mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

京都バス37系統雲ケ畑線の廃止代替はジャンボタクシーで

2012年02月14日 | バス

 本日の京都新聞web版配信記事からです。昨年5月明らかになった京都市の中心部と北区の雲ケ畑地区とを結ぶ京都バス37号系統が、今年3月末をもって廃止されることにともない、4月から新たな生活交通を運行させることとなったそうです。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120214000057

 2月12日に行われた地区住民の代表者が集まる総会で決定したとのこと。運行内容は。ヤサカ自動車に業務委託し、9人乗りのジャンボタクシーが、北大路駅~雲ケ畑岩屋橋の間14.5kmを1日2往復。

 運行主体は雲ケ畑地区の振興会が運営。運行経費は、京都市の敬老乗車証交付金と、過疎地域の交通を維持するための国の補助金を活用するとのこと。そして収入の約3割は乗客の運賃負担でまかない、不足分が発生した場合は住民負担となる。土日祝日は観光客やボランアティア?の乗車もあるとみて、地域外の方も気軽に利用出来る様にPRにつとめる、とのこと。

   ◇   ◇   ◇

 京都バスの路線ということで、大変気になる事で昨年早速弊ブログで記事にしました。こちら。この雲ケ畑地区は元は北山杉など林業や炭焼が盛んな地域でしたが、産業構造の変化で徐々に衰退。雲ケ畑を冠称する三つの地区(中津川、中畑、出谷)の平成24年1月1日現在の住民基本台帳人口では82世帯182人と、過疎が進んでいる地域です。

 ここを走る京都バス37号系統雲ケ畑線。私が京都バスの路線を知った頃は、大形バス(長さの短いタイプ)で一日7往復以上は走っていました。しかし今世紀入ったころに6往復に減り、今は車両一台で運用するために4往復。そして一便あたり2.1人の利用者で、路線バスとしては相当厳しい状況です。

 昨年に京都バスから廃止が表明され、京都市歩くまち京都推進室などと地元が代替交通について、協議が続けられてきたとのこと。結局ジャンボタクシーで1日2往復ですか。運賃が幾らになるか分かりませんが、現状の輸送状況でギリギリの内容ですね。2往復でもどんな運行時間帯で運行するのかで、利便性は変わります。

 でも観光客等の利用も少しながら目指しているとの事ですけど、2往復では利用が限られる恐れがありますし、なにかの事情で9人乗りが定員に達した場合はどうなるのか。その辺りが気になるところです。

 2003年の雲ケ畑岩屋橋で。

Dscf0014

 昨年の弊ブログ記事にも載せました、今回の廃止区間です。

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 廃止区間だけでしたら上賀茂神社発着でもできそうですが、それではあまりにも不親切。やっぱり地下鉄の駅までつなぎたいですね。

 なにはともあれ、雲ケ畑地区の生活交通は守られました。そこで。廃止される京都バス37号系統。もう一度乗ろうかな。でも廃止目前になると、またぞろファンの方で込み合うだろうな。あの狭隘区間は凄かったです。


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4 コメント

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おはようございます。 (パレット・ブルー)
2012-02-15 10:21:28
おはようございます。
「京都ネタ」という事で、お約束どおり釣られてみました。
採算性と利便性というものは、中々合致しないもので、相反するものなのでしょうか。
生活の足という点で、死守していくべきものもありますね。
観光だけの点から言えば、料金が多少割高になっても、我慢すべき事もありますね。
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コメント、有り難う御座います。 (kisomitake)
2012-02-15 14:20:38
コメント、有り難う御座います。

ネタの場所は京都ですけど、交通(バス)ネタですよ~。
バスもそうですが、サービス享受者(つまり利用者)の充足感と、サービス提供者側の採算性とは必ずしも吊り合わないことが多いですね。
地域の公共交通をどう確保するのか、という問題はなかなか奥が深く、しかも思想によってはそのレベルが変わってきます。
ただ社会の装置である以上は、多少の公共費用としてつぎ込んでもいいのではないでしょうか。

それと観光の点で、いまは観光客向けの高い料金では、お客さん付いてこないです。
地道に地元の方に使って頂けるような形となるべきですね。
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実はバスで雲ヶ畑まで行ったことがありません・・・。 (ボンバーげん)
2012-02-16 19:04:55
実はバスで雲ヶ畑まで行ったことがありません・・・。
まだ10代の頃、自転車で行ったことがあります。岩屋橋まで上り60分、下り10分だったような・・・。

さすがに雲ヶ畑のバスは民間事業者ではきつい気もします。実際のサービスの代替バスのサービスがどうなるか、気になるところですね。
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コメント、有り難う御座います。 (kisomitake)
2012-02-17 01:54:13
コメント、有り難う御座います。

その前に。あの~、自転車で岩屋橋からの帰り、10分とは、タイプミスではないですか?
いくらなんでも・・・。

雲ケ畑は谷筋の事実上行き止まりの道。
こんな谷筋の集落は、他に京都市内でもありますけど、バスは走っていないですね。
タクシー車両なら経費を最小限に抑えられそうですが、輸送力はかなり限られます。
また谷筋ですので、デマンド運行にも適さないので、一般路線の形でギリギリ実現できそうな気はしますね。
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