自分軸と他人軸

　自分軸と他人軸　　　（２０２２年６月２３日）

　『生まれた時はみな一緒だから。大人になって、同じ人間でなくなるのは、それまでの環境のせいだ』と。
　だから、『私が今こういう状態なのは、環境が悪いせい、他人が悪いせいだ』と。

　私は「悪い人がいて良かったね。そしたら、自分の罪がなくなるから」と思うけど。

　でも、「与える者は受け取る者」というか。
　「受け取っている時、与えている」。
　「あなたはあなたが言う、“環境”や“他者”を周りの人に与えている」と。

　子どものやった事について、全部親の責任にするのは間違いだけど。
　でも、「子どもには子どもの選択する権利がある」と思うけど。
　親の都合通りには、子どもは納得しないだろうから。

　『同調圧力』とか言っている人達は、自分の意見に人に同意してもらいたがっていると。
　で、それが叶わないから『同調圧力』と言って、自分の意見に賛成ではない人達の事を非難している。

　「別にあなたの都合なんて知らないし」。

　みんな、自分が思っているほど、他人にとっては、自分の事には興味ないし、知らない。
　だから、「自分の都合を考えろ」と。
　他人がそんなに自分の事なんて、興味ないのだから。

　『それは聞いてみないと分からないじゃない』と。
　自分が人に対して、『この人はこういう考えを持っているに違いない』と思っていても。
　実際はそうではないかも知れないし。

　選択する権利があります。
　誰にとっても。

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