『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

夜中に、目が覚めんようになった!!

2009-07-30 20:44:22 | Weblog
気持ち良くて、家から出て行きたくなくなった!!


 新築の家に引っ越されて、一ヵ月近く経ったお施主さんが、突然やって来て、
「毎日本当に快適で、家に帰るのが、楽しみです!」「お客さんも、家に来てびっくりして、山小屋にきちゅうみたいで、本当にいいねえ!!とみんなびっくりしています。」


(高知県の杉をふんだんに使った2階建ての30坪そこそこの木造住宅です。壁は土佐和紙や珪藻土壁、天井は杉や土佐和紙や桐板を使って、自然素材で作り上げています。こうした材料が、住まう人に優しく、心地よい空間と空気をも、気持ち良いものに、変えてしまうのです。)




 「素足で歩くと本当に気持ちがいいし、朝までぐっすりで、夜中に目が覚めんようになった。」、「帰ったら、もう家から出ていきたくなくなる・・。別荘にいるような癒された気分です。」「本当に建ててもらってよかったです!ありがとうございました。」・・・・。


(2階の寝室です。杉の床に、土佐和紙の壁、杉ヒノキの天井で仕上げて屋根裏がありません。その分天井が高く気持のいい空間が出来ています。しかしここで一番大切なのは、断熱材です。この素材を何にするかで、住まう人の健康、快適性、省エネ、安全性が決まってくるのです。もっともっとこうした断熱材にこだわる必要があります。ここを、おろそかにしてはいけないのです。)




 本当に、木の魅力に感動した言葉が、次から次に返ってきます。「息子も、気分がよくて喜んでいます。早くロフトが出来るのが楽しみのようです!!・・。」


(2階子供室です。上部の奥に、ロフトを作る予定です。子供室から、両サイドに梯子を掛けて上がり降りするようになります。ロフトの北の窓を開けると、風が抜け気持のいい風が通り抜けていきます。天井裏がありませんが、特殊な断熱材を使っていますので、快適な空間が出来上がっています。)



 その息子さんも、今○○工業専門学校で、職場実習で、当社の現場に来てもらって、汗まみれ、ほこりまみれで、悪戦苦闘しています。約2週間の職場体験の予定です。



 2人の娘さんも家を出てアパート暮らしをしていたようですが、近じか帰って来て一緒に暮らすのが、楽しみのようです。


(山小屋のような杉をふんだんに使った空間は、精神を安定させ、熟睡効果もあるようです。本当に癒される空間が、木によって出来上がるのです。)




現代社会は、毎日、報道されているように、考えられない事件事故犯罪が多発し、挙句の果ては、家族の絆までも崩壊させようとしています。その結果、人間不信と云う、悪の温床となる考え方が、マスコミを通じてどんどんと流されています。


(人が信じられない不信の雲は、この暗雲に似て、周囲を暗くし、ますます暗い不安の環境を作り出します。こうした現状に、希望の光を差し込ませ、確かな明るい方向に頑張っていけれる示唆を与えて頂けるマスコミ報道であれば、もっともっと社会も明るく良くなって行くと思うのです。)




 そうしたマスコミ報道が、悪の連鎖を起こして、ますます人間間の不信感を増幅させ、自身の殻に閉じこもり、精神的な障害を生んでいるように、私には思えてならないのです。



 こうした社会を、大きく変え、人の心の温かみや、生きとし生きるものへの慈しみを、感じさせてくれる、人間の素晴らしさを甦らせてくれる、木の住まいの大切さを、痛感しています。


(すべてを包み込み、周囲を明るくするこのひまわりのように、何があっても常に太陽に向かって前向きに成長しているその姿が、見つめる私達に、希望と勇気を与えてくれます。本当にひまわりの良さをとらえた写真です!)



