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しかし、毎回会場前から並ぶとあって、モタモタと出遅れた私たちが到着した頃には既にダンボールいっぱいのビデオや本を抱えた人たちが満足気に出てくるところだった。なるほど、メジャーな作家の本はあんまり見当たらなかったけど、それでも前から読んでみたいと思っていた「本当は恐ろしいグリム童話」とか話題になって存在自体は知っていた五木寛之の「大河の一滴」とか天童荒太とか柳美里とか、入手できたので良かった。まあ読めなくても1冊50セントだったしね。
にしても、推理小説一辺倒のミーハーな私に比べ、夫の選ぶ本は渋い。島崎藤村の「千曲川のスケッチ」。うーん、学生時代に無理矢理読まされそうな1冊だ・・・。