話の留守電にスタッフからメッセージがあり、その後も何度か着信があったのですが、私も勤務中ゆえ応答できず。
チケット払い戻しのこともありますので、明日の午前中にこちらから電話をしてみましょう。


さてさて、土曜日の午後はどうしますか…。
せっかくですから展示だけでも見たい気持ちはあります。
ただ、無理に人が多そうな土曜日を選んで横浜まで出かけるのは、躊躇うのも正直なところ。
午前中が大宮ですから、そこから荒川を越えて更に多摩川を越えるのは、今の私の体力・気力からすると結構大変かもしれない…苦笑。
展示を見るだけなら、仕切り直しでも良いかなぁと、半分位は迷っています。

まぁ、半日位ゆっくり考えることにいたしましょう。


今はまだ職場。
束の間の休憩時間…です。
今夜も残業ですなぁ┓( ̄∇ ̄;)┏

今日も青空

2012-06-27 14:34:48 | Weblog
梅雨の晴れ間とは思えないほどに湿度が低く、昨日同様なかなか快適です。
東京の梅雨は22、3年ぶりになりますが、こんな日もあったのでしょうか(笑)。

出勤時、アパートの階段を降りきったところで、帽子を忘れたことに気付いたものの…もういいや(笑)。
大体、帽子は嗽と同じくらいに好きではない。
視界を遮られるのが何よりも嫌なのですね。
自転車が歩道を傍若無人に走り回るご時世では、視界の広さは事故予防にもなりますし…本当かしら(笑)。

ただ、先日気が付いたのですが、マスクをつけて帽子を被ると、気持ち若く見えるような…苦笑。
単に、白髪とほうれいせんが隠れるだけのことなのですが、これは人をカテゴライズする上で結構大きい要素なのかもしれません。
マスクと帽子ついでに、カジュアルな服装で大きめのスポーツバッグを提げて永田町~霞ヶ関界隈をウロウロすれば不審訊問される可能性が大、かもしれない…苦笑。

天気は上々、でした

2012-06-26 23:54:17 | Weblog
日中は、「梅雨、明けてしまった?」と錯覚しそうなくらいに良いお天気でした。
ただ、夕方出た時、風は意外にヒンヤリしていましたし、空の色も夏の夕暮れとはちょっと違うような…私の気のせいでしょうか。



消費税増税関連法案、衆議院で可決されたそうです。
民主党からは57人が反対票を投じたそうですが、党が分裂するのか、単なるガス抜きと有権者へのアリバイ作りとに終わるのかは不明。
まぁ、民主党の分裂騒ぎに乗じて参議院での審議がうやむやのうちに終わったり、TPP関係等の問題点山積法案がどさくさに紛れて可決されないよう、気を付けていなければいけないのでしょうね。
何ができる訳ではないにしても。

それにしても、民主党というのはホント、タチの悪い議員の集合体です。
賛成票を投じた議員は、各々の支持者に対して、マニュフェストとの整合性(そんなものはありませんが)を含めて納得のいく説明をできるのでしょうか。
最低限、支持者や選挙区の有権者に自分の言葉で説明できなければ、国会議員を名乗ってはいけませんよね。

今回可決された法案、消費税が段階的に10%になるらしい(先々では更にUP)こと以外はどのような内容なのでしょうか。
殊に一体改革とされた社会保障の分野は、何がどうなるの…?

そもそも、昨年の今頃でしたか、菅直人が消費税UPを言い出した時は、震災復興財源に充当する、という話だったはず。
それが首相が交代し、気が付けば震災復興財源という名目はどこかへ押しやられ(震災復興する意志がないことの証明か!?)、古証文の如き社会保障が唐突にあらわれた…そのような印象しかないのですが。
どうしても消費税UPするなら、所得税や住民税をはじめ健康保険・年金関係の国民負担を一切無くし、全額国庫負担とする、なんてところまでいけば、納得もできましょう。
ついでに、証券取引への課税強化や、企業トップが億単位の報酬を得ている日産やSONYなど大企業の法人税UPも実施していただきたいものです。
やはり、「痛み」は分かち合わなくてはいけません。


ところで、福一4号機の核燃プールが傾いているとのこと。
強い地震に襲われてプールから水が抜けたり、プールそのものが倒壊したなら、東日本は壊滅、地球規模の放射能汚染も前回とは比べものにならないでしょう。

