自分のことはなかなか気が付かないものです。
自分の英語を録音してみよう
授業で英語の学習をしている時やスピーチコンテストの練習をしている時、他の人が間違って発音していたり、言い方が違っているのは気が付いていても、実は自分でも間違えていたということはないでしょうか?
自分は「言ってるつもり」でも、実は「言えていない」ということはよくあることです。
そのため、自分の英語を録音してみることをお勧めします。(スマホや携帯でも録音できます。)スピーチの練習であれば、ビデオ録画してみるとさらに良いです。自分では気が付かない間違いや改善点を発見することがあるはずです。(ビデオカメラでなくても、やはりスマホや携帯でも簡単に録画が出来ます。)
自分の録音や録画を聞いたり見たりすのは、ヘンな気持ちがするかもしれません。しかし、それを聞いたり見たりの作業を繰り返して、客観的に(自分を他の人だと思って)、そして謙虚に反省してみるのです。そうすると、少しずつ直すべきところが改善されてゆきます。
もちろん、相手や自分の悪いところを探すだけではなく、良いところも見つけて、それは伸ばしたいですね。
先生も自己評価すべきです。
先生にも同じ事を言うことが出来ます。
例えば、先生自身も、皆さんに渡すスピーチのモデルを録音する時に、録音しては聞いて録音しては聞くという作業を繰り返します。自分の英語を聞くのは、とても嫌なのですが、繰り返していると、少しずつ良くなってきます。
(ただ、一度も満足したことがありません。しかし、無制限にやっていると皆さんにモデルを渡すのが遅れてしまいますので、期限を決めます。それまでに出来るベストは尽くします。)
また、講師研修や教室での研究用などのために、自分の授業を録画することがあります。自分の授業をやっているのを見るのは、あまり良い気はしません。嫌なところが目に付きます。しかし、それを繰り返していると、少しずつは改善されていくと思います。生徒の皆さんのために必要なことです
普段の生活では?
英語学習以外の普段の生活でも、「自分のことは分からない」ということを気を付けなければなりません。
「あなたの顔に泥(どろ)が付いていますよ」と言っている自分の顔は、実はもっと汚れていたということがあり得るのです。
英語だけ出来ても何の役にも立ちません。英語以前に、その人が「どんな人なのか?」ということが大切です。周りの人のあら探しをするのではなく、良いところを見つけて、尊敬(Respect)するように心掛けたいと思います。
日常生活では、録音や録画をすることはほとんどありません。私(水野)も、冷静に自分自身のことを見つめて、常に反省をしなければならないと思っています。