Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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輪旅 大垣輪中堤&桜回廊を走る!!

2010-04-05 07:11:07 | 自転車旅
 大垣市が桜回廊50kmという構想を打ち出しました・・・
早速、その一部を自転車で巡って来ました。

http://zoome.jp/nosanjin/diary/69
 凄いのが大島堤辺り・・・桜のトンネルが延々と続いていました。

 輪中・・・鎌倉時代末期の元応元年(1319年)に、標高が低いために高潮などによる水害に苦しんだ農民たちがそれまで下流側に堤防が無い「尻無堤」に堤防を追加し集落全体を囲う最初の輪中である高須輪中が完成した。その後周辺の集落もこれに習い、周辺地域には数十の輪中が形成された。木曽川や長良川の強力な水流が作りかけの堤防を流してしまうことも多かったとか・・・

 三城公演より東中之江川に沿って堤防の上を南下する。長沢を過ぎ、新幹線の下を潜る。公設卸売市場の北側を通り、クリーンセンターの西側に出る。神明宮の辺りの風景に感動・・・


(輪中堤を走る!)
 水門川との合流点は遊水地となり、釣りを楽しむ人もいた。名神高速道路を潜り、更に南下。横曽根で牧田川と水門川が合流する。ここより向きを変え、牧田川の左岸を遡って行く。正面には残雪に覆われた伊吹山が・・・冷たい向かい風に難儀をする。

 養老鉄道の橋梁下で休憩。しばし自転車談義に花が咲く。ここより杭瀬川の左岸となり、北上を続ける。高速道路の下を潜り、杭瀬川スポーツ公園の東側に出る。ここより少しの区間は工事中であった。新幹線を再び潜る。

 旧国道21号に架かる塩田橋の袂を過ぎ、未舗装の堤防上を走る。ここより桜回廊の始まり・・・太いタイヤのグリップを効かせ、豪快に走る。


(昔懐かしい橋)
 養老線と東海道線が交差する辺りに昔懐かしい橋が現れる。ヤラセ?写真を撮り、笠縫の堤防に上がる。ここあたりは公園として整備され、とても走りやすい。無人の東屋を見つけ、ランチタイムとした。

 国道のバイパスを潜って、再び、未舗装の堤防へ上がる。河間より東赤坂駅の間の道はすっきりとしない。駅の北辺りより明瞭な輪中堤が現れた。赤く舗装された遊歩道を辿ってゆく。


(桜トンネル)
 桜はほぼ満開・・・花見には寒すぎるせいか、宴会のお客は居なかった。互いにお喋りを楽しみながら、桜トンネルをひた走る。ライスセンターを過ぎたところで道は矩形に曲がる。その先、二つの道路はアーチ状の橋で跨ぐため、道路横断の心配は必要がなかった。

 平野井川が横を流れるようになり、曽根城公園の辺りで南方向に向かう。ちょっとした池は、昔の堤防決壊の痕跡で、切れた堤防の先は大きく地面がえぐられるという。

 堤防の上と下、二重に植えられた桜は迫力がある。まさしく桜のトンネル・・・土手の中間で宴席を設けるグループが多く見受けられたが、雑踏というような状態ではなかった。

 大垣輪中の大島堤というのか、経済大学までの間が圧巻であった。開発町の辺りで堤防から離れ、ソフトピアの塔を目指して南下。スタート地点の三城公園へと戻った。

 距離にして35kmほど、お花見ランとしては丁度良い距離であった。このコースの良い点・・・メインとなる道路や鉄道をアンダーパスでやり過ごせること。大勢で走る場合、車道の横断が嫌なものである。大垣市が桜回廊50kmという構想を打ち上げたとか。大きな町の外周をノンビリと走れるコースがあれば、そこに住む方は幸せである。ウォーキング、ジョギング、マラソン、サイクリング等の常設コースにしていただければありがたい。