 木のパワー、古木のパワー、古民家の魔法のパワーは、こうした所にあるのではと、つくづく感じるのです。こうした木のパワーも、人間と同じで、古くなればなるほど、人や自然を思いやるその心の力は、大きくなって行くのです。



 今また、○○専門学校の教授の先生が、学生の職場体験のあいさつに、わざわざお出で頂いたところでした。 このように感謝と感動のメンバーの人間関係の繋がりで、素晴らしい方々との交流をさせて頂いて、感謝に堪えない毎日を遅らさせて頂いているのです。



 お待たせいたしております、お天気の関係で、順延となっていました竪穴式住居の復元を、いよいよこの8月2日(日)から行います。小学生のお子さんのおられる方がたと、大工さんとで行いますので、よろしくお願いいたしますね~。時間は、当社、野市町の方に午前9時集合です。きてくださいね~。


(竪穴式住居は、住まいの原点です。古代の人の想いに起って、住まいづくりを体験することは、住まい方の極意を何か発見するのではないかと、大きな期待を寄せています。凄い発見につながるかもしれません!!)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文句と愚痴

2009-07-29 17:30:29 | Weblog
心が、言葉と行動に顕れる!


(こうした写真を見ていると、心洗われる思いがします。太陽と自然環境と人の営みに、感謝せずにはおられません。感動と感謝の心が、物づくりには絶対必要だと、私は思っています。この素晴らしい写真も、そうした感動の想いで、シャッターを切られたと思います。素晴らしい感性です。)



 長いこと、こうした物創り、特に住宅建築の建設工事に携わっていると、つくづく思うのは、そうした物創りに関わる人間の感性と、人間性がとても大事で、それによって出来上がる、住まいも大きく変わってくるという事です。



 先日、小原二郎先生より頂いた「インテリアの人間工学」と云う本の中に、この様に書かれています。


(突然の訪問にも、快く歓待して頂き、最後の最後まで、電車や、バスの乗り方まで、こと細やかに、私ごときに一緒に付いてきて下さり、教えて頂きました。本当に、心優しい、物創りの大先生です。本当に大感動いたしました。)



(インテリアの人間工学)
木目は幾星霜の風雪を耐えた木の履歴書なのである。人間にもまた年齢がある。それは精神の中に刻みこまれるから、樹木のように形として現れないが、その人の経験と生きる努力の中から生まれてきた記録である。

だから、われわれは木の年輪の複雑な文様の中に、自然と人間との対話を感じ取る。それが木肌の魅力の最大のものといえよう。こうして、木は人によって生かされ、人によって使い込まれたとき、本当の美しさが出てくるのである。(監修 小原二郎)
・・・と。


 木の年輪と同じように、人の精神の中に刻みこまれた、風雪は、目には見えないが、その人の経験と生きる努力の中で輝いてくると言っています。


(約40年ものの杉丸太です。直径が約29センチです。この杉の木の40年間に及ぶ記録がこうして年輪に刻まれていっているのです。この木の生きてきた証が、きちっと刻まれ、歴史として残されているのです。)




「文句の人」、「愚痴の人」、どちらもそこから生まれてくるのは、破壊であり、後悔ですので、物創りの姿勢が、基本的に整っていないと、私は感じています。



 広辞苑には、「文句」とは、・・(相手に対する言い分や苦情)とあります。
「愚痴」とは、・・(言っても仕方のない事を、言って嘆くこと)となっています。

   
(広辞苑をはじめて世に出された、新村出先生です。小原二郎先生の生き方に大きな衝撃を与え、決定づけた京都大学での恩師であり、大先生です。) 




 特に住宅建築においては、創り手、住まい手の心が、言葉と行動に、特に、物創りに顕れるので、十分に心して作り上げて行きたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩人の星

2009-07-28 18:15:26 | Weblog
天使は 宮殿・・・・。



 こんにちわ。今日は、私の師匠 池田大作先生の写真と、詩をご紹介します。


これらは私の、元気とパワーの源です。



( 天使は 宮殿ではなく、貧しい家族の中にいる

         英雄は 無名の庶民の中にいる ) 




