NFP Archives

山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

フィルム乾燥中

2010年03月17日 | インポート
Dsc_0016
デジタルの時代、このような風景はほぼ絶滅?しかかってるかもしれません。。。フィルムの現像が終わって水洗後に乾燥させている様子です。

Dsc_0014
現像=暗室のイメージがある人が多いと思いますが(よく聞かれる。うちの暗室あるの??と。)、フィルムの現像に暗室は必要ありません。フィルムをパトローネから現像タンクに移す作業は暗闇が必要ですが、チェンジバッグという真っ黒の袋に腕を突っ込み作業します。現像、停止、定着、水洗、乾燥という工程で処理していきます。その最終段階。

Dsc_0015
近くで見るとこんな感じ。最近メインに使っているフィルムはコダックのTMAX400(TMY)。でも薬品は富士フイルムのミクロファイン、フジフィックスなど。作り方とか希釈の仕方とか昔から使ってるので慣れてますから薬品をコダックに替えるつもりはありません。たぶん、コダックも使い勝手は一緒なんでしょうけどね。TMAXを使ったときにミクロファインでの現像条件がよくわからなかったので、だいたいこれぐらいだろうと実験しながらやって現像条件の目安表を作っていて今は第3改訂版。18℃から27℃まで1℃ステップでデータが蓄積できました。ちなみにフィルムの感度って、現像時間で増減できます。例えばISO400のフィルムをISO200で撮影したとすれば適正な明るさにするには現像時間を減じます。逆にISO800で撮影したとすれば現像時間を長くします。(同じ液温、希釈率が同じという条件で。) 言い方をかえればフィルムの感度は、この感度で撮れば一番いい結果が得られるよ~という数値なのでしょうね。天体写真を現像するときは完全に適当です。適当に増感して現像しています。

Nikon D2H + Ai Nikkor 24mm F2.8S










最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
現像処理・・・昔、学研の科学に付録としてついて... (テルテル)
2010-03-17 23:10:36
現像処理・・・昔、学研の科学に付録としてついていた現像セットで失敗したことがトラウマになってるようです。
せっかく撮ったフィルムが現像失敗でダメになるのが嫌で、現像所出しにしています。
ですから自家現像される方は凄いなぁと思いますね。
返信する
いや~手間がかかるのですね。。。 (ジャックウルフ)
2010-03-18 01:36:47
いや~手間がかかるのですね。。。

お疲れ様です。

今は、撮った物がすぐ見られるのですからね。
すごいことですよね。

ネガをSDカードに移せたりする機械が
最近通販などで売ってますよね。
昔撮った写真のネガは結構あるから、その機械を
買おうかなと思ってますが、なるさんのご意見は?
返信する
テルテルさん (なる)
2010-03-18 21:20:36
テルテルさん
現像、自分もたまに失敗が恐いときがありますよ。結婚式とか撮ったときは
かなり慎重になります。。。その時の瞬間って絶対に戻せないですもんね。
そう考えると写真ってとても大事なんだなって思います。

ジャックウルフさん
デジタルカメラはすごい。ほんとに。でもやはり手間ってのがないと人間って
頭を使わなくなって、、、ってなるんですよね。フィルムスキャナ、とてもいいと
思いますよ。昔のネガを取り込むととても新鮮に感じます。ネガフィルムは
補正されて完成になりますからフォトショップなどの編集ソフトがあると
なおいいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。