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時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

池上彰が伝えないこと

2014-12-29 22:12:58 | マスコミ批判
クリスマスが終わり、正月に向けた準備に忙しい今も、
パレスチナ難民はイスラエルの空爆と弾圧に苦しんでいる。


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エレクトリーク解説員
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの幹部・リズワン氏が、
「ガザ地区の封鎖の継続は、戦争犯罪だ」としました。



リズワン氏はまた、

シオニスト政権イスラエルはパレスチナの人々を服従させ、
彼らの抵抗を失敗に終わらせるため、ガザ封鎖を継続している


と述べました。


ガザ地区に居住する200万人のパレスチナ人は、
およそ7年間に渡り、苦しい生活を強いられていますが、
この厳しい状況は、シオニスト政権のガザ封鎖によるものです。


一方、パレスチナの人々の苦しみは、ガザ地区に限定されません


シオニスト政権の被占領地全域における人権侵害は、公然と行われています。

報道各社は26日金曜、ヨルダン川西岸地帯のカルキリヤ東部のアズーン地区が
シオニスト政権によって封鎖されたと発表しました。


シオニスト政権軍は、パレスチナとシオニストの衝突の中で、
シオニスト入植者2名が負傷したことを口実に、アズーン地区に攻撃を加え、
この地区を封鎖するとともに、多くのパレスチナ人の若者を逮捕しました。



シオニスト政権は、
パレスチナの人々に恐怖を抱かせるため、パレスチナの要人を逮捕しています。


パレスチナ解放民主戦線の指導者、ジャッファール氏は26日、
ベイトルモガッダス・エルサレムで逮捕されました。

シオニスト政権軍は
シオニスト入植地付近の検問所でジャッファール氏を逮捕しました。

ジャッファール氏はおよそ15年間、シオニスト政権の刑務所に拘留されていました。


ジャッファール氏を新たに逮捕したことにより、
シオニスト政権の首脳陣がパレスチナ人の元収監者の逮捕を指示しているのは明らかです。


一方、残念なことに、国際社会が反応を示していない中で、
パレスチナの人々を祖先から受け継いできた土地から追い出すなど、
パレスチナの人々を迫害する政策が、依然として行われています。




アラブ48のインターネットサイトは、次のように記しています。








「シオニスト政権軍は2日前、
ブルドーザーを使用して、
ネゲブのパレスチナの人々の住宅を破壊した。
このため、30人のパレスチナ人が難民化した」



情報筋によると、2014年、シオニスト政権は
パレスチナ抵抗運動を失敗に終わらせるため、
ネゲブ付近のパレスチナ人の住宅1000棟を破壊したということです。


一方、ハマスは、「パレスチナの人々は決して武器を引き渡すことはない。
パレスチナの抵抗運動は占領が終わるまで続けられる」と表明しています。

http://japanese.irib.ir/news/%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%
E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF/item/50823-%E3%82%A4
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池上彰氏は、ガザ地区へ向かったら、
役所の待合室に日本に感謝する絵が飾られていたという
大スクープをテレビで発表していた。







そんなん、どうでもいいわ

と私は思った。かなり。マジで。


ガザ地区には空爆によって住処や体の一部を失った人間も多い。
直接の取材が難しくても、せめて空爆の跡地へ向かうことは出来たのでは?


安全地帯の待合室に飾られている絵を報じて、何か意味があるのだろうか?
わざわざガザ地区まで行ってきて、「やっぱり日本は凄い!」と言いたかったのだろうか?


こういうアホみたいな取材に製作費を使う暇があれば(クドクド)と言いたいが、
真面目な内容のドキュメンタリーを作っても、視聴者には不評なのだろう。



ただ、この番組の中で池上がゲストに
「なぜ、このような危険な場所に?」と聞かれて
「あえて危険な場所に行かずに何がジャーナリストか」と答えた言葉は納得いかない。


池上彰はジャーナリストではなく、
観光客である。


そのへんを、自覚してほしい。


重要なのは、彼のような大物ジャーナリスト様が観光旅行に行っている間に、
海外ニュースサイトを駆使して向こうの視点から語られる記事を
大量に読むことができるということ。

最近は、北京週報やロシアNow、イランラジオなど、日本語で読めるサイトも多い。
日本の新聞社だが、赤旗や朝鮮新報も主流とは違う視点から報道をしている。


そのようなマイノリティ視点の報道と大手メディアのそれとを比較して、
時事問題を検討することが重要だ。これは自力でやるべきことで、
どこぞの「解説」番組を見て楽をすべきではないと思う。


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