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またもやReality Showのうちのお気に入り、
The Apperenticeのお話。
こちらは、不動産王のドナルド・トランプが、2チームに分かれた18名の参加者に課題を与え、最終的に残った1名を彼のトランプ事業団のApprentice(見習い)として雇い入れるというもの。課題で負けたほうのチームから、リーダ自身ーとリーダーが負けに貢献したと考える2人の中から1人がクビになる。全米で一躍有名となった"You are fired. (クビだ)"は、この3人の中からトランプがクビにする1人に向かって言う台詞だ。課題は、レモネードやアイスクリームをN.Y.の街中で売ってどちらが稼ぎが多かったかというような単純なものから始まり、ホテルのリノベーションやイベントの開催など胃のキリキリするようなものまで、16週かけて続く。
課題が出ると、グループではまずリーダーを選出する。リーダーは、その課題で勝った場合は次の課題でチームが負けてもクビにならないう権利を得る代わりに、負けた場合は自分がどんなに頑張ったと思ってもクビ候補のうちの1人になる。それだけ重要で、何よりトランプに自分はビジネス・パーソンとして有能だとアピールする手段なのである。第2シーズンのときには、勝ったチームのリーダーが翌週負け、でも自分としてはしっかりやった、だからクビにならない自信があると、クビにならない権利を放棄したことがあった。トランプは、もちろん彼のせいでチームが負けたとは思わないが、リーダーとして、思いつきでそんな危険なことをする人に会社は任せられない、と彼をクビにした。
過去2回の参加者は、大学や大学院を出た企業人や弁護士など学歴的にも恵まれた人が多くチームも男女別に分かれて始まったが、今回は、初めから半分は大学かそれ以上卒(Book Smart)、半分は高卒(Street Smart)、としてゲームが始まった。サラリーの面ではStreet SmartがBook Smartの3倍もあるという現状が、結果にどう繋がるか。第1回はStreet Smartが勝利したが第2回は Book Smartが勝利。
私は、仕事は好きだが自分で起業しようとまで思わないので、ひたすらトランプや参加者のビジネスに対する真剣さに、すごーい、と見ているだけなのだが、毎回、そうかー、そういうやり方・考え方があったかー、など、参考になることが多く、面白く見ている。舞台のN.Y.のトランプ・タワーも見たことだし、今後も行方が気になるところだ。