現代文明に洗脳されている・・・。
( 古いものの存在感が光ります・・・。新しいものの中にこそ、古いものの存在感が、いや増して輝いて、その空間を安らぎと安心の空間に変えてしまうのです・・・・。)
こんにちわ。3月も半ばを過ぎたというのに、まだまだ寒い毎日が続いていています。みなさん、風邪などひかれてないでしょうか・・・。こうした異常気候で変化の激しい時ほど、体調を崩される方が増えてきますので、どうか体調管理も万全にしていってくださいね~。
本当に最近は暗いニュースばかりです。東北地方大震災で、まだまだ多くの犠牲者が日に日に増えてきています。本当に悲しい事です・・・・。
(冬の寒さを知る人ほど、春の暖かさを知ると言います・・・・。大変な苦汁を乗り越えてきた人ほど、他人の温かみの大切さが解り、絶対に幸せになる権利があるのです。・・・そう必ずなれるのです。)
しかし、こうした悲しみの連鎖は、早く断ち切っていかなければなりません・・・。大切なことは、そうした深い悲しみを乗り越えて、一時も早く元気で活力のある日常を取り戻して頂く事です。そう云う元気を、こちらからどんどんと、発信してまいりたいものです・・・。同じ日本人家族として、困っているときは助け合い、喜びを分かち合っていきたいものです・・・・。
(助け合い協力し合って、昔のお家はできていたのです・・・。人間の大きな住まい地球家族も、やがてはこうして、助け合い守り合いながら素晴らしい地球文明や文化を創り上げていくのです・・・・。)
話は変わりますが、先日こんな話がありました。『こないだの大きな地震があって、やっぱり古民家も良いけんど、地震が心配やき、新築にしようかと思いゆう・・・。』と・・・・。
とんでもない思い違いをしているようです・・・・。現代人は、いつしか知らず知らずの内に現代文明?に、洗脳されて、何でも古いものは、新しいものにはかなわないという発想を身に着けらされてしまっているようです・・・・。
(考えて見れば、周囲は新しいものばかりに取り囲まれていますが、そこに一つ、古い昔のラジオが、右隅の椅子の上に写っていますが、それだけで、この空間を変えてしまう存在感が 、古い物にはあるのです・・・・。)
その結果として、古いものはどんどん壊したり、処分をしていっているのです・・・。それは、人間の営みの英知や記録を抹殺しているのと同じ行為で、その結果は必ず、自分自身の身に降りかかってくるのです・・・・。そうです年老いて、古くなって、あまり働きもできなくなってしまうと、物と同じように粗末に扱われていくという、人間のおかしな宿命のカルマから抜け出すことが出来ない、哀れな末路を歩んで行っているのです・・・・。・・・『古民家と、人間のお年寄り』・・・・どこか似通っているように思いませんか・・・・。私には、そう思えてならないのです・・・・。
(お年寄りを大切に大事にする国は、必ず栄えていくのです・・・・。反対であれば必ず衰退して、行って、昔の英知[自然を生かす]を生かせず、自然の猛威にさらされていくのです・・・・。)
古民家も、耐震補強工事を行えば、全く新しい新築の家と変わらない強さを発揮するのです。…いや新築の建物以上に、木材事態は、2~3割強度が増していて、金物を使わない木組みで、構造体を組み上げているので、100年も200年も長期間での強さを比べると、圧倒的に古民家が、新築よりも強くなってくるのです・・・・。
先進国のヨーロッパの方では、新しいものよりも、古い建物ほど価値が高く、300年前とか400年前の建物が大切に扱われているのです・・・・。そうした古い建物の屋根部分は、ほとんどが数百年たった木造で、出来ているのです・・・・。
いまこそ、日本人も本来の自国の昔の文化を、古いものをじっくりと見直してみる、そして、お年寄りを大切にする最高の文化を、早く取り戻し、創り上げる時期を迎えているのではないでしょうか・・・・。
(人間が、幸せに生きていくためには、便利や快適性だけでは、 行き詰ってしまいます・・・・。そこには必ず精神性が必要になってくるのです。古民家にはその精神性が、ぎっしりと詰まっているのです・・・・。)