小原二郎先生から、素晴らしいプレゼント!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/63/c4234b437e7f8c423291fb666cf56210.jpg)
今日は大感激です。建築界で私が、最も尊敬する千葉工業大学の常任理事・小原二郎先生から、非売品の『私の随筆集』(P127)を頂いたのです。 私ごときに、本当にありがたいことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/56/b3abead7e744e44f7a56ce43ec866a56.jpg)
冒頭には、このように書かれていました。 随筆集 ー感謝の気持ちをこめて
と・・・・。 小原先生の至誠が冒頭からあふれています。 次のページに
お礼の言葉 としてこのように書かれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/1c/6ee005e293a0704589f5b07c57070128.jpg)
感涙抑えがたきお言葉なので、そのままご紹介します。
『私は、平成20年11月で92歳になりました。そんな高齢なのに千葉工業大学に籍を置かせていただいています。何の役にも立たない私のような者が、このような厚遇を受けていることはひとえに大学当局の格別のご厚意によるもので、それに応える感謝の言葉もありません。
ここで私の来し方を振り返ると、学生、兵役、学生、兵役の二度の繰り返しが終わった時は29歳でした。それ以降は教師として3つの大学で63年間勤務させていただいて今日に至りました。 その間は大変順調で、幸福な人生を送ることができたと考えています。 それは無能な私を親切に支えて下さった多くの方々の好意があったお陰です。余命いくばくもない今日に到って、私はそれらの方々のご恩恵に対して何らかの形で謝意を表する必要があることに、ようやく気がつきました。
私はこれまで多くの著書を刊行してきましたが、それらはみな、専門書ばかりでしたから、関係のない方々に感謝の気持ちを知っていただくことができませんでした。 ところで現在私の手元に雑事を書いた原稿がたまっています。その中の一部を、お読みいただけば、私を応援して下さった方々に、その甲斐があったと喜んでいただけるだろうと考えました。この随筆集はそうした趣旨でまとめたものでございます。
お暇の折にお目通しいただき、私の感謝の気持ちをくみ取っていただけましたら、これに過ぎる喜びはありません。本当にありがとうございました。
平成二十一年一月 小原 二郎
以上の内容でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/5b/6d3e6438703324fbfd94c8855ab106ed.jpg)
(新村 出先生です。広辞苑を著作された小原先生の師匠の大先生です。)
本当に、頭の下がる素晴らしい大先生です。小原先生の師匠であられる74年前の新村 出先生の京都大学での定年講義を彷彿させ、それが二重写しになって私の心に迫ってきます。師弟の素晴らしさを再び教えて頂いた小原先生に心から感謝申しあげます。 本当にありがとうございました。
小原先生については、昨年何回かご紹介をさせていただきましたが、知らない形見いるかと思いますので簡単に略歴を皆さんにお知らせしておきます。古民家ときめき再生の事業のきっかけは、先生の法隆寺のはなしの中で『木は切り倒されてから、200年から300年にかけて2割から3割強く硬くなる・・・。』との先生の調査結果から、ヒントを頂き、木材の素晴らしさを教えて頂きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1d/a427e193339be4e82701d9c0b94acd01.jpg)
1916年 長野県生まれ、 京都大学卒業。 千葉大学工学部建築学科教授、工学部長を経て名誉教授。 現千葉工業大学常任理事。 農学博士。専攻は人間工学、住宅産業、木材工学。日本インテリア学会名誉会長。日本建築学会賞(論文)、勲二等瑞宝章、みどりの文化賞、日本建築学会大賞を受賞、日本建築学会名誉会員。日本人間工学会名誉会員。著書は「インテリア大辞典」「インテリア学辞典」「法隆寺を支えた木」ほか多数。
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今日は大感激です。建築界で私が、最も尊敬する千葉工業大学の常任理事・小原二郎先生から、非売品の『私の随筆集』(P127)を頂いたのです。 私ごときに、本当にありがたいことです。
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冒頭には、このように書かれていました。 随筆集 ー感謝の気持ちをこめて
と・・・・。 小原先生の至誠が冒頭からあふれています。 次のページに
お礼の言葉 としてこのように書かれていました。
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感涙抑えがたきお言葉なので、そのままご紹介します。
『私は、平成20年11月で92歳になりました。そんな高齢なのに千葉工業大学に籍を置かせていただいています。何の役にも立たない私のような者が、このような厚遇を受けていることはひとえに大学当局の格別のご厚意によるもので、それに応える感謝の言葉もありません。
ここで私の来し方を振り返ると、学生、兵役、学生、兵役の二度の繰り返しが終わった時は29歳でした。それ以降は教師として3つの大学で63年間勤務させていただいて今日に至りました。 その間は大変順調で、幸福な人生を送ることができたと考えています。 それは無能な私を親切に支えて下さった多くの方々の好意があったお陰です。余命いくばくもない今日に到って、私はそれらの方々のご恩恵に対して何らかの形で謝意を表する必要があることに、ようやく気がつきました。
私はこれまで多くの著書を刊行してきましたが、それらはみな、専門書ばかりでしたから、関係のない方々に感謝の気持ちを知っていただくことができませんでした。 ところで現在私の手元に雑事を書いた原稿がたまっています。その中の一部を、お読みいただけば、私を応援して下さった方々に、その甲斐があったと喜んでいただけるだろうと考えました。この随筆集はそうした趣旨でまとめたものでございます。
お暇の折にお目通しいただき、私の感謝の気持ちをくみ取っていただけましたら、これに過ぎる喜びはありません。本当にありがとうございました。
平成二十一年一月 小原 二郎
以上の内容でした。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/5b/6d3e6438703324fbfd94c8855ab106ed.jpg)
(新村 出先生です。広辞苑を著作された小原先生の師匠の大先生です。)
本当に、頭の下がる素晴らしい大先生です。小原先生の師匠であられる74年前の新村 出先生の京都大学での定年講義を彷彿させ、それが二重写しになって私の心に迫ってきます。師弟の素晴らしさを再び教えて頂いた小原先生に心から感謝申しあげます。 本当にありがとうございました。
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小原先生については、昨年何回かご紹介をさせていただきましたが、知らない形見いるかと思いますので簡単に略歴を皆さんにお知らせしておきます。古民家ときめき再生の事業のきっかけは、先生の法隆寺のはなしの中で『木は切り倒されてから、200年から300年にかけて2割から3割強く硬くなる・・・。』との先生の調査結果から、ヒントを頂き、木材の素晴らしさを教えて頂きました。
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1916年 長野県生まれ、 京都大学卒業。 千葉大学工学部建築学科教授、工学部長を経て名誉教授。 現千葉工業大学常任理事。 農学博士。専攻は人間工学、住宅産業、木材工学。日本インテリア学会名誉会長。日本建築学会賞(論文)、勲二等瑞宝章、みどりの文化賞、日本建築学会大賞を受賞、日本建築学会名誉会員。日本人間工学会名誉会員。著書は「インテリア大辞典」「インテリア学辞典」「法隆寺を支えた木」ほか多数。