『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

『男の品格』パート②

2009-09-19 20:56:08 | Weblog
『私の建築の師匠』


 私の建築における、師匠と定めている御方は、小原二郎先生です。
そうです!古民家再生事業に、取り組む、直接のきっかけになったのは小原二郎先生のつぎの言葉でした。



(今年の7月、ぶしつけにも、東京の小原二郎先生のご自宅に突然、訪問させて戴いた時、優しく話を聞いて下さり、私を駅まで送ってくれました。ご辞退したのですが、先生も通勤道だといって、バスと電車を30分くらい乗り継いで付いてきてくれたのです。乗り換えの電車を何度も私に言って聞かせてくれるほんとうに優しい先生でした。)




『木は人間臭い材料です。今1400年経った法隆寺の古い柱と、新しいヒノキの柱と、どちらが強いかと聞かれたら、「それは新しいほうさ」と答えるに違いありません。けれどもその答えは正しくありません。   なぜなら木は切り倒されてから200年から300年までの間は、強さや剛性がじわじわと増し2~3割も上昇し、その時期を過ぎて後、緩やかに下降し始めますが、その下がりカーブのところに法隆寺材が位置していて、新材よりもなお1割位も強いからです。』


(法隆寺が、1400年経ってまだ新材のヒノキより1割も強いというのは、驚きと云うより、脅威です。鳥肌が立つくらいです!このような建築資材があるのがいまだに不思議でたまりません。それだけでも大きなパワーです。魔力です。)




 この言葉を聞いた途端、私の体の中を、電流が走り抜けるような衝撃を受け、古民家ときめき再生事業への大きな自信に繋がって行ったのです。


(香南市の香我美町の三菱周辺の夕焼けです。この夕焼けのように、いやそれ以上に私の心は赤く燃えたぎっています。素晴らしい建築の師匠と、人生の師匠を見つけることが出来たのですから。・・・こんなに幸せな事はありません。)




 小原二郎先生は、92歳の御年で、今尚矍鑠としておられ、もちろん現役の千葉工業大学の専務理事をされておられます。こじんまりした木造の住宅に奥様と、慎ましやかに暮しておられ、通勤もバスと電車を乗り継いでされておられました。





 今年の7月3日の私の突然の訪問にも、優しく声をかけて下さり、先生の出勤の時間にも関わらすに、一バス送らしてまでして、真心こもるもてなしをして頂きました。本当に生涯の思い出となりました。感謝でいっぱいです。その奥様も本当に、お優しい方で、小原二郎先生をしっかりと支えられておられるのです。



(何となくほのぼのと、人を温かくさせ、安らぎを与え、明日への希望と勇気を与えてくれる夕焼けです。今日の一日の疲れを包み込んでくれる。素敵な環境の夕焼けは本当に素晴らしいものです。人間もこのようになれたら・・・。)




 「男の品格」・・・。私も小原先生のような人間に成長出来ればと、挑戦をしていきたいと思っています。





 いま、高知市朝倉の古民家の見学会の来場報告がありました。朝からひっきりなしの来場者で、38組100名以上の来場者が、あったとの事です。
 やはり古民家の人気は日を追うごとに高まって来ています。


(古民家のパワーは、今日の来場者を見ても解ると思います。人をひきつける魔法のパワーを持っているのです。)




 明日20日(日)も、朝9時からオープンいたします。午後4時30分まで行いますので、お誘い合わせの上是非見に来てくださいね~。
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