呆れるくらい、希望を損なう材料しか見出だせない日本になってしまったようです。

曇り空

2012-06-25 23:57:45 | Weblog
気温が低いためか風があるせいか、湿気はあまり感じられず過ごしやすい一日でした。
週末も今日のような陽気なら有難いのですが…。
何しろ、午前中は大宮、午後は横浜ですから(ーー;)
仕事でもないのに、我ながら何をやっているのかと呆れてしまいますが、「次の機会に…」なんて先送りして後悔するのはなるべく避けたいと思う今日この頃。
自己チューの塊と指摘されれば、肯首するしかありません(開き直っていますね…苦笑)。


我が儘ついでにもう一つ。
横須賀美術館の『国吉康雄展』に行けたら良いなぁ…笑。
7/8までですから会期が迫っていますが、数年前の近美の時は行けなかったので、今度こそ…。
もっと早く知っていたなら…と欲を言えばきりはなく、いつまでたっても、煩悩は尽きませぬ(ーー;)

いつもながら、あれこれとりとめなく

2012-06-24 20:51:51 | Weblog
行楽日和の日曜日。
とは申しても、「行楽」なんてかつて以上に縁遠くなりました(苦笑)。


本日はオフ。
日中は、リリー・クラウスのピアノでシューベルト(1960~70年代の録音)とバルトーク(1980年録音)を。
シューベルトも悪くはありませんが、十代で薫陶を受けたバルトークのほうが魅力的な演奏のようです。
曲の元になった民謡が持っていた力が作用しているせいかもしれません。

夕方涼しくなってから図書館へ行き、先日借りた『中野重治とモダン・マルクス主義』を延長。
ついでに館内端末で蔵書検索をしたかったのですが、休日のゆえか空席がなく次回に持ち越しました。
まぁ、急ぐ話ではありませんし、数日したら気が変わる可能性もありますので(苦笑)。



以下、先日の名取洋之助展の覚え書。
『日本』という海外へ向けた日本の宣伝本(写真集)が屏風のように立てて展示されていました。
最初は「フジヤマ・ゲイシャ」のハシリかなぁなんて他愛もないことを思っていたのですが、じきに既視感をおぼえるようになりました。
子ども時分(多分、小六か中一)に、近美の裏手の科学技術館であった『ソビエト建国50周年記念展』(のようなタイトルと思います)に行った時のことを不意に思い出しまして(苦笑)。
誰かに連れられたのではなくて一人で見に行ったのですが、彼の国が如何に素晴らしい歩みを辿ってきたか、という宣伝が主たる内容でしたっけ(カラフルな各種資料のほか、『今日のソ連邦』だったかな、グラフ誌もありました)。
国策として海外に向けて宣伝を行う時のスタイルはどこも変わらないのだなぁと、凡庸な感想を持った次第であります。
他にも『NIPPON』や姉妹誌にあたる『MANCHOUKUO』・『カウパアク・タワンオーク 東亜画報』など、いずれもプロパガンダが目的だったでしょうから、見ていくうちに作品(雑誌)そのものの出来映えとは別に、ある種の居心地の悪さを感じたことも事実です。
勿論あの時代、カメラマンだけではなく、画家や音楽家や作家等もまた翼賛体制組み込まれ(中には進んで参加し)たわけで、日本工房ばかりを云々することはできません。
ただ、これらのグラフ誌が果たした役割のようなものも展示の中で触れてほしかったような気がしないではありませんでした。
もっとも、没後五十周年記念展には相応しくなくなってしまうかもしれませんね(苦笑)。

今日は…その2

2012-06-23 01:21:01 | Weblog
ぐずぐずしているうちに、日付が変わってしまいました(ーー;)


次いで、出光美術館『祭 遊楽・祭礼・名所 MATSURI』。

実は、今年の正月に『東京駅周辺美術館共通券』なるものを購入。
出光・三菱一号館・ブリヂストン・三井の四美術館で各館1回限り利用でき、6月末まで有効なのですが、出光美術館の分だけが最後まで残っていたのです。
価格は3000円でしたので充分に元はとっていましたが、残しておくのは勿体ないと、ついつい欲が出てしまいました(苦笑)。

さて、今回の企画。
発想は面白いと思います。
少なくとも昭和のある時期までは、地域の祭礼は人々の大きな楽しみの一つだったでしょうし、ましてや桃山~江戸時代であれば一大イベントだったと思われます。
祭礼図・遊楽図に描かれた人々は、身分や性別に関係なく本当に楽しそうですし、当時の風俗もよくわかります。
また時代が下るにつれて、人々の顔立ちが浮世絵風に描かれるのが面白い…笑。
手箱や提重・笄・簪・化粧道具・碁笥・碁石などの調度品(遊里で使われた品々でしょうか)も、まずまずの仕事ぶりです。
祇園祭と三社祭の対比も勉強になりました。
ただ、見終わってみると、今一つ物足りないような気分。
名取洋之助を見た後だけに、カメラがない時代には祭礼図や名所図が写真の役目を果たしたのかなぁと思いながらも、それ以上の考えは浮かばず…苦笑。
目下の興味の方向とはかなり違っていた、ということですね。



