宮代NOW(出来事編)

埼玉県宮代町及び周辺のもろもろ情報

チョウジソウの咲く宮代町

2011年05月28日 20時23分03秒 | 宮代ニュース

宮代町の野にチョウジソウと見られる清楚な花が咲き始めた。

チョウジソウは、絶滅が心配される花だが、外来種のホソバチョウジソウやヤナギバチョウジソウなど良く似た花があるため、なかなか区別しがたく、栽培されている花の多くはホソバチョウジソウとも言われている。

宮代町のこの花は、栽培とは無縁の場所には咲いているが、チョウジソウなのかホソバチョウジソウなのか判断ができない状況。

というのも、ホソバチョウジソウとチョウジソウの違いについて多くの図鑑は「葉の幅が広いか狭いか」といった程度の違いしか表記してなく、判断に迷うのが実情。

加えて、宮代町のこの花の咲いている場所が、近づくにはちょっと苦労する場所であるため、詳細な観察が厳しい状況。

宮代町では、このほかに新しい村の水路の岸に植えられたチョウジソウが一面に咲いており、チョウジソウの花を見たいという人はこちらが便利。


震災復旧工事議案などを審議 宮代町議会6月定例会開会

2011年05月27日 16時38分31秒 | 宮代ニュース

宮代町議会6月定例議会が27日開会し、東日本大震災に伴う緊急復旧工事の専決処分の承認を求めるなどの執行部からの8議案と、安全優先のエネルギー政策転換を求める意見書案1議案が上程され、審議に入った。会期は6月7日までの12日間。5月31日、6月1日、3日の3日間一般質問が行なわれ、議長を除く13全議員が質問に立つ。

27日は、執行部上程議案の説明が行なわれた。

5月31日から一般質問が行なわれた後、6月7日に上程議案質疑、討論、採決を行い閉会の予定(いずれも議会は午前10時から)。

執行部上程議案の概要は次のとおり。

●議案第22号 専決処分の承認を求めることについて
 東北地方太平洋沖地震により、公共施設等に被害が生じたことから、この復旧に係る経費として平成22年度宮代町一般会計予算に1,175万円を追加し、総額を87億5,360万円とすることについて専決処分したもの。
●議案第23号 専決処分の承認を求めることについて
 東北地方太平洋沖地震により、下水道施設に被害が生じたことから、この復旧に係る経費として平成22年度宮代町公共下水道事業特別会計予算に550万円を追加し、総額を10億5,863万円とすることについて専決処分したもの。
●議案第24号 専決処分の承認を求めることについて
 地方税法の一部を改正する法律が平成23年4月27日に公布されたことに伴い、同日に宮代町税条例の一部を改正する条例を専決処分したもの。
●議案第25号 宮代町都市公園条例の一部を改正する条例について
 宮代町総合運動公園内のテニスコートを人工芝に改修するとともに、新たに夜間照明設備を設置することに伴い、条例の一部を改正するもの。
●議案第26号 財産の取得について
 町立図書館資料用ICタグを取得するため。
●議案第27号 平成23年度宮代町一般会計補正予算(第1号)について
 既定の予算額に、歳入歳出それぞれ4,305万2千円を追加して、予算の総額を90億5,985万2千円とするもの。
●議案第28号 平成23年度宮代町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について
 既定の予算額に、歳入歳出それぞれ1,546万円を追加して、予算の総額を10億1,671万6千円とするもの。
●議案第29号 平成23年度宮代町介護保険特別会計補正予算(第1号)について
 既定の予算額に、歳入歳出それぞれ5,360万円を追加して、予算の総額を18億5,924万7千円とするもの。

一般質問予定と通告された質問は次のとおり

○5月31日
●宮原議員 1 財政問題、2 医療問題、3 大震災関係、4 企業誘致、5 巡回バス問題
●飯山議員 1 防災の取り組みについて、2 農業について
●関 議員  1 第四次総合計画の取組み・進捗について、2 防災計画による取組みについて
●赤塚議員 1 悪徳業者防止策について、2 町民からの要望の受付について、3 人口増加策について、4 電動アシスト自転車について
●榎本議員 1 東武鉄道との関係について、2 公共施設の統廃合の方向性は、3 ㈱新しい村の改善は

○6月1日
●石井議員 1 宮代町の防災対策について、2 中島地区町道第148号線の拡幅、用排水路の安全対策について、3 通学路の交通安全対策について
●中野議員 1 防災対策について、2 観光事業について、3 生活道路の速度規制について
●丸藤議員 1 東日本大震災による宮代町の対策について、2 消防力の強化と防災計画について
     
○6月3日
●合川議員 1 あんしんカードについて、2 住居表示について、3 地籍について
●角野議員 1 事業継続計画BCP、2 CSR(企業の社会的責任)の推進、3 メール配信、4 うつ病早期発見、5 節電対策
●加藤議員 1 教科書選定について、2 介護保険について
●唐沢議員 1 宮代町地域防災計画について、2 町の節電対策について
●金子議員 1 宮代町の財政が心配だ、2 ひとつの駅に役場がふたつ必要か、3 宮代町の広域行、4 宮代町は孤立してよいのか、5 宮代の未来

(6月1日の一般質問は3名です。お詫びして訂正いたします。 5月28日追記)

