「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。猛き者もつひには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。」
英語とは直接的には関係はありませんが、これは、平家物語の冒頭部分です。決して優等生ではなかった私ですが、中学生の時に暗記したものを未だに覚えています。その時は、何となく表面的な意味しか分かりませんでした。しかし、大人になり様々な経験を通して、その深い意味が少しは分かってきているような気がします。
諸行無常とは、「この世の現実存在はすべて、すがたも本質も常に変化して、少しの間もとどまらないこと」だそうです。つまり、「この世で変わらないことは、常に変わり続けること」だいうことです。
確かに、自分の様々な経験を通して、そして、周りを見渡して、そのことを痛感します。例えば、昔は雲の上の存在だったのに、今は・・・という例もありますし、その全く逆の例もあります。(これは1月のMIZUNO Katsuyaブログで書いた「今の結果だけに、一喜一憂しないこと。」と関連しています。)
自分の周りは、常に変わっています。だから、前例踏襲ではなく、自分も変わり続けなければならないのです。前が良かったから、今度もそれで良いという訳ではありません。常に反省を加えて、「改善」を行わなければなりません。
それでは、何もかも変えてもよいのでしょうか?
私は、変えてはいけない部分もあると思います。保護者様や生徒さんたちの「笑顔」のために、教室は努めなければならないということです。つまり、「心」の部分です。それは普遍的なものであると思います。
しかし、そのための具体的な方法としての枝葉の部分(技術的な部分)は、常に変わり続けなければならないと思います。
これからも教室では、生徒の皆さんが「笑顔で元気に」教室に通ってくれるように、努力を続けます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
<追伸>
関連事項はこちらをクリック
「今の結果だけに、一喜一憂しないこと。」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20130124
「2012年度スピーチコンテスト全国大会を終えて」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20130217