mitakeつれづれなる抄

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緊急地震予報で広い範囲で震度7の誤報

2016年08月06日 | 気象・自然など
 ちょっと作業が立て込んで、暫くブログ投稿を休んでしまいました。ブログ投稿を数日休むと、「何かあったか?」と心配される向きもあるので、あまり間隔を空けることはできません。
 この暫く休んでいた間に、非常に気になる出来事がありました。8月1日の夕方、緊急地震速報の予報が誤報であったそうです。
 8月1日の夕方、ツイッターで、「緊急地震速報は誤報だったのだね」という発言がありました。
 そんな緊急地震速報は受信していませんし、防犯用で点けっぱなしのNHKラジオからも警報は無し。
 ツイッターでの発言で「誤報」ということで、何も起きませんでした。

 調べたら、確かに緊急地震速報の予報は発表、というか出ていたそうで、それが実は誤報だったというもの。

 ツイッターのフォロワーさんの中には、実際にこの緊急地震速報予報を得た方がいて、その予報震度たるやとんでもないもの。
 画像を保存しておきました。


 こんな広い範囲が震度7になるような地震が起きうるのですか。
 実際にそうだったら、日本沈没レベルです。

 なぜこんなことが起きたのか、気象庁で調べたら、千葉県富津市の震度計で異常なノイズを、地震動として検知し、その波形から地震解析をし、こんな震度分布が起きる地震とのことで、緊急地震速報の予報を発表した、ということだそうです。
 この緊急地震速報には予報と警報があり、「予報」は高度利用者向けの情報で、一刻も争う現場での情報、「警報」は一般利用者向けの情報で、エリアメールやテレビ・ラジオでの緊急地震速報です。
ウェザーニュースより。緊急地震速報の気象庁誤報 なぜこうなったのか?

 「予報」は特異な地震波を検出したら、直ちに発表するもので、どこか一か所の地震計で感知すれば、秒単位以下の時間で報知されます。
 対して「警報」は二か所以上の地震波から解析するもので、二か所以上から、チェック機能が働き、誤報はある程度防げられますが、「予報」はストレートに発表するので、誤報もありうる、ものだそうです。

 スマホのアプリの中には、この緊急地震速報の予報を契約者向けに情報を流すアプリがあるそうで、それが上記の画像です。

 ではなぜ、誤報となったのか、調べたら、その時刻の頃、富津市付近は極々狭い範囲で発達した雲。
 つまりは雷雨、豪雨ですね。
 落雷の衝撃が地震計を動かしたのか、雷ノイズが地震計記録に影響したか、です。

 この地震計は大変精巧なもので、近くで交通事故があっただけで、地震動として検知するそうです。

 この誤報では、誤報ゆえに何事もありませんでしたが、やがては大きな地震があるでしょう。
 その日のための予行演習だとすれば、それでよいのかもしれません。

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