昨日、ニュースで何度か伝えられました、JR九州の長崎本線肥前竜王駅で、特急「かもめ」号同士が、同じ線路に進入し、あわや正面衝突!という重大インシデントが発生しました。
ニュースでは、急停車したとか、断片的な情報が報道されていますが、鉄道の安全システムを根本から疑うべき重大なインシデント(事故には至らないが事故に準ずる重大な誤り)です。
というのは、停車場構内は、同じ線路(構内の線路・番線とも)には一列車しか入れない根本的な思想というか決まりがあります。
これを侵して、一線に列車。しかも一方は前方に列車停止中を視認しての急停車、と伝えられています。
時系列での動きがよく分かりませんが、関係列車は、博多発長崎行きの、かもめ19号、第2019M列車。もう一方は長崎発博多行きのかもめ20号、第2020M列車。
ダイヤではこの二列車、肥前鹿島駅で行き違い(営業停車)でした。
しかし、かもめ19号が肥前竜王駅の場内信号機付近で異音検知の為、停止し、そのため遅延整理で、かもめ20号を肥前竜王駅まで運転し、1番線到着。
この間にかもめ19号の安全確認が終了し、運転再開したところ、同じ1番線にかもめ20号が停止中であるを視認し、非常停止。
そのため、かもめ19号とかもめ20号が同じ線路(構内線路の信号区間)に在線する状態となり、ニュース映像の光景になった様子。
今のところ、判明しているのは、JR九州の運転指令とかもめ19号の運転士との間の連絡で、正確な場内信号機に対する停止位置の認識誤りがあり、構内信号扱いを手動にしたために、本来なら、進路構成ができているかもめ19号の進路に違反して、かもめ20号を1番線に進入させたことによるものらしい、とのこと。
5月23日の中日新聞記事からです。
運輸安全委員会の鉄道事故調査対象になり、早速調査が始まりました。
そのため迂闊なことは書けませんが、信号扱い(進路構成などのこと)を手動扱いにしたのが、遠因ような気がします。自動であれば、かもめ19号が場内信号機の1番線線路列車検知位置を踏めば、構内の進路は固定され、かもめ20号の1番線進路構成はできないはずです。
今回は、急停車で衝突事故には至りませんでしたが、運転事故には相当します。閉塞違反の事例。
信号扱いには、鉄ヲタの私、関心が深い分野ですので、余計に気になります。
ニュースでは、急停車したとか、断片的な情報が報道されていますが、鉄道の安全システムを根本から疑うべき重大なインシデント(事故には至らないが事故に準ずる重大な誤り)です。
というのは、停車場構内は、同じ線路(構内の線路・番線とも)には一列車しか入れない根本的な思想というか決まりがあります。
これを侵して、一線に列車。しかも一方は前方に列車停止中を視認しての急停車、と伝えられています。
時系列での動きがよく分かりませんが、関係列車は、博多発長崎行きの、かもめ19号、第2019M列車。もう一方は長崎発博多行きのかもめ20号、第2020M列車。
ダイヤではこの二列車、肥前鹿島駅で行き違い(営業停車)でした。
しかし、かもめ19号が肥前竜王駅の場内信号機付近で異音検知の為、停止し、そのため遅延整理で、かもめ20号を肥前竜王駅まで運転し、1番線到着。
この間にかもめ19号の安全確認が終了し、運転再開したところ、同じ1番線にかもめ20号が停止中であるを視認し、非常停止。
そのため、かもめ19号とかもめ20号が同じ線路(構内線路の信号区間)に在線する状態となり、ニュース映像の光景になった様子。
今のところ、判明しているのは、JR九州の運転指令とかもめ19号の運転士との間の連絡で、正確な場内信号機に対する停止位置の認識誤りがあり、構内信号扱いを手動にしたために、本来なら、進路構成ができているかもめ19号の進路に違反して、かもめ20号を1番線に進入させたことによるものらしい、とのこと。
5月23日の中日新聞記事からです。
運輸安全委員会の鉄道事故調査対象になり、早速調査が始まりました。
そのため迂闊なことは書けませんが、信号扱い(進路構成などのこと)を手動扱いにしたのが、遠因ような気がします。自動であれば、かもめ19号が場内信号機の1番線線路列車検知位置を踏めば、構内の進路は固定され、かもめ20号の1番線進路構成はできないはずです。
今回は、急停車で衝突事故には至りませんでしたが、運転事故には相当します。閉塞違反の事例。
信号扱いには、鉄ヲタの私、関心が深い分野ですので、余計に気になります。
ATSが無いのでしょうか? 場内信号は当然停止でしょう。
それと、この駅で行き違いをさせるなら、上り20号を本線に入れなければオカシイでしょう。写真を見ると安全側線が写って居ます。上り下り逆と思うのですが?
この肥前竜王駅は一線スルーと呼ばれている、通過列車は、上下本線に係らず、直線側の線路を通行し、速度を落とさずに通過できる構造となっています。
この日は、運転計画変更で、ここで、この両列車は行き違いとさせるため、先に停車場に入ることになった、博多行き上りの20号が、待避線とされる右側の下り本線に入ったとのことです。
ATSは当然ありますが、そもそも同一線路に二列車は入れないような、システムロジックがありますので、そこをどう破ったのかが、大きな関心事です。