嘘も方便・・・？！

仏法で説く嘘・・・？！　心こそ大切なれ！！



　こんにちわ。私は、嘘をつくという人間は、本当に許せない人間だと、思っている一人です。いや、過去のいろんな犯罪やかなしい事件は必ず、自分の利益のために、「人陥れる嘘をつく」と云う心根のねじ曲がった人間から始まっていると思うのです。



　そんな思いから、嘘をつく人間は、絶対に信用できないのです。




　ところが、仏法には、「嘘も方便・・。」と云う教えがあるのです。つまり、「嘘も教える内容によっては、大事な事もあるのですよ。」と、教えられているのです。



　意外や意外！私もびっくりです。皆さん如何ですか～？
これは、「化城慂品」という釈尊の教えの中に出てくる過去世の自身の譬え話を引かれて教えられている所です。内容は、民衆の幸せを求めて、平和で豊かな天地、お城を求めていく千里も旅を続けていく訳ですが、あまりの遠さに、精も根も尽きはて、挫折してしまう民衆が多く出てしまいます。その時に、リーダーであった過去世の釈尊は、仮のお城を指し示して「もう少しで、平和で豊かな天地のお城につきますよ！」こう言って、民衆に希望を与えつつ最後には本当の素晴らしいお城に導いていくのです。


　こういった譬えの中で、嘘も人に希望と勇気を与えていく為には、大切な事もあるのですよと、「嘘も方便」と教えられているのです。



　現代人が、大きく見失っている心ではないだろうかと、考えさせられる一説ですよね～。