【議会を傍聴して】

そろそろ夏祭りのスケジュールが発表される時期である。宮代町の場合、まだ公式発表がないのでその状況を知ることはできないが、隣町の杉戸町ではこのほど、夏祭りと杉戸町の恒例の一大イベントである「流灯まつり」の概要が発表された。

流灯まつりは「東日本大震災の影響による電力不足に対応する為、今年度は、大型灯ろうの係留・打上げ花火・ボンボリの設置は、行わない例年と異なるお祭りとなります。(開催は、1日のみ)」(杉戸町観光協会ブログより)

夏祭りは「ちょうちんを設置せずに7月16日(土)・17日(日)両日、午後7時までの開催となります!」(杉戸町観光協会ブログより)

いずれも、節電を意識して、規模を縮小あるいは、開始時間を早めて早く終わるという方向が示されている。

春日部市においても、開始時間を3時間早めて午後6時にはイベントが終わるよう「節電型」となっている。

桜まつりなど被災者の心情を思って中止したところもあるが、以後の祭りでは元気の出せるところが元気を失ったのでは日本経済が沈没して、復興の足を引っ張るということから、まつりで元気を示そうとのう動きが強まった。無論、それらのイベントでは義援金の募金活動など復興支援につながる活動を織り込んだものとなっている。

そうした中で、夏祭りも節電をしながら元気を示そうという両立の考え方が、杉戸町や春日部市のような祭り実施プランとなったものと見られる。

「節電は夏季の場合、夜間ではなく昼間のピークが問題」という意見もあるのも事実。だが、「被災された方との連帯を考えた場合、少しでも共有できる部分は・・・」との考え方とも見られる。

そうした近隣の夏祭り情報を受け止めながら、27日開会した宮代町議会を傍聴した。

27日は、執行部の議案上程と提案理由の説明だけなので、のんびりと傍聴できるはずだったが・・・。

執行部の「議案第25号 宮代町都市公園条例の一部を改正する条例について」の提案説明を聞いてびっくりした。

内容は宮代町総合運動公園内のテニスコートを人工芝に改修すると共に新たに夜間照明設備を設置することに伴い、使用料など条例の一部を改正する」というものである。9月までに照明設備を設置して10月から運用というスケジュールである。

節電が叫ばれ、近隣の夏祭りは節電型が打ち出されている中で、夜間照明設備の新設という案。なんというタイミングの悪さ、あるいは、決断のまずさ。

これで、住民に夏季の節電をどうやって呼びかけるのであろうか。電力使用の今後を検討していかなければならない中で、従来路線を一歩も出ない設置提案・・・・。

実施するとしても、最低限自然エネルギーによる発電を打ち出し、その余剰で動かすなどの、新機軸とセットになった照明プラン(その辺の説明は本会議ではなかったので不明)など新たに負荷の発生しない提案でなければ・・・・。

現在は執行部提案の段階なので、議員がどのように検討し判断するかを見守りたいが・・・・。


グラウンドゴルフで仲間と楽しく 町民大会開催

2011年05月26日 20時21分27秒 | 宮代ニュース

宮代町のはらっパークで26日、町民グラウンドゴルフ大会が開催され、170余名がわきあいあいと腕を競った。

 

元気でスポーツに親しむ中高年が多い宮代町。特に、グランドゴルフは手軽で、コミュニケーションが図れる競技として、お年寄りを中心に人気が高い。



毎年行なわれている町民グランドゴルフ大会だが、例年、200名前後の参加者があり、盛況の大会となっている。

今年も、200名を越えるエントリーがあったが、この日は曇りがちで天候が崩れるのではとの心配などから、欠席も目立った。

それでも170余名が元気にグランドをめぐり

笑いがあふれた。

試合のインターバルにはおしゃべりが弾み

スコアーは二の次といったムードの大会となった。


麦秋の宮代町 野にはミゾコウジュ

2011年05月25日 20時55分06秒 | 宮代ニュース

麦の秋。宮代町では、稔りの麦の穂が揺れていた。

九州南部が23日、平年よりも8日早く梅雨入りし、宮代町でも梅雨のはしりを思わせるような雨模様だったが、25日一転して太陽が輝きを取り戻し、

気温も25.9度(久喜アメダス)と3日ぶりに夏日、暑さも戻ってきた。

こうした中で、宮代町では稔りの季節の麦の穂が色づき、まさに麦秋の光景。

東日本大震災から季節の歯車に頓着できず、今、一つ季節の移り変わりに敏感に反応できていなかったが、さすがに麦の秋は季節の推移を確実に教えてくれるよう。

暦の上でも、小満(5月21日)の末候(6月1日)は「麦秋至」。麦が熟し刈り入れが行なわれる候となる。

宮代町の野では、麦の稔りにあわせて、ミゾコウジュが美しい花を咲かせ始めた。

準絶滅危惧種に位置づけられているミゾコウジュ。宮代町では散発的だが比較的見ることができる。

田の畦など他の草を刈り取るなど比較的手入れの良いところに生える傾向が強いようで

数年、そのままにしておくと他の草に押されて次第に少なくなっていくようである。

その意味では農耕と密接に結びついた花の一つともいえそう。

ミゾコウジュが咲くと、宮代町では、田の早苗が、背を伸ばし始める時期となってくる。