国立大隅青少年自然の家『山から君へのメッセージ』
登山すら初めてという子どももいるのにいきなり冬山山中泊という過酷な体験になります。出会いがあってまもなく登山についての勉強。登山についての概略と生活については各講師が担当し、自分は用具の説明や使用法、パッキングの仕方を。パッキングはとても難しく黒板に書いてるように(きったない字ですみません。。)軽いのが下、重いのが上。でもよく使うのが上、あまり使わないのは下。矛盾も起こります。必ずこうしなさいとは言いません。考えてやってみようと。自然の家のザックはシュラフ用のスペースがあるのでシュラフの収納場所は決まっていますがあとは考えながら。『ライト』と書いてるのはトップカバーのポケットへ。ここに入れるのはザックカバーや行動食などすぐに使うもの。それと、寒すぎてとても山の中で着替えることはできない(着替える気になれない。)ので着替えは最小限。これがなかなか。。。いっぱい持って行こうとします。
パッキングが終了したザック。調べてみるととても上手にパッキングされていました。軽量でザックの形もきれい。軽量と言っても10キロ超えます。ザックの重さは体重の40パーセントが限度と言われています。この限界近くの子が結構いるはずですが、仲間でザックにいれるものを調整していました。自分のはいつものごとく25キロ前後。最後に水缶(スイカン)1リットルを減らしました。縦走路で子どもたち2人のザックを持ってしばらく歩きましたが、見た目は重そうですが実は軽く感じてました。
歩行練習。初めて重いザックを担ぐと右に左に身体が振られるでしょう。特に下り。ちょうど雨が止んでくれたおかげで外に出ることができました。こんなに重いのを持って登るのかってびっくりでしょうね。それを実感するのは実際に御岳を目指して登り始めた時でしょう。このような緩やかな傾斜地と山では全然違います。
夜中まで登山練習が続きます。夜はテント設営とテント内で寝る練習。6人用テントを使用しますが、自分たちがプライベートで使う2~3人用テントに比べるとちょっと勝手が違うところがあります。支柱が対角線じゃないんです。。このことを覚えておかないとうまくいきません。それともっとも苦労するのがこのシュラフの収納。冬用のシュラフは重く大きくスタッフバッグは体積を小さくするために最初から小さくできています。これに入れるためにはコツがいります。最近のスタッフバッグは大きく作られていてコンプレッションの機能がありますけど、これにはありません。。冬の高隈山は-10℃を想定していなければなりません。宿営地の妻岳分岐点は鞍部(コル)。稜線に直角に風が当たると稜線を超える風はコルに集まり強い風になります。妻岳分岐点で風がある寒い夜に妻岳に登ってみると全然風がないことも。
Nikon F5 + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D (160NC)
講義、時間が無くて急げ急げだよ~。一通りやるのは丸々1日かかっても
足りないぐらい。パッキング3日目ぐらいになるともうどうでもいいやって
なってきますよ。だから3日目は入らない。。
rieさんも自然体験指導者になったら講義するんだよ~!
今年もよろしくお願いいたします。
黒板みて自分も勉強させてもらいました。。
準備は実際テントを組み立てたりもするのですね~
1日目大変だったんだ。。。
私も講義受けたいな~