最近の「船場吉兆」の話である。牛肉の産地偽装も酷かったが、知らぬは客である。いい笑い者である。
コマギレ肉でのスキ焼きの生活程度では関係ないが、百グラム2、3千円の霜降り近江牛ですき焼きをつついている富裕層での話のことかも知れない。
大体、牛、豚、馬、鶏の区別もつかないのでは・・・犬の肉は美味しいよ・・・某国での話・・
「使い回し」「何を!」「客の食べ残しを!」である。お歳暮の「たらい回 . . . 本文を読む
朝飯は美味しいですか?
健康のバロメーターだと思う。前日に大酒を飲んだとかで食欲がない、体調が悪くてどうも・・・・ではいけない。朝飯が待ち遠しいくらいが丁度いい。
朝飯前とは、「そんなことは朝飯前だ!」朝飯を食べる前にできることから、容易なことをいう。
朝飯前にすること、冷凍ご飯をチン、味噌汁、卵焼き、納豆、そして「シャケ(鮭)」を焼くである。
安いツアー旅行での朝食は大抵がバイキ . . . 本文を読む
mixは、 混ぜる、調和するなど深い意味があるようだ。
テニスで男女混合(mixd doubles)など公式試合でも行われている。
ミンチ(mince)合挽き、挽肉、ミンチボールなどの中には、何が入っているんでしょうか・・・・スーパーでしっかり表示を凝視している風景が多くみられる今日この頃・・・・・表示が正しいか、中身が正真正銘か「偽」は素人には簡単には見抜けないのである。
いくら舌が肥 . . . 本文を読む
この話は、下町のナポレオン「いいちこ」のことではない。
「ホッピー(hoppy)」である。差し当たり何と表現すればいいのだろうか。差詰め下町のオン・ザ・ロック(On the rocks)と名付けてみた。
商品名である。ビールのようで、ビールじゃない。焼酎で割るけど、サワーじゃない、と書いてある。
昔は、下町の墨田、葛飾、江戸川の区で勤務していた頃のアフター5は居酒屋で最初はビール、その後 . . . 本文を読む
若焼き!良く焼き!の声が威勢良よく飛び交う店、これが立石の「宇ち多」である。
モツ焼きの有名な店で「キンキンのアドマッチック・・・」にもよくでてくる。
30年前にこの店に来て以来、断続の時を経て、今でも東京に行ったときは寄っているが如何せん、行く機会がないのである。
午後3時頃の開店前から客が外で待っている。この時期をはずすと最低1時間位は、一ラウンド(客の回転)待たなければならない。 . . . 本文を読む
私は、毎日のように卵を食べています。朝食には納豆に入れかき混ぜてとか、玉子焼きとかは、日本人の定番でしょう。今では一世を風靡した「巨人 大鵬 玉子焼き」を偲ぶよすがもありませんが。
私のご幼少の頃の昭和25年前後には、卵(鶏卵のこと)を食べた記憶はありません。母の実家では鶏を飼って卵を産ませていたこともあり、我が家でも母が鶏を3、4羽くらい飼っていました。その卵を当時、一個10円で売ってい . . . 本文を読む
放るモン、放り投げるもの、捨てる物、つまり人間の食べる物ではないと言う意味があったようだ。
関西の田舎にいる頃、「ホルモン焼き屋」があり1、2回入ったことがある。
今でもよく行く「モツ焼き屋」のレバー、ハツ、シロ、ガツ、カシラ、タン、コブクロ、ツル、ゾウキン、ゼンマイなどのように、しっかりした名前があって単品で出される訳ではなく、何やら得体の知れない臓物が種々雑多にゴチャ混ぜを鉄板の上で焼 . . . 本文を読む
牛すじ肉、肉の筋のことで硬い、包丁でもなかなか切れない。
アキレス腱なのだろうか。関西が主流か、関東でもたまにスーパーに出ていたので安かったしもの珍しいので買ってくる。
