聖書通読日記 2

2001年ペンテコステに受洗、プロテスタントのキリスト者

マルコ福音書 ”悪霊”を調べてみました その4

2006年03月09日 | 新約聖書日記
つづき

2教会の戦い
悪魔つきが悪霊から解放される話は、実際に使徒言行録のなかに散見されるが、
ここでは、イエスに遣わされた者と悪霊との決闘は、さらに別のかたちをとっている。
すなわち、戦いの相手は、あらゆる種類の迷信や占いの霊などの魔術であり、
悪霊を礼拝させ、悪霊の食卓につかせる偶像崇拝であり、偽りの知恵やたえず人間を欺こうとする悪霊の教えであり、
あるいは、”獣”に仕えて偽りの不思議をおこなう者である。
これらは福音の伝播を妨げる種々の人間的な働きのようであるけれども、その背後にはサタンとその配下が暗躍している。

しかし、いまや信仰者は聖霊を受けているのであり、これによって霊を識別することができる。
したがって、悪霊の世界からくる偽りの幻惑によって欺かれることがあってはならない。
教会もイエスに倣って、悪霊の世界と決闘を始めているけれども、その勝利への希望はどんなときにも微動だにしない。
なぜなら、サタンは既に打ち破られて、もはや限られた力しかもっていないからである。
世の終わりには、サタンとその全軍の決定的な敗北がみられるであろう。』

以上、聖書思想事典[新版]三省堂の、”悪霊”の項目から、ところどころ省きならが、抜粋して、書きました。


恵み深い天の父なる神さま
イエスさまが世に来られたことによって、聖霊によって、悪霊を追い出し、すでに、神の国は始まっていますが、
わたしたちも、迷信、占い、偽りの知恵、人間を欺こうとする悪霊の教えによって、
神さま以外のものを神にして、それを崇拝し、それに頼る偶像崇拝にはしることなく、
神さまから離れてしまうことなく、
神さまから送られた聖霊によって、
悪霊に勝ち、イエス様の福音を伝えていくことができますように。
イエス・キリストの御名によって、お祈りします。
アーメン

次からは、マルコ福音書に戻ります。


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