観葉植物に水遣りをしていた時、3年前、教室のオープン祝いでいただいた「幸運の竹」の根っこのところに、新芽が出ていることを発見した。いつの間にか出ていたのかしら。もう3センチぐらいもあるーー週一度必ず水遣りをするのに、前回まったく気づかなかった。よく見たら、枝のあちらこちらにも瑞々しくてやわらかい緑の芽が出ている。
去年年末にかけて、だんだんと枯れていくので、心配で花屋さんに元気を戻す方法を聞きに行った。2年半近くも育ていると聞いた花屋の店員さんは、「それはもう十分長い方ですよ。」としか言ってくれなかったため、もしかして、寿命は2年間ぐらいなのかと思ったが、諦めはしなかった。自己流で土を変えたり、栄養液を入れたりしたら、枯れていく勢いはようやく収まった。枯れ果てた4本の枝を抜き出して、すっかり寂しくなった残りの数本を眺めながら、いつか枯れ始めるのをいつも心配している。まさか、真夏の現在、新しい芽がこんなにいっぱい出てきてくれるとは夢にも思わなかった。
命って、ほんとうに大切にするべき素晴らしいものだとしみじみ思う。