サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

株式投資の運用実績は7.6%

2011-07-08 09:12:31 | 資産運用
最近、キャピタルゲインについて調べていたら
以下のちょっと興味深い記事を見つけました。

http://manabow.com/qa/income_gain.html

以下、上記の一部抜粋です。

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トータルリターンの考え方と複利による運用方法は、株式投資に限らず資産運用の世界では非常に重要なものです。株式投資の先進国であるアメリカは、歴史的にインフレ率がきわめて低く、しかも長期にわたって統計数字の整っている国です。そのアメリカの株式市場を長年にわたって研究しているペンシルバニア大学のジェレミー・シーゲル博士は、著書の中でアメリカでの長期投資の収益率を報告しています。

調査期間は1802年から1997年までの200年近くに及びます。たいへんな長さにわたる収益率の調査をシーゲル博士は成し遂げましたが、その骨子は超長期の投資期間のスタートにあたって株式、債券、金をそれぞれ1ドルずつ買っていたらどうなるか、というものでした。

結果は、株式を購入した場合、当初の1ドルは200年近くの間に747万ドルになりました。債券の場合は1万744ドル、金はわずか13.37ドルでした。トータルリターンで見れば株式投資は、他の資産を圧倒するほどの驚異的なリターンをもたらしたのです。(「シーゲル博士の株式長期投資のすすめ」1999年、日本短波放送)

シーゲル博士は最新の著書の中で、より新しいデータを使った研究成果を発表しています。期間は1871年から2003年の122年間。その間の株式投資のトータルリターンを調べると、1871年当時に株式に対して1000ドル投資した場合、2003年末でのトータルリターンは797万7930ドルになりました。しかも配当金を再投資しなかった場合、この金額は24万3386ドルへと大幅に低下するそうです。株式投資のトータルリターンのうち、キャピタルゲインによってもたらされる部分は実はたいへん小さなものであることがわかったのです。

この調査の結果を受けてシーゲル博士は、「株式の累積リターンの97%は配当金の再投資によって生み出されるのであり、キャピタルゲインが生み出した部分はわずか3%に過ぎない」、と結論づけています。(「株式投資の未来」2005年、日経BP社)
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最後のほうにある、122年間でトータルリターンが 7978倍になったという話ですが、これだけをみると、えっ―そんなにあるの!?と思ってしまいますが、年利に直すために (1+x)^122 = 7978 を解くと 7.64%なんですね。
最近の株式市況をみると安定してこのような数値を叩き出すことは難しそうですが、たとえば maneo や AQUSH といったソーシャルレンディングとほぼ同様の数字なのでそれらを有効に活用できれば、日々株価の動きにほんろうされることもなく収益をあげられるかもしれません。
ただ、ソーシャルレンディングの運営母体が倒れないことが条件ですが。
コメント
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