小惑星(写真左の矢印の先にある線状の天体。軌跡を写真に捉えている。)
2月16日の夜(22:00頃)に捉えた小惑星です。
星の観察の仕方として、肉眼で見えない天体を写真で撮ってから観察するという手法もあります。
写真右の赤いガス雲は、バラ星雲と呼ばれているもので、肉眼では見えません。よって写真を撮ってから、うちに帰って眺めていたのですが、恒星でも惑星でもない天体が写っていました。小惑星です。
先日、ロシアに隕石(小惑星)が落下し、地上まで届きました。2月16日の未明には、"2012DA14"という小惑星が地球に接近し、静止衛星よりも地球に近いところを通過していきました。
大きな天体が地球に衝突するという映画みたいな状況が実際に起こりうるということですね。自分で写真を撮ってみるとより身近に感じてしまいます。
小さいころから星の観察が好きで、よく眺めていますが、流星が大気圏に突入して爆発する現象はたまに見られます。一度はドーン!という衝撃波(ソニックブーム)を聴いたこともあります。ロシアで窓ガラスを破壊したのもこれでしょう。でも小惑星を写真で捉えたのは初めてでした。
FUJIFILM FinePix S5 Pro + Nikon Ai AF Nikkor 85mm f1.8D