時事解説「ディストピア」

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民主党・分裂の動き

2015-11-13 00:17:43 | 日本政治
気が早い右翼は「解党だ」とはしゃいでいるが、まだ党内右派が造反を企んでいる段階。


「民主党・維新の党:岡田氏、新党の動きに「軽々に」不快感

 毎日新聞 2015年11月12日 20時10分(最終更新 11月12日 21時59分)

 民主党の細野豪志政調会長と前原誠司元代表、維新の党の江田憲司前代表が11日夜、
 東京都内のホテルで会談し、自民党に対抗するため、年内にも両党が解党した上で
 新党を作るべきだとの認識で一致した。

 これに対し、民主党の岡田克也代表は12日の記者会見で
 「今、何か決めているわけではない」と明言を避けつつも、細野氏に不快感を示した。
 今後、「解党」の是非をめぐる党内の路線対立が深まる可能性がある。」
(http://mainichi.jp/select/news/20151113k0000m010059000c.html)

与党になる直前の民主党は中道左派が党を率いていて、
山口二郎氏のような左派系のブレーンがいたこともあって、
実際には左右混合型の政党なのに、左派政党であるかのように受け止められていた。
(今でも若干、そのように評価されているような気がするが)

与党になった民主党は早速、党内の左派勢力の駆逐にかかり、
鳩山、菅が下ろされた後、野田を初めとする党内右派が権勢をふるった。

この時期に尖閣諸島が国有化され、消費税増税が決定された。


そして今、党内右派が解党を目論んでいるわけだ。実際には解党ではなく、分裂になるだろう。
民主党は民主党のまま、前原達は維新の党に合流するか、新党を結成すると思われる。


忘れてはならないのは、民主党には極右政治家も多く在籍しているということ。
そのことをスルーして有田芳生氏は必死にヘイト・スピーチに反対していたということ。
(※有田氏は民主党の議員。元々彼は北朝鮮のバッシングに執心している人間だった)

薬害エイズの被害者として自分を売った川田龍平が民主党、みんなの党、
そして現在、維新の党へと籍を移し、極右政党の一員として頑張っているということ。


民主党を見ていると、「右と左の境を越えて」とか「中道」とか
「リベラル」とかいう言葉が如何に胡散臭いかがよくわかる。


実際には左派の右傾化現象に過ぎない。

あるいは左翼が妥協したり転向したりして右翼とじゃれあっていると言ったところか。

民主党ばかり非難しているが、私としては日本政治を非難するくせに
新党の結成をしようとせずにデモばっかりやっている主流左翼のほうが問題があると思う。

一昔前、みどりの党とか緑の風といった塵芥のような新党が結成され、一瞬で消えていったが、
その気になれば、新党などいつでも結成できるし、地方選挙から活動を開始しても良いのだ。
(訂正。みどりの党→緑の党。緑の風→みどりの風が正しい。本当に紛らわしい)


新左翼の系統を辿る連中に全般的に言えることだが、政党政治を何だと思っているのだろう?
現実として、左派政党の議席が増えないと簡単に強行採決されてしまう以上、
既存の政党(共産・社民)か新規の左派政党の議席を増やさなければならないのに。




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