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パンドラの箱・その2

2010-08-10 | ニュース 社会
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神戸市の「125歳」住所は29年前から公園

神戸市の「125歳」住所は29年前から公園

100歳以上の所在不明者の事件が全国に飛び火してきたが、さすがは大都市・神戸。ダントツの105人、これ以外にも今年に入って介護保険を使っていない人が22人いるというから127人が不明ということか。不思議なのは何処の市町村でも神戸市の高齢福祉課に相当する部署があるようなのに、大部分の市町村が東京都の問題が発覚するまで縦割りの弊害で何もしていなかったということだ。それと、記者会見での悪びれた様子がまったく感じられないということ。まるで発覚したことが迷惑だといわんばかりに。

●神戸市が発表した100歳以上で住民基本台帳の所在地に居住していない高齢者は105人。しかし、市内の9区役所は区内の所在不明者を把握したのに、同台帳を変更していなかった。1995年の阪神大震災後、独居高齢者の増加や孤独死が社会問題になった同市で、新たな高齢者に関する問題が浮上した。「125歳の女性の居住地は公園になっていました」。神戸市は午前10時15分から、記者会見。高齢者を担当する高齢福祉課の広瀬万希子課長ら4人が、これまでの経緯について説明した。これほど多くのお年寄りの所在が未確認だった理由について、「部署間の連携ができていなかった」と釈明を繰り返した。「怠慢では」との質問には「問題を改善していきたい」と答えるだけ。近く、調査結果を公表する考えを示した。

読売新聞の記事より引用した。何処の市町村でも足を使うしんどい仕事はボランティアの民生委員頼りだということだけは良く分かった。役人は空調の行き届いた部屋からは出ないという不文律でもあるかのように。昨日のテレビで評論家の勝也氏が「公務員は働いても働かなくても給与には差がつかないから」とこの問題を分析していたが、まったくその通りだ。

今日の一枚も、「おのぼりさんの東京日記」です。

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