( 人生は そして生命は 死んで終わりはしない

         火といえども 思想を焼けない

  いかなる鉄の棒も 自由を 抑えることは できない。)




( 限りなく 数々の深き想い出を 創ってくれる 偉大な母よ

  財宝が無くても まったく無関心で 悠々として いつも にこやかに 平気  な母

  粗末な食事でも 「有名レストランよりも はるかにおいしい」と自ら称えな  がら 大笑いしながら 食事を作ってくれる母

  小さい部屋でも 「掃除が簡単で 価値的だ」と はしゃぐ母

  無実の批判や 誹ぼうにも 平然としている母

  世界中の いかなる有名人よりも 賢い現実の役者

  それは 高次元な大舞台で 三世の諸仏と舞い

  諸天善神たちに 喝采を送られている 大人気の母

  いくら非難 中傷されても 「あの人は 嘘つき」 「あの人は 偽善」

  「あの人は 嫉妬」と 鋭く見破る力は 検察官よりも強い

  いかなる誹ぼうにも 権力者にも 絶対屈せぬ 正義の母

  その母に感謝 その母に最敬礼!!)


 忘れ難き 母の大恩 その恩に報いるために 感謝の気持ちを持ち続ける生涯でありたいと思っています・・・。「遅い!」と言われるだろうが・・・。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成長の前触れは、苦難多発・・・!

2009-07-27 22:28:25 | Weblog
心の財(たから)こそ、第一!!


 こんにちわ。 ここのところ、うっとうしい毎日が続き、久しぶりにお天気に恵まれた本日ですが、私は、日曜日は朝からダウンして、一日中部屋にこもって、倒れていました。飲み過ぎと、疲れとが、一緒になり、体が云う事を聞かないのです。



(大好きなお酒も、度が過ぎると、体に害を与えてしまいます。同じように疲れもため過ぎると、おかしなストレスとなってしまうようです。こんな時こそ精神の栄養が必要な時です。心の栄養は、ちょっとした雑草にも見つけることができます。)




 先日の25日(土)、26日(日)の二日間の古民家再生 完成見学会ですが、本当に凄く多くの方に、来て頂きました。120組、350人近くの方に来て頂いていたようです。私はと云えば、ダウンして家で倒れていましたが、社員の皆さんが、しっかりホローをしてくれていました。本当にありがたいものです。まして、この二日間大雨があったにもかかわらず、本当に感謝に堪えません、ありがとうございました。


(こうした古民家再生に、遠い土佐市や高知市から、おお雨にもかかわらず、見に来て頂きました。不思議なパワーと、櫂が得られない造形、空間を作り出してしまうのです。そして多くの見る人に、安心感と癒しを与えてくれます。)


 しかし、よく考えると、私がいない方がみんな逞しく頑張っているようで、たまには、体の調子が悪いと言って、放り任せて見るのも還って、力をつけてくれるのではないかと思いました。




 ところで、古民家再生工事の想定外の反響に、工事期間と職人大工の手配で、嬉しい悲鳴で、四苦八苦している状況です。・・・が、今多くの現場を抱えて、それぞれの課題や問題点を、ひとつひとつ克服しながら工事は進行して行くのですが、その数が多くなった為、一度に多くの課題や問題点に対応して行かなければならず、いささか、私自身、苦痛になって来ています。



(正義の味方月光仮面。常に悪と戦い続けている勇者です。この月光仮面も、ひょっとして、みんなの心の中にいて、常に自身の弱い心、負けそうな心、そうした心に打ち勝つ強い心の事のようにも感じるのです。)



 仏法の格言に、 「難来たるを持って、安楽と心うべきなり」とあります。
 これは、「成長し、力をつけるときは、そうさせるべき苦難や問題点が競い起こってきます。だから、喜ばしいことだと心得ていくのですよ」と教えてくれているのです。言い換えれば、苦難や問題点こそ、それを打開して行く中で大きく成長できるチャンスの前触れだ、というのです。


