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輪旅 御柱祭・神代桜・新府桃源郷を訪ねる!!

2010-04-13 06:53:18 | 自転車旅
《輪旅 御柱祭・神代桜・新府桃源郷を訪ねる!!》

 天下の奇祭、諏訪大社の御柱祭へ行ってきました。圧巻は、山出しの木落とし坂・・・氏子が御柱に乗って坂を下る・・・それは死人も出るという壮絶な神事でした。

 先ずは動画でも・・・
http://zoome.jp/nosanjin/diary/70/

 諏訪大社は、上社の前宮と本宮、下社の春宮と秋宮の四つから成り、それぞれの神殿の四隅に四本の御柱が建てられる。結果、16本の御柱が運ばれることとなる。

 特に凄いのが下社の木落とし坂・・・その斜度は35度とか・・・そこを御柱に乗って下ろうという氏子の心意気は凄すぎる。まさしく神がかりである。

 今回走ったコースはこちら・・・
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=8a8a79f57db665353a104125aa07ba0e

 御柱祭のホームページより・・・
 信州・諏訪大社では七年に一度の寅と申の年に宝殿を新築し、社殿の四隅にあるモミの大木を建て替える祭りを行います。この祭りを「式年造営御柱大祭」、通称「御柱祭」と呼び、諏訪地方の6市町村21万人の氏子がこぞって参加する天下の大祭です。

 七年に一度、おいそれとは見にいけない。今年こそは・・・万難を廃し、前夜に下諏訪へ入る。早朝、5時に起きて木落し坂へ向かう。前回は、坂の上からであったため、御柱の全容を見ることができなかった。今回は、坂の途中の最前列に陣取り、この目に焼き付ける思いで臨んだ。

(これが木落し坂の全容)

 木落し坂の対岸には有料の桟敷が・・・一番良い場所は五千円とか。それぞれがベストの場所を見つけようとうろついている。まだ6時間前・・・こんなに早くから待った祭りもないような気がする。その分、気分が徐々に高まっていくのが楽しい。

 11時頃、仲間7人が到着。早速、確保した場所へ案内をする。御柱祭は初めてとのこと・・・目の前で、その凄い神事を体験していただければありがたい。お神酒をいただきながら再会の話題に花が咲く。

(この坂を御柱に乗って下る!)

 いよいよ木落しの時間・・・気分は嫌が上でも盛り上がる。先ず、長い引き綱を持て氏子達が坂を下る。次に進軍ラッパ、木遣りと続く・・・やがて御柱に乗って下る若者の挨拶が・・・木の先端に立ち、大きな拍手と歓声の中で意気込みを語る。一世一代の名誉・・・諏訪大社の氏子ならではの心意気か。

 御柱は、徐々にせり出し、後部で留めてあった綱が斧で断ち切られると、御柱は一気に坂を下っていった。それに従って、前掛け姿の氏子たちも駆け下っていく。時間にして数秒・・・この瞬間に掛ける氏子たちの情熱・・・昔、日本人が心の奥底に持っていた魂・・・だと感じた。

(注連掛にて木遣りを!)

 二本の木落しを見てから帰路に着く。祭りの後の余韻・・・気分の高揚がなかなか収まらない。道を曳行してゆく御柱と一緒に歩く。注連掛では、先に落とされた御柱の上に氏子が乗り、木遣りを披露していた。

 その後、下社春宮と秋宮に参拝し、湖畔沿いに走って今宵の宿「民宿・すわ湖」へと向かった。