京都市は約1200年前、四神相応(ししんそうおう)の盆地に造営された計画都市、「平安京」が始まりです。その四神で北の玄武は山や丘を司るものとされ、京都を代表する川である「鴨川」の源流もあります。
その鴨川の源流部「雲ヶ畑」。京都の町中から狭く細く曲がりくねった道を通り、意外に近いところに山奥の里が広がります。都に近いこともあって、かつては大原のように隠里でもあったそうです。
雲ヶ畑へは京都バスが現在は1日4往復通っており、上に書いた通り当然狭隘路線。京都バスがスルッとKANNSAIに入った頃に3dayチケットで乗ってきました。もう8年ほど前の画像からです。
出町柳駅で。発車前の37系統、岩屋橋行き。この車両も既に廃車になってます。
終点の岩屋橋はこんな感じ。雲ヶ畑の中心部を過ぎ、周囲は殆ど何もありません。かつては京都の奥座敷であっただろう雰囲気の料理屋さんが数軒並んでいます。
バスの折返し時間が10分少々であまり遠くまでは歩けませんでした。京都の水の守り神である志明院への道から、岩屋橋バス停の方向を望む。
志明院へは、岩屋橋からこんな感じの道を約1.5km、それから長い石段を登ります。
岩屋橋停留所標識。
順番は逆で、岩屋橋停留所へバスが到着したところ。マイクロバスサイズの車両ですけど、三条京阪発着だった頃には、短い車体の大型車で走っているのを見かけております。
これ撮影したのは、2003年12月。中古のデジタルカメラを使いはじめて二回目の撮影で、岩屋橋での撮影はブログでボツにした1枚と合計5枚だけでした。画像の容量がきちっと把握できず、フィルムカメラの用に撮影は小出しでした。
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あれから8年。この雲ヶ畑への京都バスも2012年春に廃止を表明しており、今後の成り行きが気になります。
乗車当時は岩屋橋まで来る便が片道で6回はあったかな。当時は2台使用で、他に朝ラッシュ輸送で高橋(たかばし)折返しの便があり、私の乗車した出町柳発13時台の便でも10人くらいは乗っていました。
今は1台で4往復全てを運用。しかも出町柳発着は2往復のみで、朝の岩屋橋行きは高野車庫からの出庫系統、逆に夕方の岩屋橋発は高野車庫行きの入庫系統。昼の一往復は北大路駅前発着で、出来る限りの運行費圧縮を感じさせるダイヤです。
お約束どおり、「京都ネタ」と言うことで、釣られてみました。
しかし、「バス」のお話で、中々絡み辛いものがあります。
「2012年春に廃止」という事ですが、住民の方は、廃止後どうなるのでしょうか・・・。
車を、持って見える方はいいのでしょうが、心配ですね・・・。
バスネタにされちゃいましたが、この画像ではそう感じられますね。
京都にもこんな山中がある、ということで記事を書きましたけど、肝心の写真をあまり撮りませんでした。
廃止後は、公共交通完全廃止という選択肢もあり得ます。
京都バスとして運行している間に再び、岩屋橋まで行ってみようと思ってます。