(この仏法の格言を一番証明をしてくれているのではないでしょうか。盲目と云う大きな障害を抱えていながら、いやそれをものともせずに、還って力に変えて、世界ナンバーワンのピアニストの栄冠を勝ち得たのです。「難来たるを持って安楽・・。」の証明者です。)



 そのように思うと、贅沢な悩みの、この大変さこそ、私自身に力をつけさせてくれて、人間としても、たくましくしてもらっているのだと、負けそうな自分が、頑張れるきっかけになっています。「難来たるを持って、安楽と心うべきなり」・・!しっかりと心にとどめて、さらに、頑張ってまいりたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

てんやわんやの一日!!

2009-07-25 15:07:13 | Weblog
過密スケジュールで、四苦八苦!


 こんにちは。本日の土曜日、あいにくの雨模様で、いろんなイベントを計画をしていただけに、非常に残念でしたが、ある面助かった気もしています。


 今日は先日の予告の通り、25日(土)、26日(日)と野市の中ノ村で古民家再生工事の完成見学会を行っています。



(何とかギリギリで追い上げました。サンデッキの屋根やさしかけの屋根がまだ出来ていませんが、門から玄関へ向かうアプローチです。この雰囲気も古いものを活かして出来上がっています。)



 ところが、今日25日は、雨にも関わらずに、多くの方が古民家の見学会に来て頂き、そして、午前中にN様邸の契約が、高知市内であり、H様邸の再生工事の打ち合わせが、事務所と、そして、よさこい福運丸の観光周遊の受け入れがあり、本日の当社のビアガーデンのバス発着の段取りやらで、本当に朝からてんやわんやでした。



 26日は、親子と大工さんで作る、竪穴式住居の会で作業を始める予定でしたが、天気予報が、雨のため前もって中止をしました。ですから、一週間後の8月の2日からが、本格的に竪穴式住居作りを始めるようになり、ある面助かっています。



(竪穴式住居は一週間繰述べになりました。小学生の子供さんと親御さん、大工さんで3週間かけて作り上げていきます。皆さんの作業日数は、4日間で仕上げるようになります。)



 この時期、今多くのお客様が、こうした古民家に関心を寄せてくれています。いまも電話があり、今から土佐市を出てこちらの方に見に来て頂けるようです。古民家の不思議な魔力で、人を動かす力を持っているのです。そして、古民家の深い味わいは、住まい続ければ続けるほどに、より深く良さが解るのです。


(古民家の素晴らしさは、何回も言いますがどれ一つとして同じ物はないのです。すべてそれぞれに、独特な素晴らしいものがあり、それが出てくるのです。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は、古民家完成見学会

2009-07-24 21:29:18 | Weblog
150年以前の大農家の再生 完成見学会



(完成間近で、急ピッチで最後の詰めや、細部の処置を行っています。こうした細やかな処置の如何で出来栄えも違ってきます。このちょっとしたことが、180度違った個性ある空間を現すのです。ここにも、古民家のパワーがあり魅力があります。)



 こんにちは、いよいよ明日から野市町中ノ村で、古民家の完成見学会を行います。先日もお話しした通り、このお家は、幾棟からもなる大きなお家で、150年以前に建てられた平屋の母屋に、2階建ての母屋、平屋の離れ2棟、大きな蔵、そして門と作業場がひとつになったお屋敷です。


(この漆黒の大きな梁群を見て下さい。この小屋組の存在感が周辺の空間を独特な個性あるものに変えてしまうのです。150年以上の古木の他を圧倒する凄さは、本当に魅力的です。是非一度見てみてくださいね~。)




 再生工事の課題も、先日述べた通りで、地震に強く、雨漏りや蟻害を、食い止め冬の寒さや、室内の暗さを解消して、快適にそして独特な魅力ある空間づくりを求めて工事に着手したのです。