話は変わります(戻ります!?)が、日比谷図書館の1F展示室奥にティールーム兼ショップ(書籍&グッズ)がありまして、久しぶりに書棚をみて興奮してしまいました。
大人買いするような余裕がなくて残念だったような、却って助かったような…苦笑。

喫茶メニューは、ブレンド300円~、ケーキ類350円の他サンドイッチなどもあるようです。
地下のレストランは昔日の食堂を知る身では財布に優しくないような気がしますが、こちらのティールームでプレスセンタービル等を眺めながら一息いれるのなら悪くない、かも(笑)。
味は…まぁ、値段相応ということで。

今日は…その1

2012-06-22 22:43:45 | Weblog
お昼前に雨は上がり、気温もさほど高くはならず。


午後から外出。
先ずは日比谷図書館で『報道写真とデザインの父 名取洋之助 日本工房と名取学校』を、次に出光美術館で『祭 MATSURI』を見たところで、精魂尽きました(ーー;)
日比谷図書館~出光美術館~ブリヂストン美術館のルート、決して歩けない距離ではありません。
金曜日は20時閉館とわかっていても、夕方になるとつい帰る算段を考えてしまいまして…。
ホント、トシですね(;´д`)


さて、日比谷図書館『報道写真とデザインの父 名取洋之助 日本工房と名取学校』。
2、30年程前、『わがままいっぱい名取洋之助』という本で、彼のことを初めて知ったのではなかったかしら。
同じ頃、芸術新潮で土門拳の特集があり、そこでも名取との関わりが書かれていたような…。

彼が設立した「日本工房」の『NIPPON』は、林達夫が関わった『FRONT』と共に一度は実物を見たいと思っていました。
『FRONT』は、前々回近美に行った時に『原弘と東京国立近代美術館 デザインワークを通して見えてくるもの』で実物に遭遇。
今回は『NIPPON』を見ることができ(勿論ガラス越しでしたが)、充分に満足しました(笑)。
名取洋之助というお方、展示品を見ると仕事の幅も質もホント半端じゃない…。
単に写真を撮るだけではなく、伝え拡げていくことに腐心した…独り善がりの写真家ではなかった、ということでしょうか。
今のように大手広告会社が幅を利かせている時代ではない、1930年代にあれだけの質のグラフ誌を刊行できたのですから…グラフィックデザインのセンスもかなりのものです。
表紙も斬新ですが、表紙裏のカネボウの広告デザインは今でも充分通用しそうですし…。
又、戦後の岩波写真文庫(まだ学生時代には信山社で十数冊販売されてましたっけ)も、意欲的かつ刺激的、ついでに贅沢な作りだったのですよね。
『LIFE』に掲載された作品やベルリンオリンピックの写真なども興味深いものがあります。
300円の入場料では良心的すぎるような内容でした。

今日は夏至だそうです

2012-06-21 10:37:45 | Weblog
早朝は雲が広がり幾分涼しかったのですが、日が出てくるとやはり気温が上がってまいります(^ー^;A
台風5号は温低に変わったものの、梅雨前線への刺激は今尚継続中。
今日は西日本、明日は東日本が大雨┓( ̄∇ ̄;)┏


昨夜はなかなか寝付けないのに加えて、誘眠剤代わりに弄っていた携帯画面がフリーズしてしまい焦っていたところへ、微かな揺れ。
これから大きな揺れが来るか、と身構えていましたが、幸いそれきりでした。
状況を確認すべく、携帯電話を強制終了させ電源を入れ直しワンセグをつけたものの、画面は通常の深夜番組のようです(タイミング悪く、テロップを見逃した?)。
念の為、ウェザーニュースで確認すると、千葉県東方沖が震源、最大で震度2とのこと。
でも、都内での揺れは観測されていないようです。
ここが安普請なのはハナからわかっていましたが…震源が千葉県沖ならM5レベルでも危ないかもしれないと思った夜でした(ーー;)
この辺りは元々が水田地帯だったはず。
おそらく、基礎工事が甘かったのでしょうね。



明日は雨のようですが、ブリヂストン美術館へリピしちゃおうかな…。