International Exotic Feline Sanctuary というところへ行ってきた。
ここは、ライオンやトラ、ヒョウやピューマといった猫科の動物を保護するために1988年に作られた非営利団体である。ここにいる猫たち(説明してくれたボランティアの人がbeautiful catsと連呼していたので猫と総称することにする)は、許可のないままペットとして飼われ虐待されたり捨てられたり、またはサーカスや施設で飼われていたのが続けられなくなったり、といった理由で引き取られてくるそうだ。1匹ずつ(もしくは引き取られる以前の境遇によりそれ以上)が専用のゲージ内に飼われ、ボランティアやインターンにより手厚く保護されているのである。
ここは普通の動物園ではないので、事前に予約をしてボランティアと一緒にまわり猫に関する色んな話を聞くことになる。あるトラはオモチャ用に入れてもらったタイヤに首を突っ込み取れなくなってしまったが何とか人の手を介して取ってもらう。しかしその痕が変なことになって(何て言ったのか忘れちゃった)冷やすためにゲージの外に冷房をしばらく置いて、治った頃に冷房を撤去しようとしたら物凄く怒ってしまったので、もう冷房も壊れてしまったのだけれどそのままにしてある、とか、毎朝ボランティアがご飯を持って行くと必ず見えないところに隠れて、ボランティアが近づいて「どこにいるのかな?」というと「バァ」と出てくる(しかもそのとき来たボランティアが全員揃わないとやらない)ヤツとか、飼い主にさんざん虐待されてすっかり人間不信に陥りここへ来て丸3年は人前に現れなかったコとか、ボランティアの猫たちへの愛情いっぱいのこぼれ話が楽しい。
元々は新聞に紹介されていたWhite Tiger(写真)を見るのが目的だったのだが、色んな話が聞けたことのほうが収穫だったかな。
ダラスからは約50マイル、1時間強のドライブ。11月27日まで。Webからも予約可能。