(2階建ての母屋の1階部分のダイニングキッチンの再生工事で完成間近ですが、こうした新しいものと古いものとの融合によって、どちらにもない魅力と素晴らしさが生まれてくるのです。そして、住まう人の感性がこれに結びつくと、絶妙な空間が生まれてくるのです。本当に古民家マジックです。)




 今回は、作業場の外装工事をまだ終えていませんが、母屋やその周辺の工事が完成を見ましたので、一人でも多くの方々に古民家の魅力を堪能し、今後素晴らしいこうした地域の宝物を活かしていただくきっかけになればと、思っています。



(古民家周辺の空間も、蘇って行きます。古民家再生は古いものを、ただ単に復元をするのではなく、古き良きものと最新の技術力と新素材を融合して、新たな価値を作り出すことです。これは、住まい手と設計者と施工業者が一丸となって、最高の住まい{その家族にとって}を作り上げようという、ときめきと情熱で作り上げていくのですよ~。)




 地域の文化を活かし、発展さすことは、とりもなおさず、一人でも多くの市民の皆様が、その地域の宝物に気付いて頂く事です。その素晴らしさを見つけることで、それを生かしていけば、必ず、その地域は、発展をしていきます。市民の皆様の意識改革こそが、地域を甦らしていくのです。



(和室控えの間の天井部分です。住まう方の強い要望と、百数十年の年輪を重ねた古木は、どのような木でも、新しいものにはない独特な雰囲気と個性を持っています。どれ一つとして同じ物はないのです。いくら見続けても、見あきる事がありません。)




 香南市には、そうした宝の山の宝庫であることを、是非知って頂けたらと、私共もこうして、行動を起こしているのです。古民家再生も、その一部分ですが、その部分だけでも、変われば、いろんなものと繋がり、連鎖反応を起こしていって、本当に個性ある、魅力ある街づくりが可能かと思うのです。


(古民家再生は、住まい手の感性で、大きく又空間を、変化させて行きます。住まい手の古民家を愛する「気」が、染み込んで行くのでしょうか。本当に不思議な古民家のパワーです。)



 今高知県にも新たな大きなうねりが、興ろうとしていますが、こうしたチャンスの時と云うものをしっかりと見逃さずに、チャレンジし行動を起こしていけたらと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生は、舞台!?

2009-07-23 22:11:19 | Weblog
如何に、名優を演じるか!



こんにちわ。久しぶりに暑い日差しに見舞われた高知県でしたが、外でお仕事をされている方々は、とにかく暑さ対策と、熱中症の対策を怠りのない様に、気をつけてくださいね~。


(熱中症予防は、常に水分の補給が、大切になります。外出時には必ず、水分の補給方法を心がけて行きましょうね。)



 今日は、香南市野市町土居で、遺跡が又また見つかり発掘調査の現場に、行っていました。そこで、竪穴式の住居の件で教えて頂きたいことがあり訪ねて行っていたのです。


(発掘現場から出てきた、平安時代の瓦のかけらです。この時代瓦が使われているのですから、何か立派な建物があったのではないかと考えられているようです。あいにく竪穴式住居跡では無いようです。)




 詳しい参考書をお借りしてきました。しっかり勉強して行きたいと思っています。


(7月26日(日)から小学生親子と大工さんで、竪穴式住居の復元工事を行っていきます。住まいの原点が、どのようなものであったかをじっくりと考えるいい機会になればと思っています。)



 ところで、タイトルの如く、「皆それぞれ、自分の人生の舞台で演じている様なもの」と言った方がいた。一生に一度の人生を、舞台で演じて生きているようなものであれば、その舞台の名優として、多くの方に、感動を与えられるような生き方をしたいと、私は常に思っています。


