古く、長く使っていないレンズは内部にホコリが入ったり、曇ったり、カビが生えていたりして使用に支障があるものが多いですが、構造が簡単なので分解清掃することができます。このレンズ(RICHO XR RIKENON 35mm F2.8)は絞りが不良。機構部や羽根に油がついて粘っているのでしょう。とても動きが悪いです。
絞りより前にあるレンズ群を取り外すと、絞りの羽根が見えてきます。油のようなものが見えますね。これをベンジンと綿棒で取り除いていきます。
絞りより後ろのレンズ群を外して後ろから絞りをみたところ。これは清掃後です。羽根よりも機構部分に油が付着して重くなっていました。再び、組み立てて完成。新品同様に復活しました。