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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

マミヤ

2012年10月03日 | インポート
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左:RB67、右:M645 super
マミヤの中判カメラ。カメラの形はよく似ていますが、大きさが違います。フォーマットサイズの違いで、RB67は6×7、M645は6×4.5。小さいM645は、35mm判と大きさ、重さがやや大きいだけで、取り回しもそんなに変わりませんが、RB67はデカイ。巻上げとシャッターチャージも別々の動作なので使い勝手も違います。

RB67は未だにマミヤのホームページを見るとカタログに上がってますが、販売店を見るとないので、生産終了した? 電子制御のRZ67はまだあります。このカメラはデジタルバックも使えるので、フィルムカメラにもデジタルカメラにもなります。このRB67、もう使わない人から譲り受けたもの。30年は経過してると思われますが、動作はばっちり。塗装の浮きを全部落として、地金が見えていますが、それがいい味です。レンズ未使用新品。ピントはレンズのピントリングを回すのではなく、レンズマウントごと蛇腹で前に繰り出すようになっています。写真でも蛇腹が見えていますね。基本、ポートレート中心でスタジオで使われていたと思いますが、フィールドで使われてる方も多いですね。このRB67は1974年のRB67 ProS。

M645 superは2台のジャンクを1台に整備して使えるようにしました。レンズも曇り・カビカビのジャンクでしたが、自分でオーバーホールして新品同様に復活しています。取り回しがいいし、引きぶたが入ってるときにシャッターが切れない、引きぶたが入っていないとフィルムバックが外れないなどインターロックがあるので、安心して使える強みもあります。

どちらも中判カメラ。フォーマットサイズの大きさから35mmに比べると豊かな階調で、被写界深度が浅く自然なボケが得られます。撮れる枚数が少ない(ブローニー120サイズでRB67が10枚、M645が15枚)ですが、1日で撮るちょうどいい量。これらが現役時代だと、この2台とレンズ数本、周辺機器で合わせて70万円は超えるでしょうが、私がかけたお金は数千円。デジタルのおかげでフィルムにとってはいい時代になりました。

Nikon F3P + Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8S (TMX)