(一生に一度の人生の晴れ舞台ですが、御主人は人命救助で、中国の被災地で活動中で、その為に一人での結婚式を行っているのです。まさに生涯に残る名優を演じているのです。この経験が何時か輝き、活かされる日が必ず訪れるでしょう。)



 明後日の、7月の25日(土)、26日(日)の二日間150年以上前の古民家の完成見学会を行うべく、必死の追い上げの工事を行っています。古いものが新しい命を吹き込まれ、本来の美しさや、木造建築の底知れない魅力をしっかりと掴んで頂きたいと思っています。古民家のひのき舞台です。



(この漆黒の梁の貫禄が解りますでしょうか。周辺の空間をも変えてしまう凄い存在感です。いよいよ完成です是非古民家の凄さを堪能してみてくださいね~。)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

危険がいっぱい!!

2009-07-22 18:07:29 | Weblog
もしも、…! の備えに行きすぎはない!!



 こんにちわ。ここにきて、なんだか梅雨本番といった感じですね~。雨が本当に少なかった今年の梅雨時期でしたが、いまどきの雨でも農作業をしている方々に恩恵を与える雨になるのでしょうか?



 気候の変動で、作物の生育にも大きな影響を与えていないか心配は、募るばかりですね~。



 ところで今、当社も、古民家再生事業や、観光事業、飲食業などいろんな事業展開をやり始めています。
 「年もいて、そんなに苦労しなくても、ゆっくりのんびりと暮したらいいのに」と、以前はよく、身内からも知り合いからも言われました。当時は私も、「そう言われれば」と、少しは思ったことがありますが、やはり私の性分に合わずに一週間程度で、我慢しきれずに、以降は、自分が考えてよい事は行動に移していっているのです。


(苦労もなくこうした自然に親しんでいける日々で、生涯を終えていけたらとつい思ってしまいますが、良く考えたら何も社会に貢献せずに、ただただ、良い思いをして生きる事が自分の幸せに、本当につながるのでしょうか・・・。)




 人間、齢を取って行くと、「責任」が重くのしかかってきます。その責任を果たしていこうとすれば、そこには現実との戦い、格闘がつきものです。その戦いに負けない、勝利して行く為には、覚悟が必要になります。つまり、命がけの戦いです。一歩間違えば、いろんなトラブルに、発展したり会社の経営にも影響したり、人間関係がぎくしゃくしたりと、現実の戦いの勝敗によって、「信頼」を勝ち取るか「苦渋を」味わうか、大きく変わってくるのです。


(中国の大地震の時に、自らの命を賭けて救援に向かって行ったメンバーの方々です。自らの危険をも顧みずに人の命を救っていこうというこの志は、誉ある生き方をしているのではないでしょうかメンバーの一人一人も自信に満ちた幸せの人生を送っているのではないでしょうか。)




 そのように考えてみると、私達の周辺は、特に目標を掲げて進んでいく時は、「危険がいっぱい」だという事になります。しかし、あまり責任も背負い込まずに、気楽に、のんびりと暮していけば、あえて、戦う必要は、なくなります。勝ち負けを気にする必要がなくなるのです。危険からは、遠のいたかに見えます・・・・・。 が、どちらが、幸せなんでしょうか・・・。



 よく考えてみると、私達が生きていく、生活して行く上にも、周辺は危険がいっぱいです。街を歩いていても、いつ車が突っ込んでくるかもわかりません。又不規則な食生活で、体調を崩したり、生きていくだけでもいろんなアクシデントは、つきものです。



 苦労を避け、危険から身を守ろうとして、行動を自粛してしまうと、新たな危険が又、身に迫ってきます。



 仏法の格言にこのような言葉があります。「命限りあり 惜しむべからず ついに願うべきは仏国なり」 『どの様な人にも、寿命があり、必ず死を迎えます。大切な事は生きているときに、何をなしたかが大切です。平和社会実現のために、人は皆持っている仏(いかなる苦難にもひるまず人のため、社会の為に堂々と生きていく力強い生命力を出して行動している人)の命を、自ら湧きたたせて行動して行く事が、本当の自分の幸せに繋がっていきますよ』と教えて下さっているのです。


