キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

世界遺産「メスキータ」

2015年11月07日 | スペイン「カルメン」紀行とパリ2015
 「メスキータ」は、8世紀、コルドバを治めていたイスラム教徒によって
 ヨーロッパ最大のモスクとして建てられました。

 モスクの大広間には円柱の森と呼ばれるアーチ状の柱が850本以上ならびます。
 幻想的な円柱の森は、イスラム教徒の祈りの空間です。

 そして、円柱の森を抜けると、光かがやくキリスト教の祭壇があります。
 13世紀、コルドバを支配したキリスト教徒は、モスクの中に礼拝堂を造りました。

 これにより、東洋と西洋のふたつの宗教の美が融合した稀有な教会となったのだそうです。

 ステンドグラスから差し込む光が、足元で揺らめき、神々が宿る空間を優しく包んでいました。

  
 メスキータの近く、旧市街を観光馬車が行く  メスキータの入口、装飾が美しいサン・ミゲル門
  
オレンジの中庭はみそぎの空間、祈りの前に身を清める場所 オレンジの樹の中央にはミナレット
  
  円柱の森は、イスラム教徒の祈りの空間です   白と赤を組み合わせた二重のアーチが印象的
  
   イスラム教「ミフラーブ」への入口   「ミフラーブ」は、メッカの方向を示す壁のくぼみ
  
    マヨール礼拝堂(キリスト教の礼拝堂)       マヨール礼拝堂の円形天井
  
   キリスト教の儀式に用いられる聖体顕示台      マチルドエムの天使にそっくり
  
       天井の美しい装飾       免罪の門の傍に当時の天井板が展示されています        
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