ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

長屋生活

2009-09-18 04:51:01 | ジジィの昔話
 江戸の庶民の暮らしに思いを馳せる。長屋とか裏長屋が城下に出来た。
 九尺二間、間口が九尺(約2.7メートル)、奥行が2間(約3.6メートル)6畳ほどの一間に台所、1~4人が暮らしていた。勿論、井戸、便所は共同である。大家は共同便所の屎尿を近郊の農家に売り収入にしていた。それに幕府は税をかけたという。

 時代劇では町人は小ざっぱりしていて「一心太助」のようなチャキチャキの魚売りがいたようだったのか、江戸は世界一衛生的な都市であるという評価もあった。

 道に落ちている「鼻かみ後の紙」まで拾うのがいたという。町を綺麗にするためではなく、これを売って生活の足しにするのである。映画・TVなどではなく、そんな時代をタイムスリップして見てみたいものである。「屑や~お払い~」と、今の「使わなくなったTV、パソコン、冷蔵庫・・・」みたいなものかいな~

 村田英雄の「夫婦春秋」ついて来いとは言わぬのに 黙って後から付いてきた 俺が二十歳でお前が十九 提げた手鍋のその中にゃ 明日のメシさえ無かったなあ~お前~(三番)九尺二間が振り出しで 胸突き八丁の道ばかり・・・

 長屋みたいな独身寮、家族寮に住んだことがある。両方とも木造モルタル造りで2階、上下に15部屋くらい、中央に通路があり両側に7、8部屋が並ぶ、ハーモニカ長屋といった方が解りやすい。
 それでも雨露が凌げ、欲を言わなければ家賃も安く他の人も入っているのだから・・・昭和34年から44年のことで40年前が懐かしいと言えば懐かしい・・・・起きて半畳である。


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