(やはり、人間は平和のため、人の幸せのために日々努力し挑戦して行くときが、一番幸せな時ではないでしょうか。そうした行動の積み重ねの中で、平和社会が実現し、守られていくのではと思っています。)




 同じように、危険がいっぱいの生き方であれば、積極的に自身の目標に向かって行動を起こし、危険を最小限に食い止める手段を、二重三重に張りめぐらして、常に前向きで、慎重な中にも、楽観主義で生きていけたらと私は思っているのですよ~。










 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

匠の技の継承

2009-07-20 11:02:02 | Weblog
日々精進…継続は力!



 こんにちは。先日行なった土佐匠会の現場実習の模様です。大工さんの匠の技も日々この様に訓練をし、師匠に指導を受けての積み重ねの中で、技も磨かれていくのです。



(匠達の実習風景です。棟梁のもと、伝統の継ぎ手、仕口の技に磨きをかけていきます。こうした技によって、家が、数百年の風雪にも耐え、また命を吹き返して存在し続けていくようになるのです。まさに匠の神技ともいうのでしょうか?!)


 私達建築士も、特に住宅建築にあっては、日々新しい技術、素材、新しい考え方など、めまぐるしく変化しているのです。自身の理想の建物を大きく掲げ、日々勉強し、努力し、研究して行かないと、遅れてしまうのです。時代は、大きく変化変化の連続で、それもスピードを速めつつ、今も進んでいます。常に動いているのです。


(やがては、世界でも大きく注目されるであろう日本の伝統工法の木造住宅を、後世にも残し、世界に広めていく為にも、技を磨き、人材の育成をして行かなければならないのです。)



 先日も、新潟県の、とあるパートナー会社の住宅の新作の発表会がありました。「郷の家」と云うのですが、私は、東京での代理店会議とダブっていましたので、社員のKさんに行ってもらいました。一泊二日の新作発表会から帰ってきた彼女は、開口一番「いや、本当に凄い!!よかったですよ~!!」と、その表情も輝いているのです。それを又どの様に、当社の家創りに、とりいれるかで、またまた忙しくなります。


(全国の住まいづくりに熱いビルダー二十数社が、一同に新潟に集っての、新作発表会の模様です。新しい考え方、いま一番、住まい手が欲しているものの提供、新たな組み合わせによる、新しい空間創り、新素材による新技術の方法等色んな分野で日々変わって来ています。勉強を怠ると、それだけ遅れてしまうのです。)



 このように今、住宅の世界最高峰のお家創りが、この日本で、どんどんと開発され、研究されているのです。世界に誇れる、こうした日本の木の文化の素晴らしさをしみじみと感じるとともに、絶対に絶やすことなく後世に伝え残していかなければと思っています。



 こんな忙しい最中に、時間をみつけ出して、たまに私は、本山の茅葺のゆずハウスに行きます。そのまま大自然の中に身を置いてただボーっとしているだけですが、底知れぬエネルギーとパワーをもらってくるのです。


(山と谷川の間に建っているゆずハウスバンガローです。周辺は一面の森林地帯です。マイナスイオンが満杯です。ここで自然と語り合いながら生き物たちの声を聞き、明日への英気を養うのです。人類は森から生まれたと言います。だから、いかなる人も何となく懐かしさを感じるのでしょうか・・・。)




