NFP Archives

山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

スラブの感触

2012年12月09日 | インポート
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鉾岳のスラブはほぼ中央にバンドが走っていて、そこまではやや緩やかな傾斜。バンドより上はかなり立っていますが、まずはバンドにたどり着くまでを集中して登ります。シューズの摩擦で登れますが、ハンガーとハンガーの間が長いのが緊張を感じるところ。2ピッチ目はひとつランナウトしてしまって、、、あれ??という感じでした。。。じっくりとルートファインディングしたつもりだったのですが。写真は2ピッチ目を登っているY-Oのペア。冷たい日だったので、岩を触っていると手が痛い。安定した足場に着いたら手を口元でふーっとして暖めます。

Nikon F3P + Nikkor-S Auto 50mm F1.4 (Tri-X)


鉾岳スラブ

2012年12月09日 | インポート
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宮崎県北部にある花崗岩の岩峰。トポ図や実際に見た感じでザッとこの岩の面積は10万平方メートル。巨大なスラブです。スラブという言葉は自分らが仕事で使う建築用語の床構造のことをいいますが、石板もこのようにスラブと言うようです。クライミングの場合はもちろん後者ですが、特に持つところのないツルツルした表面のものをいいますね。

どう登るか? 短くまっすぐ登るルートもありますが、どうもおもしろくない。短いのを登ってもまた来たくなります。この日は時間十分。気温は低く風も強いが、天気も良好。よって一番長い対角線で登ることにしました。ルートの長さは約315メートル。10ピッチ。ということは平均でも1ピッチ30メートルを超えることになります。長いですね。。。当然ピッチを着るのはこの大きなスラブの途中なので、安定した足場もなく、緊張をずっと強いられますが、そこがクライミングのおもしろさでしょう。

Nikon F3P + Nikkor-S Auto 50mm F1.4 (Tri-X)