これをグツグツ時間をかけて煮ると思いの外柔らかくなる。アクをとり、味付けをして食べてみる。
大阪などでは「スジのおでん」が欠かせないようである。カレーにも入れるようである。
昭和33年、関西から上京するまで肉類は . . . 本文を読む
昭和30年代、浅草に会社の独身寮があったことから、週3位は六区で映画を見ていた。
あのころの映画街は、冒頭の写真のように平日も御上りさんで混み、日曜日ともなると朝から人出が絶えず通行もままならない混雑で、夜十時ころ映画が刎ねると帰る人でまた混雑し、その後は静寂となるのである。
館内では上映前にスライドの広告が何枚か流されるのである。
「行きにしようか、帰りにしょうか、ならば行きにも帰り . . . 本文を読む
またまた食べ物で恐縮です。昭和32年ころ、高校時代、テニスの部活の帰りに立ち寄っていた町に一軒しかない「うどん屋」が思い出されます。 当時で一杯20円位でしたか、こずかいが無いのでこの店に入ったのは3年間で2,3回しかありませんでした。そして「狐」でもなし「狸」でもなし、「おかめ」などとんでもない。単に一杯の「素うどん」でした。
関西のうどんの汁は、関東の黒い濁ったものとは異なり、昆布 . . . 本文を読む
馴染みの女に逢いてえな!
その背景は、聞くも涙、語るも涙である。
会社の慰安旅行で佐渡金山に行った時のことである。蟻の巣のような入り組んだ坑道に置かれている電動で動く人形のの一つが喋っている言葉である。
佐渡金山は、慶長6年(1601)に発見され、徳川幕府の天領となった。
佐渡の相川は急激な発展を遂げ、商人、掘り子などが集まった。露天掘りから地下に掘り進むにつれ地下水の排水が必須と . . . 本文を読む
ハモのコース料理があるらしい。夏の季節、祇園祭りの京都が有名だ。鱧ずくしを食べてみたいが、最低一万円以上するらしい。値段を気にながら食べるぐらい不味いものはない。
例年、今頃の時期になるとスーパーの店頭に出ることがある。この時には思いを京都の料亭に馳せながら、少しはり込んでの「498円」で我慢をするしかない。
付いている梅肉、からし酢味噌で一杯やるのがささやかな楽しみである。
魚体全体 . . . 本文を読む
煮だった鍋の味噌汁に、水で練ったメリケン粉をスプーンで一匙づつ入れていくのである。これは食べ物のない時代、敗戦直後(1945)から昭和22年ころまではあったのか。我家でも時々食べたことがあった。おそらく「米麦」がカラッケツ(空欠)であったのであろう。
これが「すいとん」、漢字では「水団」と書くようだが、字なんかどうでもいい、最低生活者の食べ物に間違いなかった。
いまだに終戦記念日の8月15 . . . 本文を読む
・・・・甲府(豆腐)いー お参り(胡麻入り) 願ほどき(雁擬き)・・・・・・三遊亭円朝 三題囃・・・・・・・・こんな面白い、味のある話はこれまでお目に、いや、お耳にかかったことはなかった。心に残る有名な落語の「落ち」である。
「擬き」とは、他の物に似せて作ること、紛い物のことをいう。
「がんもどき」に深い思いもなかったが、調べてみると、雁の肉に味を似せたもののようだ。豆腐屋にあるが、もう落ち . . . 本文を読む
昭和33、4年頃のことでしょうか、「金の卵」として集団就職で上京し町工場で働いているとき、生まれて初めて「トンカツ」というものを食べた。この世の中にこんなに美味いものがあったのか、絶対に「トンカツ屋」になる。 そして心いくまで食べることを目標にし、遂に店を持ったという主人の話を聞いたことがあります。
豚カツ---豚のカツレツ(cutlet)のことで、鯨カツ、チキンカツ、わらじカツ、串カツ . . . 本文を読む