時事解説「ディストピア」

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北朝鮮、準戦時体制に

2015-08-21 19:17:13 | 北朝鮮
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の指導者、金正恩氏は
朝鮮人民軍に対し、21日17時より戦車による攻撃準備を完全に整えるよう命じた。

聯合ニュースが朝鮮民主主義人民共和国中央ラジオの報道を引用して報じた。

これに対して韓国は、21日に明らかにされた同国国防相の声明によれば、
両国を隔てる境界線付近でおきた軍事事件に関連し、この先、状況が
エスカレートした場合は「過酷な報復」を行なうとして北朝鮮を威嚇した。

続きを読む http://jp.sputniknews.com/world/20150821/782059.html#ixzz3jRU3mYZs


今回の事件、ほぼ全ての情報が韓国軍・政府経由なので、
本当に北朝鮮が先制攻撃してきたかどうかは非常に怪しいところ。


朝鮮新報によれば、20日17時に北朝鮮政府は、
48時間以内に拡声器放送を破壊しなければ攻撃を行うと最後通牒を送っている。


逆に言えば、北朝鮮が攻撃を仕掛ける場合には、
前もって、攻撃が予告される
わけで、突然砲撃することなどあるだろうかという話。



北韓合同調査を行うべきだと思うが、最悪の場合軍事衝突に至るかもしれない。

北朝鮮としては拡声器の破壊だけを望んでいるだろうが、
韓国としては勝てる戦を見逃すはずもなく、この機会に一挙に攻め入るかもしれない。
(なにせ、近年のパク政権の反北姿勢はあまりにも強硬すぎるし、
 このような事態のために年がら年中軍事演習をアメリカと行っているわけであるし)


キューバ危機の場合、双方の国家元首がお互いに譲歩(というよりソ連が折れた)して、
何とか軍事衝突が回避されたが、今回はどうだろうか?


杞憂に終わるのであれば、越したことが無いが、
中国やロシアが北朝鮮を、アメリカが韓国を説得しない限り、
どちらも振り上げた拳を下ろしづらいのではないかと思う。


まぁ、アメリカがやめろと言えば、韓国はすぐやめるのだけれど、
最悪の場合、すでにアメリカからお許しを受けているのかもしれない。


いずれにせよ、明日、全てが決まる。

個人的にはパククネが拡声器を撤去するわけがないから、
小規模な衝突が勃発して、キリの良いところで終わらせるという
数年前の事件のようになるのではないかと危惧している。


・追記

韓国の朴大統領は21日、ソウルから約40キロの龍仁市(ヨンインシ)にある
軍の司令部を訪れ、北朝鮮側からの新たな挑発があった場合に対応できるように
態勢を整えておくよう指示した。


朴大統領は、
「私たちは、我々の兵士や他の民間人の安全を脅かす北朝鮮の挑発を容認することはできない」
と語り、北朝鮮のあらゆる挑発行為に即刻かつ厳格に対応する態勢を整えておくよう軍人に呼びかけた。


20日、北朝鮮と韓国が非武装地帯西部地域で互いに砲撃し合い、朝鮮半島情勢が著しく緊張した。
韓国側の情報によると、最初に砲撃したのは北朝鮮で、
韓国が北朝鮮向けのプロパガンダ放送のために使用している拡声器を狙ったとみられている。


なお北朝鮮は、北朝鮮軍が最初に砲撃したとの情報を否定している。

(続きを読む http://jp.sputniknews.com/world/20150821/783610.html#ixzz3jRqFEkuk)


やっぱりなというのが正直なところ。
地雷にせよ、ハッキングにせよ、証拠を提示せず
やったやったとイチャモンをつけてばっかりで何ともはや……


第二の満州事変でも起こすつもりなのだろうか?
ぜひとも北朝鮮には挑発に乗らず自粛してもらいたいのだが……
このままだと本当に本格的な攻撃が始まりそうで不安である。