ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

曼珠沙華(マンジュシャゲ)

2009-09-26 07:40:11 | ジジィの昔話
 赤い花なら曼珠沙華(マンジュシャゲ) オランダ屋敷に雨が降る 濡れて泣いてる ジャガタラお春 未練な出船のああ鐘が鳴る・・・私が生まれたころの歌謡曲で戦後も暫くは流行った。「長崎物語」である。
 曼珠沙華は彼岸花のことである。

 ジャガタラはジャカルタのことか「お春」は日本人妻か、唐人お吉がよぎる。
 彼岸花が一斉に咲き誇っている。何千本もの彼岸花が広域に植えられ観光名所になっているところがある。時節には、近郊にコスモス街道、紫陽花通り、向日葵の迷路など小規模なものがあり賑わう。
 
 終戦直前の6歳の頃、母の実家に疎開をしていた時、中学生くらいの叔父たちと今思えば確かなことではないが彼岸花の「根っこ」を取りに行ったような気がする。
 小さな籠を背負い、鎌も宛がわれたのは確かである。指を切って血止め草も・・
 TVでアフリカの子供が5歳くらいから働いているのを見て思い出したのである。私の場合は働くというにはほど遠く、単についていっただけのことであった。

 彼岸花は花が散ってから葉が出てくるのある。お互いに逢うことがなく「相思華」といわれている。
 昨年、黄色のを見つけたがそんなに珍しいものではないようである。白色もあるとか・・・

 あの「根っこ」は今だに見たことはないが、戦闘機の油にする松も採りつくし、「根っこ」から油を取ることにあったのか、これも定かではない。

 何か物悲しい「曼珠沙華・彼岸花」であるが、由来は法華経である。赤いが一番、これに尽きる。何しろ60余年赤しか無かったのだから・・・朝には白いご飯に「玉子かけ」かいな~


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