 昨年の5月、ゆずハウスのベランダで思いつくままに書いた詩を紹介します。



 題名は、「秘策」です。


 ゆずハウスのベランダで フライビーンズで ビールを飲む 

 鳥たちの 出迎えの合唱を聞きながらの ビールの味は また格別だ 




 「なぜだろう?」

 いろんな鳥たちが よって来ては 私の口笛に合わせて 

 自慢の声で あいさつをしてくれている・・・・。

 いま 大きな熊バチ一匹が 出迎えのあいさつで 姿を見せてすぐ消えた 

 谷川の せせらぎの音を聴きながら 心地よい涼風に われを忘れて 

 明日からの 秘策を練る

 人々に 幸せを送る 秘策である 

 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完成間近の農家の古民家

2009-07-18 18:49:29 | Weblog
150年は優に超える民家の見学会


(この漆黒の渋い梁が天井裏に隠れていました。この存在感に圧倒されました。このなんとも言えない奥深い味わいはどこからくるのでしょうか?!威厳さえ感じる古民家の不可思議の一つです。150年は優に超えている古木の存在感は本当に悠然たるものです。)


 こんにちわ。 今月の25日~26日と完成見学会を予定している築150年は優に超える古民家のときめき再生工事が、今急ピッチで完成へ向けて進められています。このお家は、香南市野市町で、大きな蔵があり、納屋があり、大きな門構えがあり、そして、2階建てと、平屋建ての母屋に、離れの平屋建てが二棟ある、大きな屋敷です。


(見ての通り、大きな農家の古民家です。150年以前の母屋の骨組はそのまま残り、その間は、建て替えや修繕や増築を幾度となく繰り返してきて、現在にいたっているのです。)




 このお家の全面大改装の再生工事を、7か月がかりで行ってきたのです。このお家の重要な大改装のポイントがありました。


 その一つが、雨漏りです。いく棟ものお家が継ぎ合わされて、造られて来ていましたので、3~4か所から、の雨漏りにいつも悩まされていたようです。これを解消することです。


(150年以上の古民家の南側に、ブロック造平屋建てを増築していました。取り合わせの問題で、雨漏りに苦労していたようです。)




 二つ目は、耐震補強工事です。150年以上の古いお家になると、耐力壁は、ほとんどありません。そして長い年月によって、雨漏りやその原因で、腐食や蟻害の発生で、建物の強度も極端に下がっているのです。それを解消しなければなりません。



 三つ目は、部屋、特に150年以上前の平屋建ての家の室内が、非常に暗いのです。そして、田の字型の典型的な日本家屋で、使い勝手が悪いのを、便利な間取りに変えて、住みやすくすることでした。



(古民家の悩みの種は、何となく暗く、陰気な事です。これをまず解消しなければなりません。そうです!「明るくする」ことです。 そして、冬の寒さを解消してあげる事です。その絶対的な断熱工法を持ち合わせていなければ、長い間住まい続けて、喜ばれて行く事が出来ないのです。)




 そして四つ目ですが、夏は、涼しいが、冬非常に寒いので暖かくすることでした。



 最後の五つ目は、エネルギー消費を出来るだけ少なくして光熱費を押さえ、なおかつ、室内と外部空間の融合、つまり外部空間の室内への取り込みをして、立地環境を生かすことです。



(増築、建て替えの連続で、どうしても取り合い部分が大きな雨漏りの原因になっています。それは家の腐食や、白アリの繁殖の原因になってきますので、そうした原因の撤去や対策をしっかりして行く必要があります。そして、それは、どれだけ目に見えない部分に二重三重の手を加えていき、細やかな手だてが必要になってきます。そして、周辺環境とのマッチングと合わせて、室内にその外部環境をいかに引き込むかです。大変大きな課題ですが、それを可能にするのが古民家の底知れぬパワーでしょうか?!)




 こうした、5項目にわたる課題を解消すべく、再生工事が始まって行ったのです。古民家再生には、匠の技が、絶対に必要になります。いや、この技如何で、出来上がりが大きく変わってきます。



 創り手の感性と、匠の技と、そして、住まう側の要求で、作り上げられて行くのです。ここが、少し新築物件と違う所です。しかし、この少しの違いが、非常に大切になってくると私は思っているのです。


              (つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする